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2020.12.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
2020年12月5日


(コンサイス槍ヶ岳から見た和名倉山)

秩父槍ヶ岳は両神山の南に位置し、秩父とはいえ、西上州の上野村に隣接する。110番通報すると長野県にかかってしまい、「秩父槍ヶ岳」と言わないと北アルプスの槍ヶ岳に間違えられるそうな。山容はやっぱりとんがった槍状ではある。
登山コースは、①相原沢沿いから直登ルートの東尾根を登るコースは「文献登山ガイド埼玉県の山」(1993年発刊。今は2010年版がでている)ではさらっと書かれており、昔は一般登山道というか正規ルートだったのかもしれないが、今は「通行禁止表示」のある難路(2009年にすでに通行止だったらしい)で、2010年版では「下りには使わないように」と書かれているらしい、②中津川集落からのルートはもっとも楽らしい、③相原沢沿いを詰めて右へぐるっと登るルートの3つがある。今日は①から登って③へ降りるコースを取る。リーダー伸吉氏によれば、2週間前の西上州の山急山よりグレードが高いとのこと。

朝、5:15、リーダーをピックアップして関越自動車道を花園ICで降りて国道140号をひた走り。6:40に西武秩父駅に到着し、西武線でやってきたミサヨさんと理恵子さんを迎えた。4人で中津川を目指した。滝沢ダム西端で140号と別れ右へ、中津峡へ峡谷をさかのぼった。相原橋の道路脇の駐車場に駐車する。数台は停まれるが他に車はいなかった。トイレがあったが鍵がかかっていて使えなかった。ヘルメット、ハーネス姿になろうとした。とっ、ぎゃっ、ハーネスがな、ない!ザックに最後に詰めなおしたときにこぼれてしまったか。新品で小型軽量化しており、存在感がいつもと違っていた。シュリンゲを使ってハーネスとした。



8:30、出発(613m)。14℃。道路を渡って相原川の左岸沿いの道に入る。谷が深く暗い上に、登山道の足場は狭く沢底まで高さがあり、暗くなってからは歩きたくない道と思った。



前方の崖上に小屋が見え、これが野鳥観察小屋だった。ざらざらと滑りやすい崖をよじ登ると、9:00、野鳥観察小屋に着いた(697m)。10.6℃。小屋と言うか、東屋でわびしい雰囲気。ここで身じまいを整える。さていよいよ、小屋脇から秩父槍ヶ岳に突き上げる直登ルートに取り付く。小屋脇の登山道入り口にはロープが張られ、「通行止」「この道は登山道ではない!遭難事故多発 ただちに引き返せ!!」との表示がおどろおどろしく、ロープに下がっていた。これをくぐって危険地帯に入る。



なんだか偉く急な斜面で、踏み跡に落ち葉が積もり、あまり明瞭ではない。真下に沢が見え、ころがりおちないように注意しながら急な斜面を登りあげて行った。



9:43、地図で現在地を確認をする。9:50、石標があった(842m)。文字は読めない。以前から歩かれている道か。肩と言われる場所?少し斜面が緩んでいるので一息入れた(857m)。陽が射してきて暖かくなった。12.4℃。分県ガイドでは秩父槍ヶ岳の展望台と書かれているが、見えた記憶がない。30年近い間に木が育って見えなくなったのかもしれない。



分県ガイドに書かれたような藪道ではない。尾根に小さな岩場が出てくる。右を巻くことが多い。10:32、気が付けば左は切れ落ちた崖だ。



10:47、尾根の真ん中に岩があった。時間の余裕もありそうなので、ロープを出して遊んでいくかということになる。リーダーがトライするが、ちょっと難しそうだし、無理するようなものでもないのでやめる。懸垂下降で下の巻き道に降りる。写真右が懸垂で下道に降りた斜面。



その後も若干、ルーファイに苦労して、巻いたり、尾根をたどったりして登っていく。尾根に出ると左側に樹間から稜線が見えた。ピークがいくつか連なる。どれがコンサイス槍ヶ岳だろうか。



