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カテゴリ:雑記・会話
夕子「あなた、一年二ヶ月禁煙してたなんて、知らなかった」
村松「元に戻ったよ。禁煙中にどんどん食欲は失せるし、年はとるしでね、で、6月のある時、歯医者とデイ・サービス(いただき物を届ける)で、いずれでも、『おやせになられましたねぇ』って言われたから、去年4月からほんのいっとき体調好転のきざしを覚えたのをきっかけに、それでも夏をちょっと過ぎる頃かな、ほんのひと箱、自販機で買って吸ってみたら、食欲にも影響ないし、どうせいずれ死ぬのなら、嗜好品(しこうひん)断って健康管理してもどうってことねえやと思って・・」 夕子「あなたの家(うち)訪ねた時、一本も吸わなかったから、気が付かなかった。それに今日も・・」 村松「お前さんの新築のきれいな家(うち)の壁や部屋を俺の強い口臭混じりの煙でよごしちゃならないって思って、お邪魔する時は禁煙」 夕子「公共施設もお店も禁煙だけど、バイクで朝霧なんかの時も持ってかないの ? 」 村松「うん。実は・・尾籠(びろう)な話で悪いけど、タバコのただ一つの効用は、通じの促進なんだよ。もちろん、行きつけの病院でもマグネシウムの薬もらってるけどね」 夕子「ふうん」 村松「家(うち)帰るともう、『スモーキン・ブギ』の世界。お前さんじゃないけど、もうもうたるものだよ」 夕子「イヤねぇ。あたしの口ぐせに『牛(うし)さんのため息』ってつけてたなんて知らなかった。・・ところでねえ、お昼大丈夫 ? きょうのためにお米、余分にといでおいたけど、きのうの残りもあるから、チャーハンか何かでよければ作るわよ」 村松「万一、食後気持ち悪くなったら、お前さん、そこは見事に覚えてくれて、こらえるあいだ、ほっておいてくれるから、とにかくごちそうになります」 夕子「あなたの神経症、ただ一人理解したの、あたしですものね。あの頃、これであたしにフラれるって気になったって聞いたけど、フフ、笑っちゃ悪いけど、あたし、おかしかったの。高校生だったから許してね」 村松「だって、あの当時、俺は妄想癖が凄くてね、お前さんに『あの、悪いとは思うのですけど、やっぱり将来を考えると、健康体の人のほうが・・』って、ある時、訣別の言葉を受けるの、覚悟して想像したもの」 夕子「だって、結婚後のトラブルって、例え身体は健康でも、もっと泥仕合になるのがたくさんあるでしょ。うつ病になる男の人も増えてるって言うし・・。あたし、あなたが去年体調崩して訪問断わった時も、電話で話すと、本当にしっかりした受け答えするから、神経さえ頑固ならばって、気の毒に思ったの」 村松「いや、優しいね」 夕子「あら、何んにも知らないの ? あたし、お母さんからも話を聞いたのよ。それより前にあなたがある日、話してくれたからお母さん驚いて、『あの子がもうしゃべったの ? じゃあ、あなたにフラれても、文句言えないわね』って言うから、あたし、『厚和さんと話していて、変に思ったこと一度もないのです。本人は時につらいでしょうけど、内臓系統の本物の病気じゃないから、元気な時はホントにしっかりしているところを見せてくれます』って答えたの」 村松「そうか。知らぬは本人ばかりなりだな。あ、いけない ! 協議の続きだったね」 夕子「その前にお昼、どお ? 」 村松「ごちそうになります」 ・・・・・・・・・・ 夕子「・・・・・」 村松「どうしたの ? 」 夕子「食後、調子どうかなって、聞きづらくて・・」 村松「まこと、後味良し。おかげさまで。何しろ、チャーハンだろうとドライカレーだろうと、必ず漬け物が出るだろ。これがサイコ―」 夕子「お母さんの味に近かった ? 」 村松「もちろん。近いどころか、お袋の味」 夕子「お母さんに改めて教わってから、息子の評判も良くなったのよ・・。ごめん、思い出させちゃったかな・・」 村松「これごちそうになって帰宅すると、・・しばらく味わえないなぁって・・」 夕子「んもぉ、また帰宅って・・。