Major Cimes 4 #63 The Jumping Off Point
被害者のママさん、よく見る人だと思ったら、そうでした「glee」のフィンのママだった。泣き顔がとても上手いですよね。まもなくクリスマスという事もあってか、事件以外はほんわかした感じでしたね。駐車場の4階から若い男性が墜落して死んでいるのが見つかる。死亡時間は昨夜の9時から12時で、爪が激しく割れているなど争った跡が見られることから自殺ではなく、突き落とされたと見られる。車のボンネットにはひっかいた跡があった。被害者は20歳のカイル・ギランと判るが、携帯は見つからず、駐車場の監視カメラには死亡時刻前後に出入りした車が映っており、その中でナンバープレートが判読できないポルシェがあった。死因は墜落による鈍器損傷で、Dr.モラレスは被害者以外のO型の血液を検出したという。カイルはLAから離れた場所に住む両親と同居していることになっていたが、両親は1年以上息子と疎遠だったという。カイルは親の金を盗んだり、ドラッグなど問題を起こし、家を出ていた。夫婦仲も悪いようで、シャロンはカイルの友人らの名前を教えるようにいう。郵便の転送先からカイルの現住所が判り、近くの高級アパートに住んでいるという。駐車場も借りていたと思われ、部屋を捜索すると、自宅で電子機器の発送作業をしていたようだとわかる。さらに、息子の居場所は知らないと言っていた母親から3,000ドルの小切手が送りつけられていた。カイルはイーベイで電子機器を売って収入を得ていたようで、定期的に海外からも入金があった。捜査班がカイルのPCを調べていると、いきなりチャット画面が開きカイルがオンラインで身体を見せるクレイグリストの出演者であることが判る。カイルはネットで自分の映像を売り、支払いをpaypalの贈り物として指定した電化製品を受け取っていた。カイルの母親は小切手について聞かれ、自宅に同居していた時、たまたま息子のPCを覗いてカイルがネットで見せるだけでなく、男性客に売春をしていた事を知ったという。そのことで父親と大げんかとなり、カイルが家を飛び出したため、連絡を取るためにあえてネットで息子に客として予約を入れた。ホテルに現れたカイルは驚いたが、もう家には戻らない、金は稼いでいるので必要ないと言ったという。母親はカイルの車を尾行し住んでいる場所を確認すると、小切手を送った。息子を巡り、夫とも断絶したという。カイルのファンの中で、LAに住むポルシェの持ち主が見つかった。ヒップホップの新星グレイで、SNSなどを見るとバイセクシャルらしい。カイルは自分の事でグレイを脅したのか?署に現れたグレイは、カイルの件と聞いて、単独で聴取を受ける。カイルとはネットを通じて数ヶ月前に知り合い、昨夜は10時半に会おうとメールを受け取った。いつもように、カイルの車の隣に車を止めて下に降りたがカイルは現れなかった。カイルにはルームメイトがいるらしいので、部屋は訪れずに帰ったという。そのルームメイトはジェイソンと言い、留守がちらしいが、カイルは今は身体を売っていないという。捜査班はカイルの死亡を告げ、グレイの携帯を押収する。カイルは使い捨て携帯を使い、サンディエゴに何度も電話していた。例のジェイソンの事か。カイルの前に、701号室に住んでいたのは麻薬と売春で刑務所に入っているサミール・パテルだった。サミールも21歳と若く、カイルのことは知らないというが、ジェイソンについては、製薬会社の営業職で出張が多かったという。ジェイソンとはクレイグリストで知り合い、初めて会った時にアパートに住まわせたいと申し出があったという。家賃もただで信じられない条件だったので、それを飲んだが、極度に嫉妬深い怖い男だったので3ヶ月で家を出た。若い男が集まるクラブに行った夜、ジェイソンは銃を突きつけて自分を脅し、セックスをさせた。それはレイプだというと、サミールは泣き出す。サミールの前にも701号室にリーランド・ブランチという人物が住んでいて、行方不明だという。ジェイソンは連帯保証人となっていて、実際にジェイソン・ハーパーという人物と契約書を交わしていた。ジェイソン・ハーパーのIDを盗んだようで、住所が判明する。アパートの管理人エリック・マイヤーを署に呼び、グレイのことを知っているかどうかを尋ねると、当日エレベーターで一緒になったと認める。供述にあいまいなところがあるので、上着を脱がせて腕を確認するとひっかき傷があった。今すぐ取引に応じれば、第2級殺人罪にするというと、マイヤーは反論する。マイヤーは若い男性を高級アパートに囲って、妻子はサンディエゴに住まわせていた。サミールへの性的暴行を罪状に入れると追及すると、カイルがグレイと一緒になるために別れると言ったので止めようと説得したが、カイルが襲ってきてあれは事故(正当防衛)だったという。リーランドの居場所を尋ねると、サクラメントで元気にしているというので、裁判か取引かマイヤーが選ぶ事になった。結局マイヤーは裁判を選び、サミールへの暴行は物的証拠がなく起訴できなかった。手術が無事終わったフリンは、退院してシャロンの家で療養することになった。プロベンザはパトリスとの大切なディナーを準備していたが、フリンがそれがプロポーズだと漏らしてしまい、プロベンザは予定をキャンセルする。パトリスは新たにレストランを予約して、仕事場にプロベンザを迎えに来る。自分もそのつもりで来たけれど、あなたはまだそのつもりはあるのというと、プロベンザはあると答える。フリンは手術ですっかり病人扱いされ、焦る気持ちはわかります。順調に回復してきているとはいえ、時間はかかります。こうこれ以上シャロンの世話になりたくないと思っても、今は仕方ないですね。見栄を張ってまた怪我をするよりは、甘えることですね。パトリスは本当にベテラン介護士として頼りになりますね。魅力的な女性というだけでなく、実際にああしててきぱきと対応してくれると、プロベンザが恋をしてしまうのも判りますね。そして、ついうっかりばらしてしまうフリン、最大の過ちですね。(笑)でも、それを知らされたパトリスもすてきだった。あの真っ赤なドレスは勝負服でしょうか、お見事としか言いようがないです。初めての結婚ではないとはいえ、お互いに慎重に愛を育んできた。覚悟もできた。年を重ねているからこそ、人生の終盤を一緒に歩いて行きましょうという決意は勇気がいるでしょうし、そこを踏み出した2人には胸が熱くなります。シャロンとフリンもまったりと、ラブ×ラブな様子にラスティも当てられ気味でしたね。スライダーはいよいよ裁判なのでしょうか、ラスティが引きずり込まれる様な感じでちょっと心配ですね。あの犯人はよほど収入があったのですね。管理人の収入だけでまかなえたのだろうか。