新着記事一覧 | 薬師堂だより

薄荷の花

蜜に酔う蝶を虜に薄荷咲く　薄荷の花が咲き出しました。　爽やかな香りがします。　１６日に上の孫達が帰る日に、葉を千切って嗅がせ、　「何の匂いがする」と聞くと、　「あっ、ハッカだ」と言って、ビックリしていました。　お菓子や飴、歯磨き粉などに練り込まれているのは知っていたようですが、まさかこんな葉から同じ匂いがするとは思わなかったようです。　今度は花が咲き始め、蝶があの香りを楽しんでいるようです。

2016.08.18

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人間ドック

ドック済み心晴れ晴れ台風過　人間ドックを受けました。　お盆明けのためか受診する人が少なく、ゆっくり受診する事が出来ました。　後は結果を待つだけですが、大きな病気がない事を祈るばかりです。　台風一過の青空が広がっていましたが、その空のように心が晴れ晴れとしています。

2016.08.17

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送り盆

老夫婦だけ残されて送り盆　遊びに来ていた中二の孫と友達を駅に送りました。　７日に下の孫が遊びに来て、８日に親戚の子供が合流し、１０日に駅に送るまで、接待に明け暮れました。　その後墓掃除や盆用意、親戚や新盆の家のお参り、施餓鬼でお寺へ出掛けたりしているうちに、上の孫が友達を連れて遊びに来るという連絡が入りました。　秩父のあちこちを案内し、今日帰って行きました。　その後送り火を焚き、茄子の牛や瓜の馬を持ってお墓参りに行きました。　あちこちでお墓参りをする姿が見られました。　お墓参りを済ませて家に帰り、老夫婦で疲れたねと座り込みました。　ホッとしたようなちょっと寂しいような、わが家のお盆はこうして終わりました。

2016.08.16

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終戦記念日

名物に並ぶ平和や終戦日　中二の上の孫が友達を連れて遊びに来たので、秩父市の隣の小鹿野町という場所にある「わらじかつ丼」を食べに行きました。　到着すると長い列が出来ていて、近くにある市営駐車場も満車で、東京や千葉、神奈川などのナンバーの車が止まっていました。　妻や孫達には順番をとる為に並んでもらい、私は車に乗ったままで空くのを待っていました。　ちょうどワンセグのテレビから終戦記念日の式典が流れていました。　黙祷の時間になったので、車から下りて帽子をとって祈りました。　やっと１台空いたので駐車し店の前に行くと、まだ長い列ができていました。　カツが２枚乗っているだけの一品だけで、広くもなく綺麗とは言えない店ですが、口コミで拡がり、何時も行列ができています。　結局２時間待ちで食べられましたが、孫や友達が「おいしいおいしい」と言ってくれたのが救いです。　何の憂いもなく、食べたいものを食べる為に行列の出来る平和な世の中が、いつまでも続いてほしいものです。

2016.08.15

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施餓鬼

入院と物故話題の施餓鬼寺　菩提寺の施餓鬼会が行われました。　法要が行われていましたが、１０００軒近い檀家なので本堂に全部の人が入りきれず、庫裏の座敷の待合室でスピーカーから流れる読経を聞いていました。　その内に「あの人が来てねえけどどうしたんだんべえ」というような話になりました。　一年に一回の大掛かりな法要なので、市内だけでなく、遠くに住んでいる人も顔を見せます。　久しぶりに会った人同士、いろいろな噂話が始まります。　去年来ていた人が亡くなっていたり、入院していたり、一年の間にはいろいろな動きの出てくる年齢になりました。　施餓鬼会の卒塔婆を頂いてきたので仏壇に供え、お盆が終わったらお墓に持って行って、卒塔婆立てに供えようと思います。

2016.08.14

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迎え火

目の悪き母の迎え火朝のうち　迎え火を焚きました。　おがらではなく、使い古しの割り箸を代用し、植木鉢で焚きました。　それよりも一番大事なのは明るさです。　迎え火は１３日の夕方炊くという説明もありますが、目の不自由だった母は、暗い中より明るい方が帰りやすいと思い朝にしました。　頑固だった父が母の手を引いて帰って来る事でしょう。　迎え火が朝日に輝いていました。

2016.08.13

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盆用意

地のものをあれこれ供へ盆用意　お盆を迎える用意をしました。　昨日墓掃除と仏壇の掃除を済ませ、今日花や野菜を飾りました。　生前母が、「俺が死んだら庭の花や薯の煮っ転がしでいいから進ぜてくれい」と良く言っていました。　父母とも畑の物が好きだったので、それを供えることとしましたが、盛りを過ぎた茄子の牛や胡瓜の馬は、何となく頼りなげです。　一番堂々としているのは西瓜と南瓜です。　今年初めて大玉西瓜に挑戦しましたが、盆の飾りにしても恥ずかしくないまずますの出来でした。　ちょっと寂しい話があります。　庭の花と言っても今は花の少ない時期なので、ハウスで栽培している知人の花を毎年買っていましたが、今日グランドゴルフで会うと、「もう歳で作れねえ」と言っていました。　今年もお盆の時期はやってきましたが、その間同世代の知人が亡くなっていたり、花が作れなくなった人がいたり、何となく複雑な気持になるお盆です。

