今日は閉会式。やっと寝不足から解放されそうです。引き続き3月にはパラリンピックも開催されますが、どれほど中継してくれるんでしょうね。オリンピックでさえも、日本人選手がメダルを取れそうな種目しか報道されなかったし、あまり期待できそうもありません。アイススレッジホッケーの迫力や車いすカーリングも楽しめそうなのに、日本代表は出場枠をとれなかったので非常に残念。
ディカプリオの映画が本当に期待外れだったので、リベンジのつもりで「アメリカンハッスル」に行ってきました。こちらもアカデミー賞最有力という宣伝文句。だます方と騙される方の攻守交替がどんどん進んで行く展開は面白かったけど、セリフが多くてついていくのがやっと。FBIってあんなにおバカなのかしら。
マフィアの親分役でデニーロがいい味出していますが、最後のエンドロールには名前が出てきません。友情出演なのか?話題になっているのは主演のクリスチャンベイルの体型。どうみてもこのお腹は100キロ超えている。彼は出演映画で毎回体重の増減が激しく、全くの別人のように見えます。今回は30キロ増やしたらしいです。絶対身体に悪いね。心臓が悲鳴をあげているはず。短期間で仕上げなくちゃいけない俳優稼業って大変ですね。
ストーリー的には面白かったけど、感動作ってわけでもないので、またまた今週出かけたのは前回始まる前にやっていた予告編を見て、絶対見たいと思っていた作品です。前の2作は映画館もガラガラで、「本当に話題作なのか?」と不信に思うほどでしたが、今回は中高年を中心に8割がたの席が埋まっていて、日本人の良心を感じました。そうそうこういう映画を見ないとね。
キング牧師のこともマルコムXのこともKKKも、遠いアメリカの一つの歴史としか思っていませんでしたが、事実に基づくこの映画の主人公が、実際にオバマ大統領が当選した選挙戦に関わっていたという話を聞いて、身近に考えるべき話として一気に近寄ってきました。生まれた時から国民としての権利を保障されていた私たちは、幸せなのだと学ばなくてはいけませんね。歴代大統領の顔に似せたメークがまた秀逸。本物の顔を知っているなんて、年齢がバレてしまいますが。特にレーガン大統領夫人のナンシーがそっくり。この執事が遊んであげていた女の子(ケネディの娘)が、駐日アメリカ大使のキャロラインケネディというのもタイムリー。この映画は宣伝に偽りなしでした、あちこちからすすり泣きも聞こえてきて、確かに感動を味わえる映画でしたから、3週目にしてやっと「いい映画みたなあ」と満足できました。