867627 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄

QLOOKアクセス解析

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Verdiさん

Verdiさん

カレンダー

お気に入りブログ

所沢オペラ「ドン・… Sheva-さん

第8回ハープミューズ… 47弦の詩人さん

LFJ2024の結果は・・… KUROうさぎさん

行け! 泡盛マイス… 泡盛マイスターさん
たくHAUSES taqkさん

コメント新着

Verdiさん@ Re[1]:3/30 東京春祭トリスタン(04/01) emigmaさんへ ああ、ヤノフスキですね。ま…
emigma@ Re:3/30 東京春祭トリスタン(04/01) ひぇっ!ヤンソンスがN響ふったんですか!…
Verdiさん@ Re:12/3 N響定期公演 (第1971回 2022年12月Aプロ1日目(12/04) NHKで録画が放送されたのを観てみました。…
うたうたい@ Re:4/23 東フィル「エドガール」(04/24) >新国でも聞くたびに以前にも増して違和…
Verdiさん@ Re[1]:演奏家のキャリアと日本(10/24) うたうたいさんへ 評価は難しいところはあ…

バックナンバー

フリーページ

ニューストピックス

2022年10月25日
XML
カテゴリ:オペラ
オーチャードホール  15:00〜
 3階正面

 ヴェルディ:ファルスタッフ(演奏会形式)
 <アンコール>
 第3幕第2場終幕 フーガ

 ファルスタッフ:セバスティアン・カターナ
 フォード:須藤慎吾
 フェントン:小堀勇介
 カイウス:清水徹太郎
 バルドルフォ:大槻孝志
 ピストーラ:加藤宏隆
 アリーチェ:砂川涼子
 ナンネッタ:三宅理恵
 クイックリー:中島郁子
 メグ:向野由美子
 新国立劇場合唱団
 東京フィルハーモニー交響楽団
 指揮:チョン・ミュンフン

 東フィルの定期演奏会、今シーズン最後の公演は、チョン・ミュンフン指揮の「ファルスタッフ」演奏会形式です。
 個人的にはチョン・ミュンフンよりは、バッティストーニを聞きたいんですけれどもね。勿論オペラでも。というよりオペラこそバッティストーニで聞きたいんですが.....今シーズン、来シーズンと、定期演奏会で演奏会形式でオペラを一曲づつやるのだけれども、どちらもチョン・ミュンフンで、今年がファルスタッフ、来年がオテロ。まぁ、いいんだけれど、やっぱりバッティストーニがいいなぁ.....
 好き嫌いの問題もあるんですけれどもね。定期演奏会じゃないですか。折角若い指揮者にポストを与えて指揮させてるんだから、もっとチャレンジングに色々やってもらっていいと思うんですよね.....チョン・ミュンフンのいい悪いの問題ではないんです。まぁ、私あんまり好きではないというのは正直ありますが......

 東フィルの定期演奏会はオペラシティ、サントリー、オーチャードでそれぞれやるので全3回。今日が最後となるオーチャード公演というわけです。お客は結構な入り。なんかさぁ、N響でも思ったけれども、仕方ないとはいえ、有名指揮者だと客がごそっと増えるっていうのもねぇ......自分もそうなんだけどさぁ......

 結論から言うと、思いの外面白かったです。やっぱりねぇ、なんだかんだ言ってもチョン・ミュンフンの年の功ですかねぇ。

 演奏会形式とはいえ、オーチャードホールの舞台前側、ピットエリアまで舞台を張り出して、そこそこ歌手が動けるようにしています。それでもオケには十分なスペースがあるのですが、中央と両脇に行き来出来る空間を作って、かなり自由に動き回るスペースを確保しているので、そこそこダイナミックな演技を出来ていました。これは、やはりオーチャードホールならではでしょう。オペラシティやサントリーでどうやったのかは分かりませんが、ここまで舞台やその周りに余裕があるとは思えませんので....
 指揮台には「居酒屋」「フォード家」といった看板が掲げられ、指揮者自身は居酒屋の主人役。大道具こそありませんが、細々とした小細工が小気味よく。確かに、ファルスタッフを知っていなければ、ピンとこないところもあるとは思いますが、そこはそもそも原作がシェークスピアですし、まぁなんとかなったんじゃないでしょうか。

 定期演奏会ですから、まずはオーケストラ。演奏会形式なのでオケは普通に舞台上に乗っているのですが、指揮台をやや前側に出して、演奏者は、普通はヴァイオリンなら客席から見て真横を向いているところ、斜め前を見る形に並べて演奏。これはオーチャードだけなのかどうなのか。それで顕著にいい悪いということはなかったとは思うのですが、全体的に演奏はよく出来ていました。特に弦がいい。強奏でもなんとかかんとか我慢して、そっくり返った金属音にならないように頑張る。ここ最近は、N響といい東フィルといい、弦が割と頑張っている感じはあります。まぁ、いつもこういうように安定しないのが難点なんですけれどもね。
 歌唱陣は、外題役が抜きん出て、というよりは安定した歌唱でしたでしょうか。最後まで保っていた感じ。あとは、まぁ.......ナンネッタ役は結構拍手貰っていたようだけれども、あまり安定はしていなかったですかね。結局、最後のフーガまで保たないんですよね、皆。ダメだダメだとは言わないけれど、演奏会形式なんだし、もうちょっと頑張ろうね。合唱は.......まぁ、あんまり歌いどころないしね。どうこういうものではないというもの。

 とはいえ、今回はチョン・ミュンフンが結果的にはうまいことまとめ上げたという感じでしょうか。前に、足し上げていっても合算以上のものにはならなかった、的な話を書きましたが、敢えてそういう言い方をするなら、1のオケを1.5倍にして、0.8の歌唱陣も1.5倍にして、ついでに自分の指揮も併せて掛け合わせた、みたいな。いや、多分この演奏会は、そういう計算づくじゃない、楽しめる演奏会であったのは確か。やっぱり計算式が思い浮かんでくるようじゃまだまだなんですよね。そういう意味でいい演奏会だったのは確か。
 個人的にはチョン・ミュンフン、そんなに好きじゃないし、それほどいいとも思ってはいないのだけれど、今回は確かに良かったと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年10月25日 00時59分23秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.