カテゴリ:飲み食い
いつも撮る「早朝の木」はバス停の脇に立つのだが、このごろバス停に行き着くまでに息が上がることが多い。 それで手ぶれが起きたのか。 きょうは雲が低く、少し遠い景色は霧の中という感じだ。 そのせいかどうか、いつも乗る6時39分発のバスが2分以上遅れて到着した。 これでは駅に着くころには発車寸前となり空席がなくなってしまうと気を揉んだが、じっさいは7時5分前という通常の時刻に到着、らくに座れた。 きょうは初めての業務を二つ。 区分け不能書類の内容を検討し大まかな分類をすることと、そのさらなる仕分け作業。きのうはやはり初めての作業の諸変更(選択)チェックで妙にバテたが、きょうも初めてだったからかぐったり疲れた。 帰途、高井戸駅で電車をまっているところへ学生時代の友人から電話。新宿でうなぎを食わないかとの誘いであった。 むろん断るわけがない。 その旨かみさんに連絡し、新宿に向かう。 西口を通るのだから、と丸山園に寄った。 イタリアンローストを300グラム購入。この店はたのむと100グラムづつ真空パックにしてくれるのでまことにありがたい。 新宿通りを歩きながら思ったが、地下ではなく通り沿いにこの道を歩くのは数か月ぶりではないか。 タカノフルーツパーラーの1階がグッチになっているのは見知っていたものの、フルーツパーラーと歴史あるブランド鞄店とはショウウィンドウのしつらえかたがまるでちがう。風景としてなじんでいるのはフルーツパーラーの明るさであって、要するにぼくは、新宿通りのこの場所でのショウウィンドウ内の暗さに慣れていないのだ。 ほかにも街の表情がいろいろと変わっていてちがう街を歩いているみたいだった。 銀行の角を左折し、伊勢丹の従業員用通路の前を横切るとき、仕事の打ち合わせでこの通路を最初に歩いたときの光景を思い出した。強い雨の降る夕方だったが、通路のたたずまいはあのときのまま何も変わっていない。 思わず引き算をしてしまったがちょうど35年前だ。 その後は幾度となく通ることになるこの通路は、ほかにも多くのひとびとの歴史とかかわっているにちがいなく、35年間変わることのない従業員通路に拍手をしたくなった。 久しぶりの伊勢丹7階、宮川本廛。 友人と八海山を呑み、うざくをつまむ。 やがてめしを喰おうということになり彼はうなぎのお重、ぼくは例によって特製大丼を食った。 ひときわうまくなったなと感じたのは久しぶりだったせいではあるまい。 うなぎの素材、焼きかた、味付けのすべてがじつにしっくりとうまいのであった。 外に出ると雨が降っていた。 タクシーに乗る友人を見送り、ぼくはゆっくり歩いて京王線へ。 予期せぬ満腹でズボンがきつくなり、とはいえベルトをゆるめたりボタンをはずしたりするわけにもいかず、京王線の車内でいささか困った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.05 14:58:11
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