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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2009/02/03
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オープンしてまだ一年に満たない、それでいて京都では
かなりの注目株である

  リストランテ・デイ・カッチャトーリ


に行ってきました。ランチです。同伴してくださったのは
近江八幡のリストランテ・バルベッタの岡村シェフ
同じく近江八幡、壱製パン所の谷さん、そして野洲に
お住まいのフードアナリスト桃園さんです。


リストランテ・デイ・カッチャトーリのオーナーシェフ
永田さんはイタリアのピエモンテで8年もの修行を積んで
来られた料理人で、その働いていたお店の名も、イタリアでも
有名な「リストランテ・デイ・カッチャトーリ」。
http://www.ristorantedacesare.it/


チェーザレ・ジャッコーネという名前は知る人ぞ知る名前で
例えば、カネッリのジョルジョ・チリオも


 「俺は、ミシュランの☆がついたリストランテは全然
  信用しないが唯一評価するのが ”リストランテ
  デイ・カッチャトーリ”のチェーザレ・ジャッコーネだ」



というくらいに、おそらくは、マーケティングとか流行とか
そういう部分にほとんど背を向けて、自らの道を進んでいる
人なんだと思います。

ホームページで、特に、「酢」への情熱を感じさせる
リストランテだということがわかります。


そのチェーザレ・ジャッコーネさんから弟子として、また
片腕として認められ、暖簾分けされたのが京都四条縄手通り
北入るに昨年7月にオープンした永田さんのリストランテ
デイ・カッチャトーリです。


 ハンターたちのリストランテ


という意味ですね(映画「ディア・ハンター」のイタリア語
タイトルが確かカッチャトーリなんですね。美しいギターの
旋律が蘇ります・・・)


食事後の感想ですが、素材のセレクトから調理にいたるまで
類稀なタレントを感じさせる世界を堪能しました。


トスカーナのトップワイナリーの一つトゥア・リータの
醸造副責任者が


 「ワインのクオリティーは葡萄で100%決まる!」


と言い切っておりましたが、逸れに良く似た感慨を持ちました。

つまり、我々人間は素材をいじっても、せいぜい素材の良さを
維持するだけの存在である、ということですね。


素材があって、それを如何にシンプルなセンスで料理という
形に仕上げていくか、そこに神経を集中させているような
一面ストイックではありますが、料理がシンプルであれば
あるほどに素材の豊かさが浮き彫りになるような、そんな
料理だと思います。


お店のホールのシンプルさも、どこかしらストイックであり
ながらも、「なにもない」ことで気持ちが浄化される雰囲気が
あります。

「無」の境地でリストランテに対峙するような感じなのですが
決して堅苦しくもなく、おしゃべりも随分と弾みました(^^)


お料理とワインをご紹介していきましょう!

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「トマトとアンチョビのパイ鼓」
トマトとアンチョビのパイ包み

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「奥琵琶湖の鴨のサラダ」
奥琵琶湖の鴨のサラダ

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「鱸のランゲ風」
鱸のランゲ風ソース


バローロのリゾットは写真取りそこねました(^^;)


リストランテ・デイ・カッチャトーリ「ウサギのロースト」
ウサギのロースト

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「イチゴのバローロビネガーマリネ」
イチゴのバローロビネガーマリネ

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「ピッコラパスティッチェリーア&カッフェ」
ピッコラ・パスティッチェリーアとカッフェ


グラスで頼んだワインでしたが、色々と開けてくださって
楽しかった!


プロセッコ コステ・ピアーネ

瓶内二次発酵、デゴルジュマンなし、という信じがたいプロセッコ。
やや白濁していますが、泡の質の香りの質も傑出して、ユニークな
ワイン。

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「ヴァッレ・ダオスタDOC」
ヴァッレ・ダオスタDOC
ブラン・ド・モルジェ・ド・ラ・サル

標高1000m以上の葡萄畑で作られる奇跡のワイン。
酸味の綺麗さはずば抜けていますが、それよりもアルコール感
果実味の豊かさに心打たれました。


リストランテ・デイ・カッチャトーリ「バルベーラ・ダルバ」
ジョヴァンニ・カノーニカのバルベーラ・ダルバ

これは注目に値する、堂々たるバルベーラ・ダルバです。
「ジャコモ・コンテルノのバルベーラに匹敵する!」と僕が
驚嘆の言葉を発すると永田さんが「これは生産者もすごく
喜ぶと思います。最高の賛辞ですね」とおっしゃってくれましたが
果実味と熟成香の溶け合い、全く媚のないフルーツ香とバルベーラ
らしい味わいのプロポーションの維持。

感動すら覚えるバルベーラでした!!

リストランテ・デイ・カッチャトーリ「バローロ」カシーナ・マヌチン
カシーナ・マヌチンのバローロ

これも素朴で素敵なバローロでしたが、誰も知らないであろう
ジャッコーネさんの親戚かご家族に当たる方が作られた
家族消費用のバローロでラベルも即席にワードでつくったとか(^^;)

そういえばクリップアートがどっかで見たことがある(^^;)


でも、これこそがピエモンテと京都とを強烈に結び付けている
ワインだと思いました。いえ、ピエモンテと京都ではなく
ジャッコーネさんと永田さんとの強い関係性ですね。


そういうお店で時間を過ごせたことは幸せでしたし、小手先で
イタリアンをやっているお店とは全然違った、ここだけの
貴重な時空なんだと思います。


周辺の雰囲気は決してよくないですが(^^;)、この店は
絶対にお薦めですよ!






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Last updated  2009/02/23 12:49:46 PM
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