2016.08.12

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墓掃除

墓掃除草の匂いも掃き出だす　墓掃除に行きました。　毎年家の墓の前の無縁墓地の草刈りは私がやっていて、草刈り機を持って行きましたが、行って見ると誰かが草を刈ってくれていました。　ただ刈った草が家の墓にも飛び散っていて、草の匂いが満ちていました。　箒で掃き出し、砂利の間に入った草や枯葉は手で拾いました。　何時もは草刈りから始めて時間の掛かる墓掃除ですが、ありがたい事に短時間で済みました。　明日は花を供えて墓を飾りますが、今日は般若心経を唱えただけで帰ってきました。

2016.08.11

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南瓜

手土産に敬遠された南瓜かな　孫一家と親戚の子供達が帰って行きました。　茄子やトマトなどの畑の野菜をお土産に持たせました。　「南瓜も持って行けば」　それぞれの親たちが、　「これ以上の荷物は」　「もっと大きなスーツケースを持ってくれば良かった」　結局いろいろな理由をつけて断られました。　昨日の晩に南瓜の煮物とスープを食べたので、胃袋ごと持って帰ってもらいましょう。　賑やかだった４日間もあっという間に過ぎ、老夫婦だけのふと寂しい日常が戻りました。

2016.08.10

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三峯神社

秋嶺の社の木から気のパワー　遊びにきている親戚と孫を連れて、秩父山中の三峯神社にお詣りにいきました。　「三峯神社は三峰山中、標高１１０２ｍの高海抜地帯にあり、その山々の強い気が流れ込む龍穴スポット（大地の気がみなぎる場所）です。いつ行っても、清く澄んだヒンヤリとした空気感があります。　日本神話の英雄・日本武尊（ヤマトタケル命）が創建、修験道の祖・役小角が修業をし、弘法大師空海が観音像を安置したとされます」という説明がありました。　その説明通り、鳥居を潜ると空気が一変し、身の引き締まる霊気を感じました。　お詣りを済ませ、側にある樹齢８００年と言われているご神木に触れることにしました。　子供達も神妙な顔で触れ、パワーを貰えたと喜んでいました。　遠くまで見渡せる遥拝殿に立つと、秋の風を感じることができました。　気を引き締めて残暑を乗り切っていきたいものです。

2016.08.09

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八月

堂守の順の八月来たりけり　毎月８日が地元の呑竜堂の縁日になっています。　大正時代に堂守の順番が決められたようですが、父達は昭和１９年に今の場所に住んだので、堂守の順番から外れていました。　その人達も歳を取り、堂守の順番が維持できなくなりました。　そこで新たに新メンバーが選ばれ、私の家もその一員になりました。　順番で担当しますが、今日ははじめてその当番になりました。　千葉の親戚の子供達が遊びにきたので、駅に迎えに行った帰りに寄りました。　群馬県太田市から分祀されたもので、子育て呑竜と言われています。　残暑に負けずに活動していけるように、みんなで記帳してお祈りしました。　妻が堂守を担当しましたが、何とか巧く終えたようです。

2016.08.08

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立秋

山峡に今日も居座る残暑かな　今日は立秋です。　さいたま市に住む小三の下の孫が遊びにきたので、山の丘陵の秩父ミューズパークスポーツの森の一角にあるプールに行きました。　流れるプールと波のプールがありますが、大勢の家族連れで賑わっていました。　山国の丘陵にあるので、少しは秋の気配があるかなと期待しましたが、焼けるような暑さが照りつけていました。　裸足で歩くと足の裏を火傷しそうなので、急いでサンダルを履く程でした。　この間会ってからまだ二週間くらいしか立っていないのに、また成長したような気がしました。　　明日から千葉の親戚の子供が遊びに来るので、忙しい日々になりそうです。

2016.08.07

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応援

地ぼてりに負けず平和な声天に　第８回夏季高校女子ソフトボール秩父研修大会が行われたので、応援に行きました。　私達がグランドゴルフをやる時に、廃校の校庭を半分使っていますが、後の半分を秩父農工高校の女子ソフトボールチームが練習をしています。　ソフトボールチームの監督さんが、グランド整備ローラーで時々私達のグランドを整備してくれていて、市内でも最高のグランドコンデションをキープしてくれています。　そのお礼も兼ねて、何時も同じ時間に練習をしている孫の世代の選手を、おじいさんおばあさんが応援する事になりました。　今日は広島原爆忌ですが、グランドで元気にプレーをする生徒さん達はもちろん知りません。　私も戦後生まれで知りませんが、応援する年寄りの中には子供の頃戦争を経験した人もたくさんおります。　地のほてりの中で元気に駆け回る平和な光景が、永遠に続くよう念じながら応援をしました。

2016.08.06

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祈りの月八月

峰雲や祈りの日々の始まれり　　毎日積乱雲が生まれては消えて行きます。　今日も山の高台にある畑に不気味な雲が生まれました。　畑の脇の家々に覆い被さるように膨らみ、遠雷も聞こえていましたが、やがて消えて行きました。　よく写真で見るあの雲を思いましたが、明日から平和を祈る日々が始まりますね。

2016.08.05

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蝉死す

はや土に還る蝉あり庭の隅　庭のあちこちに蝉の抜け殻が目立つようになり、蝉の声も山奥から庭に下りてきて、にぎやかになりました。　一方早くも土に還ろうとしている蝉もいます。　柿の木の下の地面で１匹の蝉が死んでいて、蟻がどこかへ運ぼうとしていました。　穴を掘って埋めてやるより、自然の摂理に任せた方が良いようですね。

