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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2011/09/03
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カテゴリ:カテゴリ未分類
これら19世紀から20世紀にかけて、名声をほしいままにして
いたミラフィオーレのブランドがフォンタナフレッダ社に77年
ぶりに復活したのが2009年です。

(昨日の内容に詳しく載せてます)


楽天ショップで「ミラフィオーレ」で検索してみてびっくり
しました。

当然まだリリースされていない新ブランドなわけですが、「ガンチゃ
時代」の名残が・・・(@0@;)


「ミラフィオーレ バローロ、バルバレスコ」はもちろん結構
なんですが、


「ミラフィオーレ キャンティ」
「ミラフィオーレ モンテプルチャーノ・ダブルッツォ」

ってなもんまで存在しています(^^;)

もちろんこれ2009年以前のガンチャが商標所有していた
時代の代物。


内容を知らないので云々はできませんが、キャンティとか
モンテプルチャーノとか、ピエモンテの「ピ」の字も感じ
させないワインに、元イタリア王家ワイナリーの商標を
使おうとは・・・恐るべしガンチャ(^^;)



さて、お楽しみのテイスティング


◎ミラフィオーレ ドルチェット・ダルバ 2009

シンプルな中にもランゲらしいミネラル感が漂う上質の
ドルチェットでした。

黒い果実、すみれ、ローズマリーのようなハーブ系の香り
ミネラル

タンニンもしっかりしているが、ネッビオーロのような
「刻印」するような鋭さはなく、柔らかい。

余韻にアーモンド系のドライフルーツっぽい香り

※2箇月の大樽熟成



◎ミラフィオーレ バルベーラ・ダルバ 2008

バルベーラらしく、黒みがかったルビー色

典型的なバルベーラのミネラルとカカオの混じった
香り。カカオは極めて上質なカカオ。

リコリスとレザーの香りも時間とともに顕著に出て
来る。

酸味鋭く、タンニンほどほどで伝統的なバルベーラを
思わせるスタイル。

※大樽で一年間熟成


◎ミラフィオーレ ランゲ・ネッビオーロ 2008

すみれの香り
ナツメグやシガーの葉の香り


いわば、バローロ未満のランゲ・ネッビオーロですがすでに
風格のある香りが出ています。このスパイシーさには驚き
でした。

そしてランゲらしく、酸味やタンニンの威力は相当なものが
ありました。ネッビオーロの若々しさが爆発しています。

※大樽で12箇月熟成、後、6箇月瓶内熟成



◎ミラフィオーレ バローロ 2007

ブルーノさんが「クラッシック」なバローロという、つまり
色々な畑のぶどうをブレンドした、スタンダードバローロです。

彼のコメントで印象的だったのが

「2007年は概して非常に暑い年だったが、それにかかわらず
 とても複雑なワイン」


つまり、暑いヴィンテージというのは、やはり葡萄がよく熟れる
だけあって、果実味がしっかり出やすい、そのために、
ほかの香りが出にくい、あるいはマスキングされる、という
ことなんでしょう。

少し埃っぽいミネラル感が最初強く感じられましたが、レザーを
筆頭にバローロらしい熟成感がしっかりと出てきて、酸と
タンニンの迫力と美しさは秀でていました。

※中~大樽で2年間熟成



◎ミラフィオーレ・バローロ・ラッツァリート 2007

「17世紀の文献にも出てくる「ラッツァリート」の畑名。
フォンタナフレッダ社所有の3つのクリュの中でも最も
格式が高いクリュがラッツァリートです」


ミネラル感が非常に顕著。鰹節の香り。
キノコ、湿った土、タバコの葉、

味わいで印象深いのが全体の味わいの一体感。洗練された
タンニン。

※中~大樽での2年熟成


◎ミラフィオーレ バローロ リセルヴァ

複雑味に磨きをかけると、究極のシンプルさに到達する・・・
そんなことを思わせるバローロ

「バルサミコ」という表現は、ワインの世界では
「バルサミコ酢」とはなんの関係もない香りです。


ミントやセイジ、ローズマリー、タイムなどのハーブと
湿った土、苔などの香りが混じった、いわば
森の下生えの香りを指しますが、これは典型的。

イタリア語では、ソットボスコ、文字通り「森の下」
という表現です。

また良質の年だけ作られるだけあって、果実味もしっかり
と残っていて、レーズンのようなドライフルーツの香りが
垣間見えたのも印象的。

ネッビオーロの面目躍如としての酸とタンニンの躍動感。
いえ、リセルヴァとなれば、熟成期間も長いわけですから
これが一体感となって、非常に全体的に「巻き付くような」
滑らかさを呈しています。


※2年の中~大樽熟成、1年のセメントタンク熟成
 1年の瓶内熟成


バローロのラインナップは、ちょっとレストランでは出しにくい
価格になりますね。

ドルチェっとにしても、そうカジュアルな価格ではない(^^)


また既存のフォンタナフレッダのラインナップに比べて、どれ
ぐらい秀でたワインかというのも、僕最近テイスティングして
いないので、ちょっと計り知れないんですよね。



ただ、フォンタナフレッダの背負っている歴史とか
バローロの経てきた技術的な変遷を知っていると、味わいとの
整合性に唸ること間違いなしのワインだと思います。


またブラヴーラでも、折を見て、扱いたいと思っています!
ヴィーテ・イタリアのイベントでもアリだと思います(^^)


それにしても・・・
ガンチャのミラフィオーレ・・・早く売りさばき
たいでしょうねぇ~(^^;)






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Last updated  2011/09/07 03:09:39 PM
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