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2020.12.14
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カテゴリ:ワルサーP38
ショートリコイルの再現への挑戦・・・

金属モデルガン時代のワルサーP38にはスタンダードモデルという火薬では無く手動で作動させるモデルにおいて再現されていた。そののちもクラウンやLSのワルサーでも再現されていたが、それはあくまで手動での操作が前提であった。

ここでワルサーP38のショートリコイルのおさらいを・・・



これがロックされた状態。赤丸部分がスライドのノッチと噛み合ってスライドとバレルがロックされている。



赤矢印部分がロッキングブロックの顎の部分になりスライドのノッチにがっちりと食い込んでいる。



発射の反動でスライドとバレルが一緒に後方に下がり赤矢印部分のロック解除ピンがフレームに当たりロッキングブロックを押し下げ、ロッキングブロックの赤丸部分がスライドのノッチから外れる。



赤矢印部分のロッキングブロックの顎が降下しノッチから外れているのがわかるだろうか?



そしてこれが完全にスライドが後退した状態。ロッキングブロックが完全に落ち込みロックが解かれている。



この状態が良く見るこの状態である。これらの動きはスライドとチャンバー部分の羽の部分で通常は表から見る事は出来ない。同じ作動方式のベレッタM92系であればロッキングブロックの顎の部分とスライドのノッチ部分のかみ合わせを見る事は出来るが逆にスライドの横からロッキングブロックの動きをうかがい知ることはできない。



戦後、ワルサーP38も軽量化の為にアルミフレームへと移行した際、ロッキングブロックがフレームに落ち込む赤丸部分のフレーム側の摩耗が問題になったようです。スライドが戻る際にロッキングブロックがこの赤丸部分に当たる為にヘタってしまう。同じくスチール製のフレームであればそれなりの耐久性もあろうがアルミフレームの場合はとなるとそうもいかなかったようです。その解決策としてこの部分に六角形のスチール材をインサートして対処したのですがベレッタM92はどうしているのだろう?



解り難いですがマルゼンのガスガンでも同様の部分のエッジが摩耗でうっすら銀色に光っています。同じくロッキングブロックの後端が上下し当たる部分のフレーム上に銀色の部分がありますね。



モデルガンではこの動きを忠実に再現することはできない為にバレルの動きのみショートリコイルしているような方法がとられています。この第一号モデルはマルシンのワルサーP38のモデルガンでありましたが、スプリングでバレルに後ろ向きの力をかけつつリコイルスプリングで前方へと固定している構造で、発火モデルとしてはカートリッジの装填には有利に働くもののバレルとスライドとのロックを再現したものではありませんでした。MGCのガバ系はリンクの形で、マルシンのガバはスプリングを使っていたと記憶しているが・・・


モデルガンに関しては大体似たような方式でショートリコイルの動きの身を再現したものとなり、SIG/SAUERによって採用されたエジェクションポートがロックに使われる方式のモデル以降では外観再現にも影響が出ていますね・・・。



モデルガンのP226。スライドとのロックをさせないようにチャンバー上部が低くなっています。



こちらがガスガン。アウターバレルがショートリコイルの動きを再現する為、このようにチャンバー上部とエジェクションポートが噛み合って面一になっています。

続いて本題のマルゼンのP38のショートリコイルの動きを見ていきます。



これがロック状態



ロックが解放された状態。見事に動きが再現されています。がここで特筆すべきはインナーバレルのチャンバーの位置です。インナーバレルはフレーム側にしっかりと固定されている状態でアウターバレルのみショートリコイルでのロックとロック解除を再現しています。最近のガスブローバックモデルは見た目の違いこそあれこの方式を取っている製品が多い。この方式だと命中精度の維持もできるし、実銃にそったフィールドストリッピングも出来るというわけです。モデルガンの擬似ショートリコイルですとインナーバレルは固定されないので少なからず命中精度にも影響が出るでしょう・・・。

ただ、このインナーを固定しアウターバレルのみを忠実に動かす方式ってガスガンで生まれた技術ではないんですね。Gun誌の1983年の6月号から8月号にかけて、マルイの「造るモデルガン」シリーズを使用してアマチュアの方が考え出した方式で「ハヤシ式ロックドショートリコイル」として紹介された技術なわけです。モデルガンの場合、インナーバレルでは無くチャンバーを固定しアウターバレルを動かす方式ではありましたが・・・。この技術が形を変え、WAのマグナ一号のベレッタM92で採用され、ガバへと至り、その後はクーガー等のロータリー式さえも再現し、ショートリコイルの機構を再現するための有効な技術として普及していることが、まあ当時を知るものとしてはなんとも凄い事だなぁ・・・と。

それをさらに実感させてくれたのが、そのベースとなったのと同じワルサーP38のガスガンだったというお話でした。


[マルゼン] ワルサーP38 ブラックメタル 旧パッケージ/[中古] ランクA/極美品 欠品なし/ガスガンワルサーP38を楽しむ その34





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最終更新日  2021.01.04 01:18:30
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