2016.08.04

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清水

一本の樋譲り合い清水汲む　武甲山の登山口にある湧き水を汲みに行きました。　ウォータータンクとペットボトルの入った段ボール箱を並べ、さて汲み始めようとした時に、所沢ナンバーの車が山から下りてきました。　登山を終えての帰り道のようでしたが、ペッドボトルを３本持っていました。　「それだけですか」　「そうです」　「それじゃあ先に汲んで下さい」　「良いですか、スミマセン」　水場はウォータータンクと段ボールの箱などで乱雑になっていたので、妻がペッドボトルを受け取って汲んであげました。　「ありがとうございます」　「気を付けて帰って下さいね」　その人が行ってしまうと水の音だけが聞こえる何時もの水場に戻りました。　蝉の声と、時々聞こえる小鳥の声を聞きながら、秋の気配が近付いてきたことを感じながら、山清水をゆっくり汲んで来ました。

2016.08.03

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驟雨

乾く地をお釣り来るほど驟雨打つ　朝から雷が鳴り、強い雨が降り出しました。　昨日までは山の高台の畑が乾き切り、家から運んだ水を掛けてしのいできました。　農具小屋から樋で引いている雨水タンクも空になり、この先どうしようとみんなで頭を悩ませていました。　雨乞、水争い、水盗む、水番などの物騒な季語がある事もわかるような気がしますし、喜雨という喜びの季語もわかるような気がします。　この降りならば乾いた畑の奥深く水がしみ込み、雨水タンクも溢れる位溜まるでしょう。　約１時間くらい降り、今は一部青空も見え出しましたが、なんとなく大気が不安定な空模様です。

2016.08.02

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秋近し

秩父嶺を越え来る雲や秋近し　　今日から８月です。　朝、山の高台にある畑に行くと、武甲山の向こう側から次々と雲が生まれて、拡がっていきました。　天気予報だと山沿いは雷雨になると予想していたので、入道雲になって恵みの雨が降ると期待しましたが、よく見ると秋の雲のような感じです。　赤とんぼの姿も見られるようになりました。　一週間後には立秋を迎え、季節はどんどん移っていきますが、相変わらずの水不足で野菜の育ちは良くありません。　このまま旱から秋の旱に移っていくようなことがあると大変です。　この雲が入道雲に変わる事を心待ちしています。

2016.08.01

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子供の祭

天道の恵みの子供祭かな　真夏の太陽が照る付ける中で、地元の子供達の柿沢祇園祭が行われました。　午前９時３０分から祭典が行われ、町会役員として参列しました。　祭典が終わると、いよいよ傘鉾（山車）が出発します。　柿沢祇園祭は安政２年の「祇園祭事帳」などによって、幕末期から行われていた事がうかがわれ、明治１９年の「祭禮事務課簿」には、傘鉾を牽引した事が記録されています。　昭和１７年から２０年は戦争の為に付祭は取り止めになり、昭和３４年に復活しましたが、昭和３８年に付祭は取り止めになり、祭典のみ行われてきました。　２０年前に青年部が発足すると有志により復活し、現在に至っていますが、少子化の影響で父兄の奉仕も多くなったようです。　実は私も６０年くらい前に囃子子として傘鉾に乗った白黒写真が残っています。　背中におできができていて、高欄に当たって痛かった事を今でも覚えています。　夢中で囃しているうちにおできが破れ、白い襦袢が血膿で紅く染まり痛さも消えていました。　父は医者に行かなくて済んだと言っていましたが、当時の荒っぽい時代がわかるようです。　当時も今も、傘鉾の天辺に丸い太陽をかたどった赤いお天道様が飾られています。　太陽が神様という意味ですが、ちょうど７月の終わりで夏休みの中間点、子供達もこの夏を元気に乗り切ってもらいたいものです。　

2016.07.31

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百日紅

イチローの偉業持ち越し百日紅　イチローが大リーグ３０００本安打達成まで、あと２本と迫っています。　今日は久しぶりにスタメンで出場しましたが、４打数無安打で、記録は持ち越しです。　若い選手を育てるというチームの方針で、あくまで４番目の外野手として位置づけられ、こういう個人の記録より、チームが優先するので、代打で１打席１打席を積み上げてきました。　何時もは７回くらいの、約１００球を投げたピッチャーの打順の時に代打で登場します。　朝早く畑に行って一仕事済ませてきて、日盛りになる頃帰ってくると、ちょうどその瞬間を見る事が出来ます。　今日はスタメン出場ということもあり、日差しが強すぎて農作業は無理なので、テレビ桟敷に陣取りました。　守備ではスーパープレーが出ましたが、打撃は無安打で記録達成はお預けです。　きっと近日中には達成すると思いますが、夢のような数字ですね。　今日は土用の丑の日。　私が食べても力にはなりませんが、鰻でもいただき明日から元気に応援していきましょうか。

