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     山ボケ社へようこそ                     山ボケ猫(野口いづみ)のブログ

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2015.02.22
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さて、2月21日、武尊の西俣沢と荒砥沢を滑って、せみね山荘に16時頃戻った。

ほたか22.jpg

囲炉裏で酒盛りが始まる。囲炉裏端では30匹近いイワナが串刺しにされて焼かれていた。一人2匹なのかと思ったら、この日はほぼ満員で、これが今晩の客の数だった。この民宿は大繁盛なのだ。最後は囲炉裏を新聞紙で囲って、蒸し焼きするようだ。おじさんが、筒を持って来たので、囲炉裏の炭を吹くのかと思ったら、自作の縦笛だった。南米の縦笛を模して作ったらしく、吹いて見せてくれる。が、”コンドルは飛んでいく”は、まだ吹けないそうだ。空き缶で作った風車なども見せてくれる。物造りが好きそうだ。

ほたか23.jpg

17時半にせみね山荘経営の「しんめいの湯」へ行く。道路を100m位登った左側にあって、徒歩3,4分。偶然、この「しんめいの湯」は、私が7年前に武尊に登った帰路、立ち寄った風呂だった。ボイラーが壊れているらしく、宿泊客のみの入れるらしい。アルカリ単純泉、透明で、さっぱりした肌触りの湯。私はいつものようにカラスの行水で上がると、ほかの人はまだ上がっていなかった。玄関ホール脇の休憩室のふすまが開いていた。休憩室に飾ってある切り絵を見て回る。蕎麦を食べる人の、蕎麦や、仕草の、切り絵の表現力に感心する。宿のおじさんが、あれこれ説明してくれる。大きなアルプホルンも置かれていて、これも自作したそうだ。風呂から上がってきた人たちが集まってきた。リーダー氏が、アルプホルンを吹こうとするが、音が出ないと嘆いていた。おじさんが、”唇に付いた種を吹き飛ばす要領で吹く”と音が出るそうで、私はその要領で吹いてみたら、音が出てしまった。おじさんは、子どもたちに切り絵の紙芝居もするそうだ。”女の子が森で狐がつかれてしまったけれど、川でころんだ衝撃で狐が驚いて逃げかえってしまった”と言うたわいのない4コマ切り絵の下絵を描いてくれと言う。おじさんは、当たり前のように私に要求する。鉛筆はなくて下絵が書けないし、マジックインキもすぐかすれてしまう。惨憺たる出来になってしまったが、なんとか要求にこたえた。
夕食はこの日も豪勢だった。イワナの串焼き、しゃぶしゃぶ、キノコ御飯、そばに煮物、カツなど。お絵かきのお礼にビールを頂戴した。

2日目はあまり天候が良くなさそう。武尊岳の荒砥沢の源頭部をすべってから登り返し、十二沢コースを滑ると言う半日コースの予定だ。
7時半にせみね山荘を出て、オグナほたかスキー場へ行く。偶然、見知った顔の知り合いに会って、挨拶する。誰だったかしら・・・?レストランで時間つぶしをする。上から霧が降りて、視界がなくなる。リフト乗り場へ行く。昨日とすべて同じだが、約1名、勘違いして先に1台目のリフトに乗ってしまったメンバーがいた。2台目乗り場で合流できた。9:20、霧の中のリフト降り場1828mを出発する。今日はクトーを付けてみる。やはり楽だ。霧は標高が上がるにつれてはれてきて、信じがたいことに頭上に青空が広がった。

ほたか25ロープくぐり.jpg

元気よくロープをくぐればすぐ、前武尊だ。昨日より10分早く、10:05、ピークについた。

ほたか26まえほたか.jpg

下界は雲海の下だ。今日は全員で剣が峰とのコルに向かう。

ほたか27剣ヶ峰.jpg

剣ヶ峰の西側に霧がかかっている。コルでシールをはがす。

ほたか28.jpg

振り返ると、前武尊からボーダーたちが続々と続いて降りてくる。

ほたか29荒すみ滑降へ.jpg

10:25、さて、荒砥沢の斜面を見定める。

ほたか30荒すみ滑降2.jpg

すべりおりる。傾斜の強い、樹林の中の斜面だ。樹は標高が下がるにつれて大きくなる。

ほたか31荒すみ滑降3霧.jpg

少し標高が下がると谷はミルキーな霧に覆われて、囲まれしまうが、滑降には問題がない。
霧にかすむ林が幻想的だ。樹林の中で、雪質は良いようだ。恍惚のボーダーの雄叫び声がとどろいている。1800m、300m弱下る。昨日の合流ポイントよりは上だ。今日はここまで、シールを付けて登り返す。登った斜面を登り返すのはばかげていると思いながら、また、繰り返す。方程式”滑り降りる快楽>登り返す労苦”と、頭に思い浮かべる。見方によっては、我らアホ集団・・・。荒砥沢をそのまま下れば、昨日滑った所に出て、それからまた林道歩きと言うことになる。ほかに数パーティー、同様に登り返している。皆、長い林道歩きを避けたいのだろう。途中で一度休む。トップをキープした哲彦氏は、上の方は、ラッセルの労を避けて、下りのトレースを使ったらしい。剣が峰とのコルの少し手前で左へ、前武尊へと舵を切る。

ほたか32.jpg

11:55、若干、藪をこいで、前武尊のピークの少し下の尾根にぬけた。霧が晴れてきた。さて、いよいよ、最後の滑降。十二沢は、前武尊へと登った尾根の北側で、下部はスキー場に平行する。十二沢へドロップイン。ありゃ、早々に、本格的にころんでしまう。雪が湿っていて重たいようだった。なんとか自力でリカバーする。

ほたか33十二さわ.jpg

一時、霧が流れた。300m位下ると、右手にリフトが見えて、スキー場に隣接していた。ほとんどゲレンデのようだ。やがて、スキー場に吸収される。リフトの下をくぐって、ゲレンデに入った。センターハウスまで下る。
13:00、リーダーが、駐車場に行く広い廊下の手前で解散を宣言する。でも、駐車場までは一緒。板を脱ぐまでは解散宣言をしないほうが良いのでは・・・。花咲の湯の割引券を持っていたが、皆、渋滞を懸念して、風呂に入らずに帰るという。私はご近所さんの恭吾さんの車に乗せてもらう。

ほたか34そば.jpg

14:00、リーダーお勧めの平川の蕎麦屋「普もん」に入る。雰囲気のある内装だ。リーダー車メンバーもいて、9名が会しる。蕎麦は5人前でオシマイとのことで、5名が鴨汁そば、4名が鴨汁うどんを食す。やや高めだが、それだけのことはあった。蕎麦は売り切れてしまうことが多いらしく、事前に電話をと言うことだった。ご主人も登場したが、陶芸家のような雰囲気のかただった。帰路は渋滞らしい渋滞に会わずに、ご近所さんに自宅まで荷物ともども宅配していただいた。

(この日のGPS資料は前日の記録の最後に載っています)





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Last updated  2015.03.03 22:14:37
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