カテゴリ:きらきら
保育園から貰えるきらきらというフリーペーパーがあります。子育て世代、特にママに向けたスキンケア、乳がんなどの体に関するケア、レジャー情報などや広告を掲載しています。 毎回気になるのは、紙面開いて中央見開きに必ず中部電力の『ミラエネだより』というコーナーがあります。明らかに最高のポジションと最大の紙面であることから、中部電力が最大の雑誌広告主であろうと想像します。 今回の特集は浜岡原発を確実に守りきる緊急時即応班ERFというスペシャリストチームについてでした。 ERFは特殊な車を運転し、事故発生時には原子炉への注水や事故収束のための初動活動を行い、いかなる状況にも臨機応変に対応できるよう鍛えている組織、だそうです。 メンバーは16人、24時間365日発電所に常駐する体制を整備。そして、あんな訓練、こんな訓練してるからERFがいれば大丈夫と言われる組織作りをしている、という事です。 思ったのはこの組織は決死隊、て事でしょうか。どんなに高線量でも、瓦礫に阻まれ作業困難でも決死隊は任務を貫徹するのか、それとも線量規制があり作業中止して撤退という自体もありうるのか?記事では何もわかりません。 そもそも、このような決死隊を編成しなければならないほどの施設を、なぜ存続しなければいけないのか。そして、このような任務を負わせる企業の倫理観や人道的に無茶はないのか? 隊員が誇りと使命感を持って活動している様子が記事からはかんじられましたが、事故時の即応部隊になる隊員の家族は心配だろうと想像します。被曝を伴う作業が初めから想定されるので残酷なものです。 きらきらは子育て支援誌でありながらも、子育てママをターゲットに原発への安心感を浸透させる役割を担っていると思います。 愛知、岐阜、三重の1224の幼稚園、保育園、その他に120080部発行されて、無料で配布。 こうした浜岡原発再稼働推進に向けた動きに、保育園がアシストする結果となっていて、それを管轄する多気町に対してもこの点は残念でなりません。 うちの場合は、ミラエネは何書いてくるんだろうな、と毎回楽しみではありますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.15 13:03:04
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