2016.07.30

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グランドゴルフ

グランドに一歩踏み出す炎天下　暑中御見舞い申し上げます　今日は週に２回のグランドゴルフの練習日でした。　前回は雨で中止になりましたが、梅雨明けした今日は、朝から強い日差しが照りつけていました。　総勢４２名のシルバーのクラブですが、病気で入院していたり、家で療養している人、所用で参加出来ない人がいて、３１名の出席でした。　クジでラウンドのグループが決まると、一斉にグランドに出ていきました。　隣では女子校のソフトボール部が練習をしていました。　グランドゴルフは８０歳を越える人もたくさんいますが、若い生徒に負けずに頑張っていました。　８月にこのグランドで女子校のソフトボールの試合が行われますが、隣同士で練習をしているおじいちゃん、おばあちゃんが応援に駆け付ける事になっています。　暑さに負けずに夏を乗り切っていきたいと思います。

2016.07.29

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梅雨明け

梅雨明けのマンション街や山国は　　　ちょうどさいたま市の孫の家に行っていた今日、関東甲信越で梅雨明けしたようですね。　東京池袋まで約２０分の通勤圏で、高層マンションが次から次へと建っています。　蒲団を干すのを手伝いながらベランダから見ると、雲が昨日とはまるで違っていて、すっかり夏の雲になっていました。　日差しも急に強くなったように感じました。　私の住んでいる山国秩父は見えませんが、山国なりに梅雨明けしているのだろうなと思いました。　夜帰ってきたので、山国の梅雨明けの本当の空が見られるのは、明日の朝になりそうです。　

2016.07.28

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金魚

水出せば水に群がる金魚かな　毎朝だいたい決まった時間に井戸水をポンプで汲み上げ、ホースを隠した竹筒を使って池に流し込んでいます。　その時餌をやっていますが、何回か続けている内に、一斉に集まるようになりました。　調教が成功したようです。　以前は父が作った山からの湧き水を引き込むパイプが通っていましたが、下水道工事の為に近所の道が深く掘られ、湧き水の道が途絶えました。　幸い井戸水はそのまま残っていたので、小さなポンプを買ってきて水を汲み上げ、池に流し込むようにしました。　怪我の功名といいますか、かえって金魚が慣れてくれました。　１０匹買って来た金魚が青鷺に食べられて一時４匹に減りました。　去年１０匹生まれ、今年も春に恋の季節があったので、何匹生まれるか楽しみですが、いまのところ生まれた気配はありません。　山国の冬は寒く池が凍り付くので、なるべく早く生まれて、少しでも大きくなっていてほしいと思いますが、こればかりは自然に任せるしかないようです。

2016.07.26

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蝉

テレビ音聞こえぬ程の庭の蝉　朝のテレビのニュースを見ているといきなり蝉が鳴き出し、テレビの声が聞きづらい程です。　玄関のすぐ前の枇杷の木でミンミンゼミが鳴いていました。　ドアを少し開け、写真を撮りました。　もう少し近くからと思いそっと玄関を開けましたが、その途端ギッと鳴いて飛び去っていきました。　おしっこは掛けられませんでしたが、山で鳴いていた蝉が、やっと里まで下りてきたようです。　これからは庭のあちこちの木で鳴き出し、８月に遊びに来る孫や親戚の子供達が、朝、蝉の声で目を覚ますようになるでしょう。　山国にも夏がやってきたようです。　一気に賑やかになりましたが、お盆が終わって新学期が始まる頃、蝉の声は山に戻っていき、いつの間にか聞こえなくなり、秋が深まっていきます。

2016.07.25

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トマト熟る

種からの日誌に今日はトマト熟る　４月１２日　　桃太郎トマト　１０ポット、千両二号茄子　１０ポット種を蒔く　４月２２日　　桃太郎トマトの発芽確認　　４月３０日　　トマトを１本立ちにする　５月２１日　　トマトの寒冷紗を外す　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５月３１日　　トマトのビニールトンネルの骨組みを作る　６月　１日　　トマトのトンネルの足場に添え木で補強する　６月　２日　　トマトの骨組みにビニールトンネルを被せる　　etc　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トマトに関する農事日誌の一部ですが、読み返して見ると、その日の事が思い出されます。　そして今日の農事日誌には、トマト熟れると書き込めます。　天候不順の中で育ってくれたトマトに感謝し、ガブリといただきましょうか。

2016.07.24

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茗荷の子

茗荷の子摘むに必需のネット帽　茗荷の子が出てきました。　母親が育てていた茗荷は秋茗荷で、お盆過ぎに出て来ますが、これは夏茗荷です。　現役の頃社宅の横に生えていたのは知っていましたが、持ってきた覚えがありません。　退職する時、育てていた植木を挿し木にしたり、小さな根を掘って持ってきたことは覚えているので、他の植木にくっついてきたものだと思います。　それがいつの間にか根を拡げ、裏庭の一角を占めるようになりました。　茗荷汁の香りを楽しもうと、茗荷の茎を掻き分けていきますが、この時と待ち構えていた蚊が襲ってきます。　蚊取り線香だけでは歯が立たず、虫除けネット付きの帽子で顔を被って踏み込みます。　今日も曇り空が続いていますが、薄暗い中の茗荷摘みも、これで万全です。　それにしても、季節の移ろいの早さを実感しています。

