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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2008/08/18
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カテゴリ:ヴィーテ上級大阪
ピエモンテ旅行に関しては、これからどしどし新しい情報を
お届けしようと思っております。


で、その前に、来週火曜日、8月26日開催の大阪上級編


  カ・デル・ボスコ特集


について触れておきますので、そそられました是非ご参加
下さい(^^)


イタリアワインファンならカ・デル・ボスコの名前はご存知
かと思います。


ミラノ近郊、ブレーシャ県、イゼオ湖の南に広がる


    フランチャコルタ DOCG


の第一人者ですね。オーナーのマウリツィオ・ザネッラ氏は
シャンパーニュ、ボルドーにワイン醸造を
学び1960年代にこのワイナリーを興した、イタリアワインの
モダン化を促した一人であります。


フランチャコルタをご存じない人は、僕が前に書いたレポート
を読んでみて下さい。ヨーロッパにおいて、唯一シャンパーニュ
に比肩しうる瓶内二次発酵ワインの生産地であり、ワインの
名前がフランチャコルタなのです。

http://viteitalia.com/diario%20ottobre%202003.htm#MaurizioZanella


そのフランチャコルタとは、イタリアのブドウを一切使わず
ひたすらにボルドーとブルゴーニュのブドウ品種を使って
インターナショナルな展開をするというベクトルが働く
イタリアでも稀有の産地だと思いますが、その運動の基点を
作ったのがマウリツィオ・ザネッラ氏と言っても良いでしょう。


カ・デル・ボスコのワインたちを見ると、ボルドーあり
ブルゴーニュあり、シャンパーニュありで、完全に
フランス的な傾向を持っているのですが、もちろん
フランチャコルタにはフランチャコルタの気候、土壌が
あって、名だたるフランスワインに同じ土俵で比較できる
ワインを造ろうとするとブドウをいじるということになる
わけで、ここにマウリツィオ・ザネッラ氏の気概を見る
思いがします。

イタリアワインの売りと言いましょうか、セールスポイント
の大きなものとして「土着ブドウのヴァラエティー」という
ものがありますが、彼はその点にはいささかの思い入れも
なさそうです。


今のボルゲリにもそのような傾向がありますが、あそこは
伝統的にはエトルスク人の里であり、やはり土台には
サンジョヴェーゼが存在しているのです。


その点、ワインの伝統をまるで持たなかった北部生産地の
宿命か、ヨーロッパの頂点にあるワインに触れることのできた
ミラノの裕福層の未来を見据えた展開は、やはり
あくまでもプレステージとしてフランスワインに負けない
ものを同じ土俵(同じブドウ)でつくるということになった
のでした。

当然の帰結であったかもしれません。


そしてカ・デル・ボスコの素晴らしい点は、フランチャコルタ
DOCGのみならず、それだけに甘んじることなく超一級品
のスティルワインも手がけていることです。


今回の上級編の特集では、このカ・デル・ボスコの
フランチャコルタとスティルワインの一級品を同時に味わって
しまおうと言うとんでもない講座です(^^)


今日は、その代表的なラインナップをご紹介しましょう(^^)


白は、ロワールとブルゴーニュで比較テイスティングしま
しょう(^^;)

エルフォはソーヴィニョン・ブラン100%。
なんと、もう生産していないワイン。最終ヴィンテージの
テイスティングになりますので、このワインをご存知の方は
お別れに、知らない方は、最初で最後の出会いを楽しんで
いただけたらと思います。

果実とブドウの個性・・・イタリア屈指のソーヴィニョン・ブラン
であることは間違いありません。


エルフォ[2006]/カ・デル・ボスコ   


これと比較するのはどうかとは思うのですが、やはり
ブルゴーニュ系の白を持ってくるのは正しい選択でしょう。


カ・デル・ボスコ テレ・ディ・フランチャコルタ シャルドネ 2002 750ml 

ムルソーか、はたまたコルトン・シャルルマーニュか・・・
ザネッラ氏がどこに標準をおいたかは分かりませんが
「追いつけ追い越せ!」の質感を感じさせずには
おかないワインだと思います。

満足度、充実感として申し分のない白ワインです。


赤の比較も、これ以上エキサイティングなものはないで
しょう(^^)


まずはボルドーの稀有の品種を使ったカルメネーロ!


カルメネーロ/カ・デル・ボスコ 750ml(赤ワイン)


カルメネーロ/カ・デル・ボスコ


カベルネ・フランだと思って栽培していたブドウが
カルメネーロ(イタリア語的な発音です。フランス語
ですと「カルムネール」でしょうか)だったという
いかにもイタリア的なエピソード付きワインです。


そしてブルゴーニュラインとしては、もちろんこの
赤ワインで!


ピネーロ2001 カ デル ボスコ


フランチャコルタの生産者を通して、ブルゴーニュと
ボルドーを比較して、ワインを学んでいくと言うのも
実に愉快な体験だと思います。


もちろん、これはイタリアワインのトップ生産者に
よるものであることが、やはりイタリアワインの歴史から
観た現在の奇抜さであり、ユニークさであり豊かさでは
ないかと思います。


最後を締めるのは、超プレステージワインですよ。


フランチャコルタ キュヴェ・デチェンナーレ[1996]/カ・デル・ボスコ


いや~、前回のマストロベラルディーノといい、今回の
カ・デル・ボスコといい、やたらと高いワインを
バンバン開けてしまうのが、この大阪上級編の特徴では
ないかと思えるほどです(^^;)


でも、いいじゃないですか。


高いワインの迫力を感じずして、どうのこうの言えない
ワインの領域だってありますし、「投資する」ことに
よって、こちらのモチヴェーションも上がると言うもの。


さあ、ロンバルディアの巨匠のワイン、皆で飲みましょう(^^)

コン・ヴィーノシェフ米屋さんの「まじめ一徹」の料理も
楽しみです(^^)


   大阪上級編 第3回
 
   8月26日(火) 19:30~21:30


   テーマ  カ・デル・ボスコを愛でる
    http://www.cadelbosco.it/ita/default.asp?lan=ita

   参加費用  ¥13000(相性ディナー、税込み)

   場所:  フィアスケッテリーア コン・ヴィーノ
     http://gourmetglar.asobinia.net/archives/g000100_ita/0017.php



お申し込みなどはコチラまで!

    viteitalia@maia.eonet.ne.jp       






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Last updated  2008/08/21 04:43:45 PM
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