日本も今まではごく少数だった過度の肥満が目につきます。
肥満した元気な高齢者は皆無なので、そのままだと不健康運命は決まっています。
期間が短すぎるので、「無茶食いをした」、「脂肪分の多い食事が好き」、
「どちらかというと運動不足」と答えた女性が中年になっても肥満していないことは
ないと思います。
親が肥満だと子供が肥満になるのは避けにくいようなので、親が警告していると
理解して人一倍の注意が必要でしょう。
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思春期の少女(普通11歳くらいから17歳くらいまで)を見て、この子が成人したら太るかどうかを予見するには何を見ればいいかを調べた研究が、雑誌 「コンサルティングと臨床心理学」(Journal of Consulting and Clinical Psychology )に掲載された。
研究を行ったのは、テキサス大学とオレゴン研究所の研究者たちで、496人の十代の女性を496人、5年間にわたって調べた。
まず、各自の体重とBMI(ボディマス・インデックス)を毎年調べた。
BMIは、体重を身長の二乗で割った値で、肥満度を判断する標準的な数値だ。
同時に、各自の食習慣、親を肥満者と思うかどうか、など、肥満に関連した事柄についても質問した。その結果、「太るのはイヤ」という気持ちが高じて、うつ病気味になって、あれこれ実行している(例えば、吐く、下剤を乱用するなど)少女は、皮肉なことに、将来肥満になる例がもっとも多いことがわかった。
親が肥満という少女は成人したら、標準以上に太る傾向があることもはっきりしたという。
ところが、「無茶食いをした」、「脂肪分の多い食事が好き」、「どちらかというと運動不足」と答えた女性は、将来とくに太るということはなかった。
(出典:日経ヘルス)
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