2016.07.23

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風蝶草

簪のごとく咲きけり風蝶草　風蝶草が咲き出しました。　正式にはクレオメという名前ですが、風に蝶が舞うような花姿から、セイヨウフウチョウソウの名がついたそうです。　太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿が面白いですが、蝶というより簪を想像してしまいます。　もう少したつと雌蕊が膨らんで来て種を宿します。　放って置くと割れて種が落ちてあちこちから芽を出しますが、落ちないうちに種を採り、来年プランターなどに蒔くと観賞用になります。　今日は大暑でしたが、涼しい一日でした。

2016.07.22

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夏休み

採れたよとさっそく日記夏休み　所用で出掛けた帰りに、さいたま市の孫の家に行きました。　昨日が終業式で、張り詰めていた気持が緩んだようです。　プランターを見ると、あまり手入れもしていない様子でしたが、自分で育てていたミニトマトが一つだけなっていました。　嬉しそうにそっと手の上に載せて見ていましたが、「今日の日記はできた」と、早速日記を書いていました。　おじいちゃん、おばあちゃんが来た事より、ミニトマトが主人公になったことはちょっと淋しいですが、これから約４０日間日記を付けるのに苦労するのだろうなと思いながら、私も俳句日記を頑張らなければと思いました。

2016.07.21

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蝉生まる

蝉生れて旅立つまでは我が家族　庭畑のエゴマの濡れた葉の上で、油蝉が生まれていました。　蝉の殻を抜けてもう一段上の葉に這い上り、翅の乾くのを待っているのでしょう。　蝉の穴は見つかりませんでしたが、我が家の庭のどこかで生まれたのだと思うと、何となく愛着を感じます。　しばらくして見ると、翅も乾いたのでしょう、姿は消えていました。　地上での短い命を精一杯生きてパートナーを見つけ、またこの庭で子孫を残してほしいと思いますが、その子孫が生まれ出てくるまで、私達も元気に生きていきたいものです。

2016.07.19

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海の日

秩父ミューズパークからの武甲山と秩父市街海の日の山から見えぬ海想ふ　今日は海の日ですが、埼玉県は海なし県です。　まして秩父は山奥の盆地で、どう背伸びしても海は見えません。　朝曇りしていた空が晴れ、気温も久しぶりに３０度を越え、日差しが強くなってきました。　ニイニイゼミに混じって、ミンミンゼミの声がだいぶ多くなりました。　いよいよ夏本番を思わせます。　もう６０年以上前の小学生の低学年の頃の、はじめて海に行った時の白黒写真が残っています。　子供会の団体で行ったのだと思いますが、まだ海水パンツははいていなくて、みんな白い普通のトランクスで映っています。　それから海が好きになり、旅行や合宿、研修で海の近くに行くのが楽しみになりました。　狭い盆地で育ったので、広い海にあこがれたのかもしれません。　今日も海に出掛ける人が多いと思いますが、水の事故に遭わないよう、山国から祈っています。

2016.07.18

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茄子

形良き茄子だけ見栄の荷に詰める　親戚に夏野菜を送りました。　トマトを除いて、茄子、胡瓜、夏大根、玉蜀黍、枝豆、インゲンなどを送りました。　茄子も大中小の大から形の良いものだけを選び、胡瓜も曲がっているものは除いて送りました。　スーパーなどでも曲がっている胡瓜は売れないそうですが、曲がっていても切ってしまえば同じだと、批判的に見ていました。　しかし同じ事をしている自分がいました。　

2016.07.17

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草刈り

一叢の花避けてゆく草刈機　畑に通ずる道の草刈りをしました。　草刈機が唸る度に草が薙ぎ倒され、病気ではありませんが快感を覚えます。　雨水タンクの側に一叢の黄色い花があります。　流石にこれは倒すのに忍びず、避けて通りました。　きれいになった後に、余計黄色が目立ちました。　この先の駐車場に車が止まっているので、夢中になって車を傷つけては悪いので、さてどこまで進むか。　草を薙ぎ倒してゆく快感に浸っているわけにはいかず、慎重に進みましょう。

2016.07.16

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月１回のハイキング　７月

雨季さ中紙の歴史を辿りけり　月１回の昔の職場仲間とのハイキングは、東京北区王子周辺の散策としました。　最初に国立印刷局お札と切手の博物館を見学しました。　１０分の１のお札の印刷機や、世界が認める偽造防止技術の歴史や、すかしの技術を実際のお金で検証しました。　１億円がどのくらい重いかを体験するコーナーでは、そのあまりにも重い束に、宝くじが７億円当たったらどうしようと、仲間で笑い合いました。　次に飛鳥山公園内にある、「紙の博物館」を見学しました。　人類の歩みに大きな役割を果たしてきた紙について再認識しました。　紙が出来るまでの工程や歴史を、ボランティアガイドの方の説明で良くわかりました。　日本人一人当たりの年間の紙の消費量は２１０キロに当たるという説明にビックリしました。　中国では７０キロくらいで、これから大国中国が紙の消費に目覚めたら、資源の木が足りなくなるという説明と共に、古紙利用をもっと積極的に行わなければならないという説明に頷けました。　町会などで行う廃品回収などを、もって積極的に行う必要を感じました。　止んでいた雨がその頃から強くなりました。　雨の中を北区飛鳥山博物館、渋沢栄一の渋沢記念館の見学をしました。　「埼玉県深谷市生まれで、５００社にのぼる株式会社、銀行などの設立、経営指導に尽力し、民間経済外交、学校設立など社会公共事業に取り組み、近代日本の経済基礎をつくりました」という説明に、どんな頭脳を持っていたのだろうかと、感銘を受けました。　私の住む秩父にも多大な影響を及ぼし、秩父鉄道や秩父セメント会社の設立にも携わっているようです。　渋沢庭園の大部分が空襲で焼失し、国指定重要文化財の晩香蘆という茶室や、青淵文庫という建物に、重い歴史を感じました。　見学を終わる頃強く降っていた雨が止みました。　会場を池袋に移し懇親会を行い、８月の再会を期して別れました。　　