あ、口ぐせ出ちゃった」 村松「俺から報告。『恐竜境』最新版、本文・画像共に完成。メールまだだろ」 夕子「ちょっと待ってね」 ・・・・・・・・・・ 夕子「ああ、凄い ! ホント、全文、全画像完成ね」 村松「ホントはフォルダごと送信出来ればいいけど、どうもダメみたい。だから画像もその都度一枚ずつ挿入しないと受けつけてくれない。それと、今さら説明も不要だろうけど、画像もまだ更新用に縮小してないから・・」 夕子「いいえ、大きいままのほうが迫力あって凄いわよ。でも、カラーもきれいだし、ね、あたしのディスプレイよおく見て」 村松「あ ! フォルダ作ってある。いや、何んだか働いてる人にこれだけの手間をやってもらうと、申し訳ない」 夕子「フォトショップは、あたしに準備もないし、完成画像と制作途中ので充分目の保養になる。もうここまで来ると、ちょっとした芸術品ね。・・もうしばらく見せて」 ・・・・・・・・・・ 夕子「ねえ、聞きにくいこと聞くけど、あなた、わざとレイヤーのムラとかアラとか、残してるの ? 」 村松「む ! 鋭きは汝(なんじ)なり。更新する時は横幅だけ意識して、だいたい500ピクセル強に縮小するんだよ。それでも合成すると、特に以前のはムラが目立ってね、直すこともあるけど、どうせ一円の得にもならないから、ええい、これで終わりにすべえって・・。どっか、違和感あるのある ? 」 夕子「いいえ、これ推測だけど、あなたが神経症抱えながらも、必ず社会復帰するのは、細部にこだわらない性質が身体には幸いしてるのかなって」 村松「いやあ、鋭いね。実は30代ぐらいのある時、特撮映画の模型作ってて、どんなに精密に作っても、完成画面は正直ではないって気づいて、それでこだわり病みたいなのが消えた」 夕子「そういうことがあったんだ・・。でも飽きない。ヒル教授のハグする画像、特に甲乙つけるんじゃないけど、早苗とのハグのシーン、バックの探検車がいいわね。ん ? またあなたキャタピラ以前のまま・・でもないか。少し修正かしら・・」 村松「いよいよあら探しに移って来たね」 夕子「そんな気にしないで。あたしの視線わかるでしょ。アラ探しじゃないの。・・あたし、昔息子に全巻買いそろえてくれたプレゼントの図鑑思い出したの」 村松「オモチャ欲しがらなかったものな。ズバリ『図鑑がいい ! 』って言ったから、当時本屋ほとんど日参してた俺は喜んだもの。本体価格、二千円前後だから、クリスマスと誕生日、それぞれ買う時は一気に5冊くらい買って、届ける時のバイクの乗り心地がもう宙に浮く気分だった。でも、俺が使った可愛らしいラプトルと比べないでね」 上掲二枚とも、実はのちに私が買った同じ図鑑の改訂版。彼女の息子にプレゼントの時は、例えばブラキオサウルスは、長い首を高く伸ばしていた。私はコロコロ変わる考古学を信じないし、恐竜が進化して鳥になったなぞ、笑止である。現に、鳥は独自の祖先を持つとの説もある。さらには、恐竜の一部はかなり人類に近いところまで進化したとの仮説も有力である。 夕子「掲載画像の枚数はと、・・・・・9枚ね、凄いわね」 村松「む ! 『9』とは縁起が悪い・・」 夕子「ちょっと、こだわり捨てたんでしょ ? 」 村松「それは別のこと。前回はピタリ10枚だったからなぁ・・」 夕子「いやだわ、余計なこと言っちゃった。『サイボーグ009』もあるし、野球は9人だし、それから・・」 村松「『007』はラッキー・セブン、『ウルトラセブン』も。『8マン』もいい数字・・。弱ったなぁ」 夕子「あなたの軽自動車のナンバー知ってる ? 」 村松「え ? 知らない」 夕子「ここ伏字だけど『××××』ですよ」 村松「ええっ ! 知らなかった。最悪だね」 夕子「ナンバー良くても、事故死する人はいるの」 字数制限、もしやオーバー。お粗末。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.14 01:53:03
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