今回の研究では、広島、ハワイのオアフ島、米国シアトルに住む日本人の健康について研究するKame Project(カメ・プロジェクト。カメが長寿であることにちなんだ命名)の参加者約1,800人を追跡。被験者は1992年よりフルーツジュースおよび野菜ジュースの摂取量を報告し、2年ごとに精神機能の検査を受けた。ほかに関与すると思われる因子(交絡因子)について調整した後でも、ジュースを多く摂取する人ではアルツハイマー病の発症率低下が認められたという。この知見は米医学誌「American Journal of Medicine」9月号に掲載された。