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2016.12.10
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カテゴリ:カテゴリ未分類
2016年12月10日
12月に入って、房総の沢へ行くという。
11月に丹沢の沢へ行ったことはあるが、12月の沢も房総の沢も初めてである。どうなることやら。しまいこんだ沢グッズをひっぱりだした。

朝6:40,新宿駅西口ロータリーをリーダーM車で出発した。途中、カオリさんをピックアップ。総勢5名となる。早起きしたのでぐっすりと寝込み、ここはどこ?状態で目覚めると市原のSAだった。コーヒーをのみながら行く先を検討する。当初鴨川のセーナ沢を予定していたが、ここまでに時間がかかったことと、晴天だが気温が低いので、簡単に済みそうなコースに変えることになる。ウオーターウオーキング2に紹介されている小糸川渓谷に変更することになった。といっても、私は房総の土地勘はゼロでどこへ向かおうとしているのかちんぷんかんだった。後で、地図を見てみると、房総半島のほぼ中央のやや西寄りの丘陵地帯で、南から北へ流れる小糸川にある三島湖の南の豊英(とよふさ)湖の、南西に流れ込む上流を遡行する。姉崎袖ヶ浦ICで高速を降りて、410号を南下する。

小糸川0.jpg

県民の森第一駐車場にたどりつく。ほかに4台の車が駐車していたが、閑散とした感じ。あまりまじめに沢グッズを持つ必要がなさそうだが、とりあえず持ってきたグッズは背負う。10:00、駐車場発。20分ほど、道路を戻る。


DSCF0577_640.jpg

途中、橋から下の沢をのぞき込む。下に見えるのは遡行する小糸川だ。小糸川は直上する410号線にからみつくように右に左に蛇行している。意外と深く、沢底からは国道は気にならない高さだろう。

小糸川.jpg

ロッジ村への支道に入り、おもちゃ村の看板の前を左に入って沢に降りた。ここで沢靴を履く。渓谷は深く、陽が差しこまない。

小糸川2.jpg

10:30、入渓(標高115m)。寒々とした冬景色で、よくまあこんな時期にこんなところ・・・。物好きなことです。濡れなくて済むかと思っていたが、やはり、沢は沢・・・。水深が浅いとはいえ渡渉を繰り返すうちにじんわりと水が沢靴にしみてくる。靴底にジワーンと冷たさが伝わってくる。20分くらい歩くと動物の頭蓋骨があった。きれいに洗われていて、見事な骨格標本。割合大きな鹿だろう。

小糸川3.jpg

10:55、沢の真ん中に大岩がある。岩の両側は水深が深そう。この季節だ、中央突破しかなさそう。しかし最初の一歩にこれといった足がかりがなくて難しそう。と、思って、少し下流の倒木をマキさんと私が引きずってきた。しかし、さすが身軽なリーダーさん、何とかよじ登ってしまった。ロープをセットしてくれて、4人はゴボウで登ることができた。ここがこの日の核心部だった。

小糸川4.jpg

11:10、浅い瀬の渡渉を繰り返し、橋の下を通る。

小糸川5.jpg

11:16、人工物としか思えないコンクリの道がある。後で沢底にマンホールのふたも出てきた。マンホールのふたがある沢を遡行するのは初めてだ。沢の下には別に人工的な水路があるのだろうか。さらにその後、刃渡り4,50cmの日本刀が落ちていたので驚いたが、これは模造刀で本物ではなかったようだ。いろいろなものがある沢だ。11:24、ゴルジュ風な場所を通過。

小糸川6.jpg

11時半頃、白壁が前にそびえるポイントに来た。そろそろ中間点でもあろうと、休むことにした。白壁を眺めながらリーダーさんが入れてくれたコーヒーを飲んだ。しかし、実際はここは2/5くらいのポイントだった。匙さんによると、ここからGPS電波をキャッチできるようになったそうだ。つまりここまでは谷が深すぎてキャッチできなかったということ。

小糸川7.jpg

11:55、標高130m位で右側から支流が合流していた。廊下のように奥の方まで続いていたので、心惹かれ、少し遡行してみる。しかし、詰めても帰路に時間がかかりそうなので次回の課題とする。この支沢の入口周辺の沢底の岩盤に木の化石(?)が見られた。

小糸川8.jpg

12時を過ぎて陽が差し込んできたが、晩秋の色が濃い。河原にアナグマを発見する。もこもこした毛皮を羽織って、ムチムチしたかわいらしいお尻をみせながら、一目散に右岸の崖に逃げ去った。

小糸川9.jpg

少しへつるところがあったが、さして濡れず、お楽しみの範囲だった。

小糸川10.jpg

12:40、どうも硫黄の匂いがすると思ったら、右岸の岩から黄白色の硫黄泉が流れ出ていた。少し生温かい。沢底にも湧水がある。午後になって水温が緩んだかと思っていたが、この温泉の効果かもしれない。

小糸川11.jpg

そこから10分歩かないうちに、右岸に小道があり、入り口の木杭に「牛尾」と記されていた。地図的にここが終了点であろうと、12:49、登ることにする。ここは標高150m弱。本日の沢中の標高差はウオーターウオーキングによると33mだったので、登りはほとんどここだけだった。下りも入渓するところだけだった。ちなみに沢の部分の距離は3900m。

小糸川12.jpg

上がっていくと県民の森に出て、ベンチがあった。「危険」の標識もあったが、確かに何も知らない人が沢に降りてしまったら危ないだろう。国道に出て、右へ戻り、12:57、駐車場に着いた。

小糸川13.jpg

白壁の湯へ行く。場所がわからず、北へ行きすぎて戻る。立派なサン・ラポール南房総という有料老人ホームのそばだった。経営が共通しているのかもしれない。13:30、白壁の湯着。本館は立派なリゾートホテルで、渡り廊下で風呂と結ばれている。入浴料は800円。外見と比べると、風呂の雰囲気は想像できないほどすんばらしい。内湯も感じが良いが、露天風呂は眼前に白壁が大きく広がっている。夜間の山の中でこの白壁は存在感を示し、宇宙との交感を感じさせるものがあるらしい。夜に来ないと・・・。

小糸川14.jpg

ここでアンケート調査があり、直帰したいか、美味なるものを食してから帰りたいかと問われた。全員が寄り道に手をげた。カオリさんお勧めの金谷の西海岸にある漁師のレストラン金谷へと向かう。15:20、海辺のレストランに着いた。東まじかに三浦半島が迫り、南には大島がうっすらと見えた。私は海鮮丼を取る。島寿司(ヅケにカラシ)や半島寿司(味噌漬け)というのが名物らしい。アジのフライも身が厚く、美味。かじめという海藻のスープはトロトロだった。

DSCF0664_640.jpg

食後、隣接する土産物店でかじめや、イワシ団子、ピーナッツなどを買う。16時半近く、遠く伊豆半島の天城連山に沈む夕日を眺めた。夜の帳が降りる前の北の洋上にはアクアラインの海ホタルが燐光を放っていた。私の住居から房総は遠いが、ツアーを堪能した。この時期の房総に病みつきになるかも。

小糸川地図大入り.jpg






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Last updated  2017.01.04 10:44:10
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