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2018.11.25
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小糸川渓谷は房総半島中央のやや西寄りの丘陵地帯にあり、三島湖の南の豊英(とよふさ)湖に南から北に流れ込む沢だ。一昨年、12月に房総の小糸川渓谷をウオーターウオーキングした。沢遊び後のお楽しみに温泉と新鮮な海鮮料理があることを吹聴すると、今回、10名の参加者があった。2年前と異なる点や気が付いた点がいくつかあったので、それを含めて報告する。なお前回の記録は下記サイトです。
https://plaza.rakuten.co.jp/yamabokesya/diary/201612100000/



八王子(6:15)と荻窪(6:45)にそれぞれ集合し、アクアラインの海ほたるで10名が合流した。山ボケ猫はアクアラインは初めてで、海のど真ん中にこのような人工建造物があることに単純に驚いた。デッキで海風に吹かれて海の風景を楽しむ。西の空に白い富士山が浮かび、青い海を白い船が航海している。この数日後、TVのブラタモリがアクアラインをした。後半しか見れず残念だった。




荻窪から2時間で県民の森第一駐車場に着いた。沢靴などを履いて身支度を整えて、9:15、出発。国道410号線を北へ15分ほど歩いた。途中、蛇行する小糸川を横切る橋の上で、渓谷の林の中から鋭い叫び声が聞こえ、サルと思われた。国道のトンネルの手前を左手に上るとホテルシルクヴィラの入口。ここから民家の前を通って沢へ下る。前回と異なっていたのは、入口にあった仁王像の隣の『おもちゃランド』の看板がなくなっていて、その代りに「第2インフォメーションセンター 入園料600円」の看板が立っていたことだった。入口奥の民家の方か、屋台を出して、入園料を徴収していた。主に魚釣りの方が対象で実際は入渓料と思われた。沢の後で入浴に戻ると200円ほど値引きがあったので、実質的に入渓料は400円になるが。



房総は崖が切り立っているところが多く、ここも深い沢床に降り立つと日差しは差し込まず、寒々としていた。



9:50、入渓、標高115m。ここから水平距離3900m、標高差33mを遡行する。浅い平坦な瀬を左手に進む。靴に冷たさがしみこむことを覚悟していたせいか、あまり冷たさを感じなかった。今年はやはり暖冬か。



10分ほど歩くと、前回、苦労した、中央に水面上1.5mほど頭を出した大岩がある釜についた。さて、今回も太腿までつかるかと、攻略法を思いめぐらせている。と、I橋さんが右岸の岩の側壁に足場が点々と横一線に穿かれているのを発見して、身軽にへつっていった。私も後を追うと、簡単に通過できた。前回は足場はなかったと思うが・・・。これでこの沢の核心部はクリアーできたことになるか。



水面下はよく見え、浅い。しかし、ところどころで花崗岩のような沢床の岩盤に穴があって深くなっているので要注意だ。10:15、速いピッチで名物の白壁の下も通過する。80mの絶壁が朝の光を浴びて白くそそり立っている。



10:25、標高130mで右からの支流がある。前回、ここを少し遡行して、木の化石を発見した。ミニゴルジュが廊下のように続いている。今回も寄り道する。前回より奥まで、100mほど行ってみると、2mほどの滝になっていた。ロープがあったがドロドロでつかむ気になれなかったので、ここまでとし、本流に戻った。今回も沢床の岩盤に明らかに樹木と思われる化石を確認する。



10:58、前回も見たマンホールの蓋が沢床にあった。硫黄泉を流しているのだろうか?



その先で大岩があって、へつったり(11:04)、乗り越えたり(11:10)。乗り越えていくときに、若干、水にぬれたが、寒いと言うほどではない。やはり沢なので、スパイスにこのくらいのシャワーがないと・・・。



11:20、岩壁から白い硫黄泉がわいて流れていた。沢床にも湧出している。手を入れると、少し暖かいようだ。リリーさんが『どぶ臭い』と言っていたのは硫黄泉の匂いだったと、納得してもらえたようだ。



11:30、入渓後、休んでいなかったので、ランチを摂って、20分ほど休んだ。



11:55、前回は気が付かなかったが、硫黄泉を吸い上げているポンプ小屋と思われる小さな建造物が2ケ所にあった。



さていよいよ右岸に上がる頃かと思って、前回、右岸の取り付き点にあった「牛尾」という道標を探して進む。12:00、両側から岩が迫って沢が狭くなっているところがあった。瀬の水深が3m位と深いので、左岸の2.5mほどの高さの岩を乗り越えなければならない。前回は、このような場所の記憶がなく、来過ぎてしまったかと少し戻ったりして検討する。分かったのは、前回、ここに小さな徒橋があったので、それをすんなりと通過したのだが、それが消失していたということだった。2年の間に変わるものだ。岩をよじ登って向こう側に降りると、あまりよくなかったが、ロープを出す必要はなかった。皆もスムーズに通過できた。



最後に硫黄泉を楽しむ。



まもなく、右岸の尾根に上がる場所があった。標高150m弱。沢の奥を覗くと、流れは二股に分かれ、両方とも堰堤で遮られていた。遡行終点ということ。右岸の尾根に登り口があった。ここは前回より上流で、空きペットボトルのゴミの山があって気分がよろしくない。「牛尾」の道標はどこにあったのだろう。流されてしまったのだろうか。12:20、国道に上がると第一駐車場のすぐ脇に出て、国道を渡る必要もなかった。12:40、ホテルシルクヴィラに戻って、白壁の湯にはいって冷えた体を温める。前回の風呂と男女が入れ替わっていて、前回の女性風呂のほうが白壁の正面のようだった。にぎやかすぎたせいか、宇宙との交感はできなかった(?!)。



入浴後、内房の海に面した金谷の漁師のレストランに向かった。1時間ほどで到着。私は今回も海鮮丼にした。具が新鮮でおいしい。食後、それぞれに隣接する土産物店で土産を買いこむ。私はタコの足のおすそ分けに預かった。アクアラインは入るまで渋滞がひどかったが、千葉方面を経由するルートも混んでいたようで、こちらで正解だったと思われた。アクアラインに入ってから西の海に日が沈んだ。海ほたるでコーヒーで一息入れ、充実したアフター沢を終了した。荻窪には20:15着。タコの足は酢醤油でぱくついて美味だった。

沢の後の例会で、房総の沢を年末の恒例行事にしようとする声があったので、楽しんでいただけたようだ。また、房総は夏はヒルが多いそうで、このような季節外れがよいかもしれない。
GPSデータは山ボケ猫作成。上(北)から下(南)に遡行した。











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Last updated  2018.12.28 00:11:53
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