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カテゴリ:アジのある杉足場板NEWS
杉足場板は高所作業をされる現場の職人さんの足場を固める軽仮設資材の一つです。
言わば人命を預かる資材ですから当然板の強度に関しては相当にシビアになります。 一方で、住宅資材としての杉板は用途にもよりますが、床用のフローリングとして使われる場合は、見た目の美しさが一番の決め手となります。 これが現場で使われる杉足場板と一般住宅で使われる杉板の大きな違いです。 以下、ある所で説明させていただいた内容を転記しておきますので参考にしてください。 ------------------------------------------------------------ 杉足場板の一番重要視されるの選別基準はたわみ強度で、美観という視 点は全くなく、これが一般建材としての杉厚板との一番の違いです。 よって、節についても大きいもの、重なり合ったもの(合い節)、死節、 抜節、流れ節については一定基準を満たさないものは選別で跳ねられ、 その下のグレードの敷板となります。 傾向として、腐り易い白太の部分は節が抜けやすいこともあり、赤味中 心の材料となります。結果強度も強く、腐れに対しても強く、足場板と しては適材となります。 その結果、素材としてはラフだけど、力強く荒々しいイメージの板とな り、それが店舗などの素材として重宝されています。無垢の一枚板のボ リューム感とそのコストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。 原木は同じ産地のもの(宮崎産)を使っていますが、その時々で節の大 きさが違うのは足場板ゆえ、避けられません。どれくらい手入れされて いた木かによって(枝打ちの状況)節の数と大きさが変わります。 一般建材用の杉板の場合は、細かく選別し、節の大きさや数などの細か い基準がありますが、足場板はそれとは全く別の基準となります。 当社が10年前に定めた新品の杉足場板の外観品質基準書です。 全部で14項目の検査項目を定め、欠点の基準に照らして選別していきます。 ------------------------------------------------------------ 但し、この基準書に準じて忠実に選別すると、未乾燥の生板もOK、屋外に何ヶ月も放置して思いっきり日焼けした板もOK、雨に打たれて水染みだらけのもOKとなってしまいます。 店舗等の用途とはいえさすがに使い辛いので、WOODPRO独自の選別基準を設けてご利用いただいております。 以上参考にしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.25 20:24:28
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