12:00に大きな岩場に出た。その少し手前に右にトラバース道が見えたが、日陰で岩や木々が苔むして見えてあまりよくなさそうで、長そうだし、上に行くと苦労しそうに見えた。分県ガイドでは「木につかまりながら足と手の両方を使ってたどり着く」と書かれている。後でリーダーはこの道に気づかなかったとのこと。我らは岩場を行く。リーダー氏の出番というか、ロープを張ってくれた。結構長い岩場で、2,3ケ所でビレーをとった。私は最後に登ったが、時間が押していたので、急ぐあまり怪しげな残置ロープまで使ってしまい、リーダー氏が渋い顔をしていた。ビレーがないとちょっと危険な場所かもしれない。この岩場の通過に1時間を要した。



その後も小さな岩場を越えた。最後は、山頂に出る手前のトラバースで、落ち葉の積もった急斜面だった。ここでもリーダー氏がロープを出しくれた。私は半分くらい、確保無しで上へ登った。途中でリーダー氏が落とした磁石を拾った。さすがに最後のトラバースはおとなしく順番を待って渡った。



初冬の日差しが傾いてきたように思えた。



13:43、秩父槍ヶ岳山頂(1341m)。別名タカトンゲ(意味不明)。ミサヨさんと理恵子さんが先着していた。少し手前で山頂に人の声が聞こえていたが、そのグループは反対側を下って行ったとのことで、中津川ルートのピストンと思われた。私たちが登ってきたルートの入り口にはロープがかかり、「通行止」の札がかかっていた。木立が茂ってあまり展望はないが、大きく見えるのは和名倉山と思われた。ロープをザックにしまったリーダー氏が到着。到着したてで気の毒だったが、下山路の相川沿いの道が暗くなるとやばいように思えて、早めに降りたほうがよいと進言した。14:05、出発する。



南西に急な坂を下ってコルに降りる。その先は急なピークが二つ連なり、結構複雑。北側の山腹を巻くことになったが、崖、岩場などもあり。若干、ルーファイに時間を食った。急な落ち葉の登りを詰める。14:28、コンサイス槍ヶ岳の手前のピークには以前TVアンテナが立っており、アンテナピークと呼ばれていたそうだが、まったく痕跡がなかった。ここで中津川へ下る登山道を右(北)にわけていた。



14:43、コンサイス槍ヶ岳(1430m)。変わった名前の山名ではある。「コンサイス」とは「偽物」という意味ではなく、「簡潔」という意味。私たちの辿った東尾根ではなく、相川沿や中津川ルートを取れば、それは簡潔かもしれないが。ちなみに秩父槍ヶ岳は1341mなので、こちらのほうが110mも高い。つまり、今日、目的とした山頂よりも付録の方が高いという、ちょっと変な感じ。ここは展望が良く、和名倉山が大きく見えた。主稜線を南にたどると白泰山へ至る。リーダー氏は十文字峠から白泰山へ抜けるルートを歩きたいそうだが、それは私がかなり前に1人で八ヶ岳を登った後、川上村に泊まって歩いた道だった。栃本に近くなってひどい雷雨にあって怖かったことを覚えている。「あの頃は元気だった」と言うと、ミサヨさんが、「今も元気」とナイスフォローをしてくれた。



14:55、出発。南へ尾根を進んでから次のピークには登らず、標高1420m位で尾根を左へ、相川沢へ降りる。尾根を進んだ場合、次のピークが「野鳥の森歩道終点」らしい。そのまた先に1461mのピークがあり、本日の最高点になるらしいが、とても寄り道する余裕はない。15:11と15に「通行止め」の札がロープに下がっていたが、他にも散見された。



こんなに登ったかと思うほど、九十九折りというか、ジグザグ道を下りに下る。しかし、山急山ほどひどい下りではなく、一般登山道だけある。ロープが張られている場所もあった。リーダー氏とミサヨさん速い。




眼下に相川沢が見えてきた。



16:34、野鳥観察小屋の下を巻いて沢沿の道に入った。暗くなっていたが、見えないというほどではなく、16:52、ヘッデンを使わないで、セーフで登山口に降りた。時間的に遅いので入浴はあきらめる。大滝の湯の道の駅で一息ついて、グルメ・リーダーが探し出した秩父の山田の住宅地にある中華料理店「泰山北斗」に行って夕食にありついた。ミサヨさんと理恵子さんを秩父駅のそばのホテルに送った。お二人は明日は元気にも日和田山で岩トレをするという。渋滞もなく順調にリーダーをお送りして、22時に帰宅したのだった。

下記ログはリーダー氏が作成したものです。










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Last updated  2021.03.21 20:19:56
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