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2006年10月24日
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テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:オプション
先物同様「損失無限」のオプション売りでは損切(ヘッジ)によるマネジメントが必須である。

方法には以下の3つがあると思う。

(1)オプション買戻し(反対売買)
(2)先物売り
(3)スプレッドを組む

先物や現物株なら(1)で問題ないのだが、一般に板が薄いオプションでは値が飛ぶ可能性が高い。特にITMに入っていたりするとかなり危険。これが使えるのはKOSPI位か?

そこで考えたのが(2)だが、これなら板の心配はない。先物とオプションの「両建て」状態になるので、オプション満期に合わせて先物も手仕舞う。こうすればプレミアムもしっかり取れる。(※先物とオプションで倍率が異なるものがあるので注意。例えばK200、TSE60)

問題は損切後に急反発するケース。プットの権利行使価格以下であれば相殺されるが、これを超えてくると損失になるため、権利行使価格まで戻ったら先物は仕切る必要がある。この辺の管理がちょっと面倒と言えば面倒。

その点、あらかじめオプションスプレッド(具体的にはATM売りとOTM買い)を組んでおく(3)であれば、上記のような急反発のケースでは放っておいても損失が減ってくれる。何故なら「損切」でなく「ヘッジ」なのだから。満期まで放っておけば良いので手間いらず。

更にスプレッドの最大のメリットは「ギャップダウン」に対しても安全であること。いくら(1)や(2)の損切を入れておいても、寄付から暴落していたら手も足も出ない。数年に一度はこの手の暴落を想定せねばならないので、やはりスプレッドが一番安心である。

しかし・・・何事も良いことずくめではないのが世の常。スプレッドは「コスト」が高いのだ。OTMを買うコストはATM売りの3割前後にもなる。毎回ポジションを建てる度に払うコストなので、上記のメリットを考慮しても結構「高い」と思う。なおギャップダウン時を除く「通常の最大損失」自体は損切する場合と変わらないので、ポジションサイズを上げる訳にも行かない。

数年に一度の「惨劇」の確実な回避を重視するか?日々の収益を重視するか?
後は個々の選択の問題・・





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最終更新日  2006年10月24日 10時10分26秒
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