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チョコとモンとミルとマフィンとのひとしずくな毎日

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2015年10月19日
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カテゴリ:日々の事

前回から2か月以上空いてしまいました。

いろんなことがあったので、おいおいご報告しますが・・・札幌に帰っていました。

母の葬儀を終わらせてきました。約3年、長かったような短かったような。私の最期はこんな風には迎えたくありませんからってくれぐれも夫に頼みました。

何度も肺炎になり危ないと言われ、最期の看取り部屋に移されたのに3度生還し、4回目は長い逗留になりました。一旦は白かった肺も回復し、白血球の数値も改善されましたよ~と安心したのに、それも1週間と持ちませんでした。亡くなる3日前、私たち夫婦は金沢に日帰り旅行に行っていました。帰宅してすぐ父からの電話、午後10時過ぎでした。「脈拍がどんどん少なくなっているそうなので、これから病院に向かう。ダメかもしれない」とちょっと震える声でした。さすがに覚悟していた父でもショックなようでしたが、良かったのは、その日兄の家で夕食を食べていた時の電話だったので、父一人の時の連絡でなかったこと。しかも東京に就職した孫娘が帰省していた日でした。みんなで駆けつけた時、一瞬モニターの数値が「0」になったのに、心拍がまた回復したそうです。とりあえず兄と父が一晩付添い、その夜4回ほど心拍が「0」になったとか。でも朝には「60ぐらい」まで戻りました。その日は母の父親(私の祖父)の命日でもあったので、連れに来たのかな?と思って覚悟しましたが泳げない母は三途の川から戻ってきたようです。

でも安心出来ない状態なので、私もチョコとまぁのご飯を作りためて、ホテルの予約をしたり、喪服の準備をして、冷蔵庫空っぽ計画を実行し始めました。そして3日後、なんだか目が覚めてトイレに行った午前2時過ぎ、父から電話があり「これから病院に行ってくる、今度こそダメだろう」と。今回の声は妙に落ち着いていました。3日前なら観光シーズンの札幌行きの飛行機も取れなかっただろうし、夫も休暇を取りにくい日程でしたが、今回は土日の葬儀になるので夫も札幌に行きやすい日程でした。

実家に着くと既に母は新しい布団に寝かされていました。見守り.jpg

可愛がっていたぬいぐるみに喪服を作ってやりました。DSC_0081.jpg材料は母の黒いズボン。バッサリハサミを入れて、胸元のアクセントに黒のボタンもつけました。

普通は亡くなった日は自宅で布団に寝かされ、お通夜の前に湯灌を済ませて納棺するのですが、3年も植物状態だった母の身体の細胞は限界になっていて、毛穴から血液や体液が噴出してきて、身体が崩れていくと言うのを初めて見ました。このままでは全身包帯でぐるぐる巻きにしないと納棺できない、と言われましたが、普通の3倍近いドライアイスで葬儀屋さんが必死で崩壊を食い止めてくれました。でも顔の崩壊は早く、隣の部屋でこっそり作業をしていましたが、どうやら鼻と耳を特殊メイクのように作り、境目をわからないように塗り固めて顔を作ったようでした。久しぶりに会った親戚は「さっちゃんこんなに団子っ鼻だったけ?」「福耳だったんだね」などと言っていましたが、あれ作り物ですとも言えず・・・。

通夜と告別式は1年前に祖母の葬儀をした、葬儀会社の社長の家を改装した一戸建てで親族だけで行いました。DSC_4228.jpg母の友人にも一切知らせず、新聞にも載せず、夫の母にも知らせませんでした。ご接待も大変だし、父が気を遣うのが嫌だと言ったのです。後で「どうして知らせてくれなかったのか」と怒られましたが、正直な気持ち、会いたい人は生きてる3年のうちに皆さん会いに来てくれたから、もういいんじゃないって。DSC_9452.jpg叔父が家庭菜園の野菜でサラダを作って来たりアットホームなお通夜でした。DSC_9448.jpgみんな笑顔でしょ?DSC_9449.jpgお通夜のポーズじゃないよね?

 

親戚からの香典もすべてお断りして、父が考えていた通りの葬儀をしました。お焼香の代わりに一人3分ずつ、母の前でスピーチをさせられ、みんな戸惑っていましたが、前日に言われていた夫は父に「頼むからお父さん、僕をブルーの前にしゃべらせてください。後だったら彼女に全部持って行かれてしまいます」などと頼み込んでいたようですわ。DSC_9441.jpg花柄が好きだった母らしく

その様子はカメラでDVDに収められ、葬儀に来られなかった甥や姪のもとに送られました。

兄が悲しみのあまりおかしくなってしまうのではないかと心配しましたが、泣かずにスピーチも出来ましたし、落ち着いていました。それは3年という時間と3日前の夜の付き添いが兄にとって必要だったのでしょう。奇跡を信じていた彼も、あれはドラマの中のことなんだと諦めもついたのでしょう。DSC_0087.jpg告別式の帰り、急な雨の後二重の虹がかかりました。DSC_0082.jpgまだ若かった頃のお気に入りの洋服を着て、父と写真館で写した写真を遺影にしました。叔母たちは「若過ぎてずるい~」と言ってましたが、父はあまりジジイになった写真を自分の時に使いたくないと、一緒に写っているのを引き延ばして、自分用に早速作っていました。

そんなこんなで、慌ただしい10月がもうすぐ終わりそうですね。札幌は初雪ですって。なんとか年内に四十九日と納骨を終わらせたら、父を呼んでお正月を迎えようかと思っています。

家族葬って言っても、自分のやりたいように規格外のことをすると、すごく費用がかかりますよ。30万円からなんてパンフには書いてありますが、結局250万ぐらいかかったらしいです。






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最終更新日  2015年10月27日 16時20分23秒
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