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2005/05/17
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 国語が苦手だから何とかしたい、あるいは何とかしてくれという相談を子ども本人から、またはご父兄から受けることがたびたびあります。一般論として「本や新聞のコラムを読みなさい」とか「問題集を買ってきて解きなさい」「漢字や言葉を覚えなさい」「塾の予習復習をしっかりやろう」などのアドバイスがありますが、それらは国語の問題に「慣れ」ることをアドバイスしているだけで、その子が国語がどうしてできないのか詳細な検討をしてみた上でのアドバイスではありません。「国語は勉強してもすぐには効果が現れにくい」ために「慣れ」以外に有効な学習法はないものか、もう少し突っ込んで、国語ができない原因と指導の着眼点について自分なりの考えを提案してみたいと思います。

 国語の指導上、生徒に国語力をつけてもらうために、私は次の5つの領域を想定しています。

1 読みレベル
2 意味レベル
3 文章構成と文脈把握レベル
4 表現レベル
5 生活経験と興味・関心レベル

1読みレベル
 
 私は音読を重視します。小学生には句点ごとに交代して」読みあう「マル読み」や、中学生には形式段落ごと、あるいは小場面ごとに声に出して読んでもらいます。これは学校の先生もやっていて別段目新しいことではありません。子どもの読みをチェックすることで、子どもがテキストの文字情報をどう受け止めているかが如実にわかります。読めさえすれば意味もわかる漢字が読めなかったり、ひらがなが連続するところで文節の区切れ目がわからず言葉を捉えきれていなかったり、言葉の取り違え、読み飛ばしなど「読み」がおかしいところは、必ずその子が引っかかっているところです。誤りを指摘し模範読みをしてから続きを読んでもらいます。黙読を推奨し音読を取り入れない授業もあるでしょうが、テストを受けるときと力をつけるときの方法はやはり違います。どこで引っかかっているのか、文章を読めているのかをチェックするためにしっかり音読することが、まず最初のとっかかりです。

 こういうわけで「漢字や語句を勉強しなさい」という一般論のアドバイスが成り立つのですが、実際の文章を読むときに出会う言葉は、問題集に載っている言葉ばかりではありません。やはり大人が、できれば指導者がそばにいて大人と対話しながら読みをチェックすることが一番でしょう。その際、読めない漢字にはフリガナをふるという習慣をつけることが肝心です。国語がかなり苦手な子はまず例外なくこのフリガナをふるという習慣が身についていません。友達が本読みに当たっているとき、ぼんやりしていたり、ここぞとばかりイラストをノートに書いて遊んでいたり。ある程度文章を読める子どもは文章に自分なりの情報を書き込む習慣を持っています。読めない漢字にはフリガナをふるという習慣をつけることが他の対策を講じる前に真っ先にしておかなければならないことです。

 文章が読めるかどうかの第一段階は音読です。最近、声に出して読む国語がはやっていますが、言葉の持つリズムや表現の型を学ぶという意味では反対する理由はありません。また、小さい頃に読み聞かせをするということも情緒発達の上で注目されるようになっています。
しかし、……。                        つづく。

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Last updated  2005/06/03 01:41:53 AM
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