2016.07.15

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遠雷

遠雷や秩父嶺越える力なし　遠雷が聞こえます。　雲も黒くなって膨らんできました。　ポツポツと雨が降ってきて、山で鳴いていた蝉もピタッと鳴き止みました。　これは雷雨が期待できると待っていましたが、遠雷はなかなか近付いてきません。　そのうちに青空が拡がってきて、また蝉が鳴き出し、遠雷も聞こえなくなりました。　また畑の野菜に水遣りをしなければならないようです。　＊　夕方５時のニュースを見てビックリしました。　　　関東も豪雨や竜巻、雹の降っている所もあったようですね。　　　秩父は盆地なので風の影響はほとんど受けません。　　　雨はちょっと強く降っていますが、無風の状態です。　　　　　　被害のあった地域の方に、御見舞い申し上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１７：３３

2016.07.14

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青トマト

晴れた日も雨の日もまだ青トマト　昨日一日出掛けていて、今朝小雨の降る中畑を見に行きました。　　トマトもまだ青いままで、いつ赤くなるのか心待ちにしていますが、赤くなるのを拒否しているような頑固な青さです。　畑の土も表面はほんの少し色が変わっていましたが、ちょっと掘ってみると中は乾いたままです。　九州など熊本地震の被災地には、これでもかという激しい雨が降っています。　今朝のNHKのニュースで、り災届出証明書の発行の家の破壊状況の調査や、再調査が自治体の人出不足で、手が回らない状況がつづいているようですが、参議院選挙も終わったので、今度は東北も含めて、被災地に目を向けてほしいと思います。　関東は水瓶が空で、節水が呼び掛けられています。　畑も空梅雨状況で乾き切っています。　自然だけは九州を避けて、関東に雨を降らせてほしいですが、自然も冷酷ですね。　青いトマトが赤くなるのを、じっと待つしか方法はないようです。

2016.07.13

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古希

戦なき世を生きて今日古希の夏　今日古希になりました。　本来は数え年で数えるようですが、今は満で数えるようになったようですね。　唐の詩人杜甫の詩・曲江（きょっこう）「酒債は尋常行く処に有り人生七十古来稀なり」（酒代のつけは私が普通行く所には、どこにでもある。（しかし）七十年生きる人は古くから稀である）に由来する」と説明がありましたが、今は７０歳はまだまだ若い部類に入ります。　昭和２１年の戦後生まれで、それから７０年日本の戦争は見ないで過ごす事ができました。　昨日の参議院選挙で憲法改正勢力が三分の二に迫るという新聞の見出しがありましたが、憲法がこれからどうなっていくのか、国防軍まで進んでいくのか、集団的自衛権で自衛隊が他国の人を銃で撃つか、撃たれるか、先行きがわからなくなりました。　国民が選んだのですから、その結果は国民が背負わなければなりませんね。　後何年生きられるかわかりませんが、悲惨な場面を見ないうちに死ねたら幸せなのかもしれませんね。

2016.07.11

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蜻蛉生まれる

蜻蛉うまれお里の池を去り難し　昨日は一日雨が降っていて、一昨日この場所で生まれた蜻蛉が姿を消していました。　今日何気なく見ると、一昨日と同じ場所に留まっていました。　昨年蜻蛉が二匹連なって、盛んに池の水をお尻で突いていました。　産卵をしていたのだと思いますが、その卵がこの池でヤゴになり、草に掴まって生まれ、また戻ってきたのは、ここが故郷だからでしょうか　雨で濡れた翅が乾いたら、空高く飛んで行ってパートナーを見つけ、またこの池に戻ってきて子孫を残してほしいと思います。

2016.07.10

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雨休み

イチローの出るまでテレビ雨休み　今日は朝から雨が降っています。　昨日ニンジンの種を蒔きましたが、予定通りの雨で水遣りの作業はお休みです。　他の野菜も順調に育っていて、今日急いでやる作業はありません。　新聞のテレビ欄を見るとマーリンズ対レッズの試合があり、イチロー出場予定とありました。　何時も朝８時からのMLB中継なので、その時間は農作業にとって、太陽が照りつける前の貴重な時間で、テレビ桟敷という訳にはいきません。　イチローがメジャー３０００本安打まであと１０と迫っています。　今日は何本ヒットを打つかと心待ちしてスイッチを入れましたが、ベンチスタートでした。　７回裏に代打で出場かとベンチ前に出て来ましたが、他の若い選手が指名され、そのまま退き出番がありませんでした。　若い人を育てるというチームの方針で、なかなかレギュラーでの出番は少ないですが、１回の代打チャンスを活かしていく凄さを何時も感じています。　今年中の３０００本安打達成は確実だと思いますが、ピートローズ氏も認めてくれるのではないでしょうか。　４２歳で頑張っている姿を見ると勇気を貰えますが、今日は日々の農作業で疲れた身体を充電する、喜雨休みとしましょうか。

