勉強会
有機農業ななほし会のメンバーで、らでぃっしゅぼーや主催の生産者勉強会に参加しました。
鳥羽から伊良湖へ移動し、
伊良湖岬からすぐの天恵グループの各生産者さんの圃場を見学しました。
非常に石だらけの土地柄で、代々大変な苦労をされてきている事が伝わりました。
耕運爪が一年ごとに交換が必要なくらいの石、石、石だらけ。
戦後の開拓民で、当初は耕作を諦めて出て行く人も多い中、今は三代目。30代の若手が引き継ぎ、苦労しながらも面積を広げて進んでいる様が素晴らしかったです。
また元々風が強い地域で、特に台風の時は塩害が出ることもあるようで、自分たちが遭遇しない苦労がありました。
ブロッコリーやキャベツ、セロリなどが主要作物でした。台風後の追肥でその影響から持ち直してきていました。
セロリは台風とその前の長雨で一部で病気が出たり、窒素が抜けたり影響が出ているようでした。
また、台風で至る所で冠水し、各種野菜が水没して枯死したり、生育が遅れるなど影響が出ていました。そのため、排水が悪いところは水の逃げ道をつくるため溝を掘るなど対策をとっていました。
効率化を図るため、機械の導入も積極的に行っていました。
写真は条間を走行しながら耕運除草&土寄せ出来る機械です。
耕運爪はもうすぐ交換だ、とのことでした。耕運爪のストックは欠かせないようです。
籾殻と小麦ふすまの堆肥で温度は60度。砂地で肥料が抜けやすいため、腐食をいかに増やして行けるかが鍵のようです。
すごい量でしたがこれでも足りないようで、緑肥と堆肥と組み合わせていました。
圃場見学の後と、翌日の午前中ミッチリ座学がありました。
宿泊した伊良湖ビューホテル展望台からの眺め1。
教会があり、結婚式可能。
ウットリ。
展望台からの眺め2。
しかし夜、オーシャンビューの露天風呂に入ったものの、一面ただの闇、でした。
フェリーを港に寄せる時、ぶっといロープで引き寄せる光景。
地域によって課題は様々。
技術を高めて頑張ろう。