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2014.06.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

今回、直子さんから熊野古道小辺路へのお誘いがあった。関西のことはちんぷんかんな私は、奥駆け道との区別もあいまいだったが、飛びついた。事前に直子さんから、"膝が痛い"とか、"歩くのが遅くなった"とか言うメールが来た。これはてっきりあまっちょろいコースなのだろうとしか思えなかった。メンバーは直子さんと妹の誠子さん、それにおなじみの順子さんの女性4名。私以外は関西勢。 

5月15日 高野山金剛三昧院まで

高野山に集合する。東京を12:17発の新幹線のぞみで発って、新大阪駅で降りて、大阪駅に出て、環状線で新今宮へ行き、南海高野線に乗って極楽橋で降りて、ケーブルで高野山駅に着いた。耳慣れない駅名と乗り換えにいささかくたびれた。高野山駅はもう山中なのか、霧が流れていて寒かった。直子さんと電話して、夕食は17時半とのこと。かろうじて間に合うか。たまたま山屋でない友人から電話が入る。”仕事で横浜に来たので一緒に食事でも”という。“今、高野山にいてこれから4日かけて熊野本宮へ歩いて行く”と言うと絶句していた。車で走ったことがあるコースだが、遠かったとか。山屋以外には信じがたいツアーかもしれない。

熊野1.jpg

高野山は二度目だが、一度目は学生時代で、少林寺拳法の試合に大阪に来た折に、レンタカーで訪れたのだ。すべて忘却の彼方の話だ。高野山駅から今度はバスに乗って千手院橋へ行った。車内は欧米観光客が多かった。霧の中、たそがれが迫り、心細くなる。千手院橋で降りたが宿坊の金剛三昧院の見当がつかず、店の人に聞いた。メインストリート小田原通りから、路地というか、ひと筋奥まった、暗い杉木立の坂を上って行ってたどり着いた。国宝・多宝塔をはじめ、歴史的文化財が多く、世界遺産登録にあたっては、根幹となる寺院として重要な役割を果たしたそうな。門構えからして由緒正しそう。本坊の玄関で、”たのもう~”というと、坊さんが直子さん達の部屋へ案内してくれた。皆は、廊下を挟んだ対面の和室で、一人ずつお膳に盛られた精進料理をいただいていた。建物の造りは古いながらも風情があった。風呂も大きくて、よかった。

5月16日

高野山~水が峯越え~野迫川村北今西(かわらび荘) 17キロ(ガイドブックで6時間40分)

熊野2.jpg

6:00からの勤行に参加した。信者の人々が20名位いた。お坊さんたちのお経はグレゴリー聖歌のように聞こえた。住職の講和は関西弁で、鶴瓶を想起させた。住職はもったいぶらずに庶民的で、講和はざっくばらんで面白く、漫才のようだった。7:15、朝食は粗食。

熊野3.jpg

8:00、出発。境内のシャクナゲが盛り。シャクナゲでも有名な寺らしい。コンビニでドリンクなどを買い足しす。8:35、いよいよ小辺路へ入っていく。男性が一人、先行して行った。

熊野4.jpg

尾根を巻くと、すぐ、8:55、ろくろ峠大滝口女人堂跡。近辺に熊出没のポスターあり。

熊野5.jpg

平らな林道を歩いて行くと、9:48、薄峠に出た。左に下る。

熊野6.jpg

明るい日差しの下、高野槇の植林の中の林道を下っていく。私以外はサングラスをしているが、最近の説で、目からの日差しの入力がメラニン合成を促進するそうで、それを防ぐためとの由。10:30、御殿川の橋を渡る。

熊野7.jpg

大滝集落へ急坂を上って、集落にでる。11:00~11:20、東屋で休む。雑木林を進むと、12:00、立派な車道、龍神スカイラインに合流した。なに、この日差し!アスファルトの照り返しで暑い!車の往来はあるわで、結構長くていやになる。こういう道では誠子さんが持っていたかるい信濃のストックが楽そうだ。今回のために登山用品店で購入したとのこと。奈良県と和歌山県の県境なのか、県境を示す道標が頻繁に出てくる。出たり入ったり?

熊野9.jpg

ようやく、12:30、水が峯の入り口があった。雑木林の山道を登ると、12:55、水ケ集落跡があった。明治時代には8件の宿が会ってにぎわっていたと言う。古びた風情のある石仏が歴史を物語っていた。林道タイノ原線にでる。ここは車の往来がほとんどない。ここで、13:15~35、ランチ。天気は良いのだが、風が強く、日陰だと寒くなる。谷向こうの十津川の左岸の山肌がえぐれて茶褐色になっている。数年前、熊野川が氾濫して土砂崩れが起こった場所とのこと。

熊野10.jpg

しばらく歩いて行くと公園のような場所に東屋があった。西側の展望が開けていて開放感があった。桧股辻、北股辻、今西辻と、集落に降りる道を分ける。

熊野11.jpg

14:40、平辻に出る。お地蔵さまの像。ここから山道に入る。大股まで2.8キロの場所。クマ出没注意の表示あり。石仏もある。尾鷲の人が建てた道標地蔵らしい。15時過ぎ、林道に出る。今晩お宿の「かわらび荘」の看板があった。ここを左の山道を取ると大股へくだるようだ。道路をそのまま、だらだら下って行く。大きくU字状になっている所で、待ってましたと崖をショートカット。左に右に、切り返す。落石の多い道。川沿いの道路に突き当たると、今晩の宿、かわらび荘があった。

熊野1日目ラスト.jpg

16:00、かわらび荘着。2万5千分の1の地図にある北今西に下る山道はみつからなかった(地元の人も知らないとのこと)。宿の車で野迫川温泉に連れて行ってもらう。女将さんの孫娘が手伝ったり、宿題をやったりしていた。今日、遠足で護摩壇山から伯母子山まで20キロ以上の道を小学校の遠足で歩いてきたとのこと。すごい!夕食は鴨鍋、あまご焼などで、雑炊で仕上げ。美味!!!完食。21:00、就寝。良く歩いて、爆睡。

SD熊野古道2日目地図高野山北今西.jpg












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Last updated  2014.08.18 00:00:02
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Re:熊野古道小辺路 1日目高野山から野迫川(06/02)   Naoko さん
このとき、膝痛がひどくて、毎晩痛みでうなされていました。
私のゆっくり歩きに3人が付き合ってくれました。
それにしても車道は照り返しが強くて、暑いでした。
宿や良かったですね。この宿にはまた来たいと思いつつまだです。
2019年7月13日 記 (2019.07.13 11:25:40)

Re[1]:熊野古道小辺路 1日目高野山から野迫川(06/02)   山ボケ猫 さん
Naokoさんへ

コメントありがとうございました。

宿に着くと膝を冷やしていましたね。
やはりPRPの効果で改善されましたか。

野迫川の宿には野鳥の会で再訪したいとのことでしたが、
まだでしたか。もう5年経ちました。早いものです。 (2019.07.13 13:09:04)


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