2016.07.09

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牛蒡の花

人知れず畑の隅の花牛蒡　山の上の高台の畑に行きました。　今夜から明日に掛けて雨の予報が出ているので、ニンジンの種を蒔きました。　ニンジンは発芽率が悪く、土が湿っていないと発芽しません。　明日の雨を期待しての手抜き農業です。　ニンジンや大根は根菜類の代表ですが、牛蒡もその一つです。　ニンジンの種を蒔き終わって畑の中の道を歩いてくると、他の人の畑の隅に牛蒡の花がひっそりと咲いていました。　あの牛蒡からは想像出来ない紫の花ですが、目立つような花ではありません。　私がここの畑を借りる前に、他の人が牛蒡を一度だけ作ったという話を聞きました。　収穫の時に掘りきれず、ユンボを借りて掘ったので、それに懲りて二度と作らないと聞きました。　この牛蒡の花は、十年くらい前に掘りきれなかった牛蒡が、まだ残っている証拠です。　　この牛蒡の花はこのまま咲いて枯れて行くか、草刈り機で刈り取られるかどちらかですが、地下ではこれからも、ずっと生き残っていくかもしれません。

2016.07.08

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旅立ち

天空をめざして生きよ巣立鳥　７月２日に投稿した「ヒヨドリの巣」のその後です。　昨日の午後になってチチッという鳴き声と、けたたましいヒヨドリの鳴き声が聞こえなくなりました。　しばらく様子を見ていましたが、ヒヨドリの気配が消えました。　もしかしたらと思い、脚立を持ってきて巣を覗こうとしましたが、棘のある梅の枝が邪魔になって、なかなか見えませんでした。　顔は近付けないので、カメラだけ巣の近くへ潜入させました。　画像を見ると巣立ちした後でしたが、孵らなかった卵が一つ残されていました。　無事に巣立った雛達は、この生きられなかった仲間の分まで生き延びてほしいと思います。　今日大西宇宙飛行士を乗せたソユーズが宇宙に向かって飛び立ちました。　その映像と小さな庭の物語が重なりました。　　

2016.07.07

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山桜桃

零れるを待つが定めの山桜桃の実　庭の山桜桃が赤い実をつけ始めました。　春にはピンクの数え切れない程の花が咲きました。　以前は果実酒にしましたが、毎年飲みきれないで、ビンの日付けを見ると、〇〇年物がたくさん残っています。　「今年は山桜桃酒は作らなくても良いわね」と妻の一言。　桜桃という美しい字の実ですが、鳥が食べてくれるか、そのまま零れてしまうか、今年の山桜桃の運命です。

2016.07.06

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久々の涼

五線譜の鳥も涼しと歌いけり　今日は朝から曇っていて、昨日より低い気温でした。　甘藷や人参の周りには草が蔓延っていて、気にはなっていましたが、連日の猛暑で体力が続きませんでした。　千載一遇のチャンスと、朝早く山の高台にある畑に行きました。　久しぶりに涼風が吹いていました。　近くの電線に椋鳥と思える鳥がたくさん留まっていましたが、地上に降りたり、電線の掴まる位置を変えたり、大忙しで飛び回っていました。　根を張った草を、鍬で一本一本削り取り少しずつ進んで行きました。　僕の前に道はない　僕の後ろに道は出来る　草を抜いた畝の後を振り返ると、まさにきれいな道が出来ていました。　気をよくして、他の畑の草取りにも挑戦しました。

2016.07.05

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西瓜の花

幾度目の受粉の証花西瓜　西瓜がソフトボールくらいの大きさになりました。　西瓜の雌花は最初から西瓜の赤ちゃんの形をしています。　雄花を千切っては雌花の先に付ける人工授粉の作業を繰り返し、雌花の下に藁を敷いて守ってきました。　ところが雌花は受粉しないで玉が黒くなって落ちてしまいました。　諦めてしばらく放っておきました。　ある日ピンポン球くらいに大きくなっている西瓜を見つけました。　受粉した証拠です。　虫が授粉の手伝いをしてくれたようです。　勇気をもらってそれからは朝畑に行くと、最初に人工授粉するのが日課になりました。　今ではソフトボールくらいになったのが１個で、ピンポン球くらいになったのが４個になりました。　西瓜は胡瓜のようにたくさん採れる野菜ではありません。　素人なので１本の親蔓から１個か２個採れれば良いとして、これからは蔓の先をどこで摘めるかが問題です。　また甘くなるとカラスが食べにくるので、その防御も考えなければなりますん。　　悩みの種もまた大きくなってきました。

2016.07.04

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蟷螂の子

身を隠す術まだ知らぬ子かまきり　梅漬け用に栽培している赤紫蘇の上に、蟷螂の子が何匹かいました。　バッタの子もいました。　赤紫蘇に緑の身体は良く目立ちます。　老眼でもすぐ見つけることができるので、鳥は一発で見つけるでしょう。　葉裏に隠れるとかしないと大変ですが、まだ逃げる警戒心はないようです。　梅漬けをしましたが、そろそろ水があがってきたようです。　一番怖いのは、そろそろ赤紫蘇を収穫しようと言っている妻です。　根こそぎ抜かれてしまうでしょう。　蟷螂の子やバッタが、どこかで生き延びてくれる事を祈っています。

