美術館で作品展を開催するには?
ものをクリエイトする人にとって発表するのも大事な仕事。そうしないと、次の駒へすすめない気がします。発表することで、客観的意見も聞けますし、それが次へのエネルギー変換になっていきます。とはいえ、いざ発表しようと思っても、銀座のギャラリーは早くても1年後、いい時期だと2年またなければなりません。予算的にもそれなりにかかります。そこで今回は公共のスペースを借りる話題です。特に世田谷美術館について…、知っていることを書きます。こういった場で定期的に発表するのは自分のためにもなります。なにしろ実力がついてきますので…。世田谷美術館には企画展や常設展示するスペースとは別に一般の人が使える区民ギャラリーというのがあります。ここの利用は、個人は世田谷区民対象ですが、2名以上の団体は都民であれば借りられます。いずれにしても抽選になります。AとBの2部屋あって、どちらも約160平方メートルくらい。一般的にはA、Bいずれかの1/2室での利用が多いようです。たまに個展や出品点数が少ない場合などに1/4室利用も見かけますが…。ここはなんといっても天井が一般のギャラリーより高いので、心地よいです。高さは3.5m。1/2室の場合、10号の作品で、そうですね、約30点くらいは必要ですね。最寄り駅は田園都市線の用賀駅。そこから歩いて約17分の距離で、砧公園という大きな公園内に立地しています。来場者は、散歩のついでに立ち寄る人、美術鑑賞目的で定期的にこられる近隣の人、企画展目当ての人、区民ギャラリーの他の部屋を見に来た人、世田谷美術館主催のイベント参加者や美術大学受講生など…。また、併設のフレンチレストラン、ル・ジャルダンに食事+美術鑑賞に来られる方もいらっしゃいますし、天気がいいとかなりの来場者数になります。抽選は年に2回。4月の抽選で10月から3月末までの分、10月の抽選では翌3月から9月末までの分がきまります。つまり、来年3月から9月末の間に利用したい人は、こんどの10月に抽選がありますよ!まず、下見がてら資料を世田谷美術館にもらいに行くといいでしょう。ホームページからもダウンロードできます。資料として必要なのは、計画書。これには展覧会名、利用期間、希望する部屋、その他書き込みます。そして展示する作品の傾向がわかる見本写真。団体の場合は名簿も必要。そして資料の受付は10月10(金)~12(日)の3日間。郵送はできません。持参のみです。受付が受理されたら、2週間後(10/26)の抽選会までまちましょう。基本的にキャンセルはできないので、よく考え、余裕のある計画をたててください。今日はこのへんで…。これは続きます。読んでいただいてありがとうございます。ブログランキングに登録しました。よろしければ、下記バナーをクリックしてください。お手数ですが、なにとぞよろしくお願いします。和紙造形の展覧会が開催されます。「WASHI ART 2008」と「第2回 18期 和紙造形展」奇しくも同時開催。詳しくはこちらを。2008年9月23(火)~28(日) 世田谷美術館にて10:00~18:00 (初日14:00より、最終日16:00まで )