2016.07.03

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ヒヨドリの巣

巣立ちまで見守る役を負いにけり　昨日の夕方庭の草取りをしましたが、何時もよりヒヨドリが近くで騒がしく鳴いて飛び回っていました。　梅の木の下まで進みました。　　そう背の高くない梅の木の天辺で、ヒヨドリが激しく鳴いたので見上げると鳥の巣がありました。　どこからも見えづらい所に巧く作ってありました。　ヒヨドリの親が警戒して鳴いていたのだなと、これはまずいと思いそこの草取りは止め、ちょっと離れた場所に移りました。　ただ記念に写真を一枚だけ撮らせてもらいましたが、雛の姿がかすかに見えました。　巣があることを知って改めて見ていると、近くをカラスが飛んでいったり、ガビチョウが檜葉の頂上で激しく鳴いたり、雀の集団が飛んできたりで、親鳥は気が抜けないだろうなと思います。　以前、玄関のすぐ前の楓の木に鳩が巣を作った事があります。　カラスが天敵で、人間の生活圏の近くだと、人間が自然に守ってくれる事を期待しているのだと、聞いた事があります。　梅が豊作だともっと前に巣は発見されただろうと思いますが、今年は裏年で、収穫しないでそのままにしておきました。　ヒヨドリがわざと実を落としたのではないかと妻は言っていますが、それはともかく巣がある事を知ったからには、責任を負わされたような気がするので、無事巣立つまで見て見ぬ振りしながら見守っていこうと思います。

2016.07.02

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半夏生

毎日が日曜農夫半夏生　今日から７月で半夏生です。　庭の半夏生草も天辺だけ白くなりました。　半夏生は、農業に関するいろいろな意味を持っているようですね。　関西では稲の根が良く張るようにと、蛸を食べる習慣があるようですが、農業の真似事をしているので、それにあやかって蛸を買ってきて食べました。　田植えも終わって、忙しい農作業を休む意味もあるようですが、毎日が日曜日の私には関係ないようです。　ただ気持を改めて、これからくる暑い夏を乗り切っていきたいと思います。

2016.07.01

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夏越の祓

夏祓肺の奧より息を吹くつゑの人に合わせて潜る茅の輪かな　秩父神社の六月大祓が行われ、先日申し込んでおいたので参列しました。　全員に形代が配られ、その後大祓詞、四方拝の儀式が厳かに行われ、配られた形代に息を吹き掛けて、御祓を行いました。　家族の顔を思い浮かべながら、肺の奧から息を吐くと、心も新たになりました。　その後、神職に続いて地の輪を潜りましたが、五人一組の私が先頭でした。　一回目の左に潜って振り向くと、足の不自由な人が二人いて、まだ潜れずにいました。　歩く速度を緩めて二人の人を待ちました。　大祓詞の中に「天の御蔭　日の御蔭」と言う言葉が出て来ますが、自分勝手ではなく様々の人のお陰でという気持が大事だと、宮司さんから聞いていた事を思い出しました。　左右左と三回潜りますが、歩く速度はだんだん遅くなりました。　直会の席には水無月餅が用意されていました。　「室町時代の御所では、この「夏越祓」の時に「氷室」から氷を取り寄せ、暑気払いをしました。しかし庶民にとって夏の氷は貴重品。そこで氷片をかたどった三角形の和菓子が作られるようになったのです」　という説明がありましたが、お茶と水無月餅をいただき、これからの暑い夏を元気に乗り切って行きたいと思います。

2016.06.30

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胡瓜

一日の無沙汰に太る胡瓜かな　昨日は朝から雨が降っていたので、畑には行きませんでした。　今日畑に行くと、胡瓜が葉陰から姿を見せていました。　まだ小さいと思っていた胡瓜が、たった一日でずいぶん太りました。　茄子もまだ小さく、トマトもまだ青いままで、夏野菜の中では胡瓜が一番早く採れます。　夕方から雨の予報ですが、畑に行かないとお化け胡瓜になってしまうので、茎を弱らせない為にも、毎日雨の中の畑通いが続きそうです。

2016.06.29

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青柿

濡れそぼつ青柿曲げぬ頑固さよ　朝から雨が降っています。　梅雨の晴れ間を有効に使って畑仕事も出来るだけ済ませて、今日は雨休みになりました。　久しぶりに余裕を持って庭を見ましたが、青柿がずいぶん大きくなっていました。　蔕の四角と相まって、何時も頑固さを感じます。　世間に流されているばかりなので、ちょっと見習わなければと思います。

2016.06.28

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ラベンダー

紫の蜜から蜜へ夏の蝶　庭のラベンダーが咲き出しました。　ずっと以前に、埼玉県菖蒲町のラベンダー園で買ってきたものです。　社宅の横に植えておきましたが、退職する前の年に挿し木をして持ってきました。　何度か消えそうになりましたが、その度に挿し木をして残してきました。　見栄えは良くありませんが、自分の歴史が残っているように感じています。　蝶がやってきて、それこそ花から花へと飛んでは蜜を吸っていました。　花が終わったら剪定も兼ねて、また新しい命を繋げていきたいと思っています。

2016.06.27

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