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2007年03月04日
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カテゴリ:グルメ
 ザガットサーベイというガイドブックがある。最近では、日本でも東京版と関西版が発売されたので、実際に使っている方もいらっしゃると思う。

 ヨーロッパでメジャーなミシュランのアメリカ版、だと捉えるのがわかりやすいだろう。ミシュランが覆面評価員による採点を掲載しているのに対して、ザガットでは読者からのアンケートによる回答を統計処理してその基準としている、という点が異なるが。
 なお、ザガットはレストランだけでなく、ナイトスポット・ショップといった、様々な事象に対しての評価を行っている。
 その中で興味深いのが航空会社の評価である。このブログでもいつか取り上げることがあると思う。

 このレストラン版は、「料理」「内装」「サービス」の3項目を各30点満点で採点している。もちろん私のような旨いものを食ってみたいと単純に考えるミーハー観光客にとっては「料理」の項目だけがそのチェックポイントとなるが(笑)。

 ザガットの採点によれば、満点の30点は事実上ないといってよい。実際、2006年度版の全米アメリカレストランで、たった9店のみが29点を獲得しているのが最高である。

 残念ながらニューヨークに29点の店は存在しないが、28点の店はいくつか存在している。
 その中で、今回訪れたのがこちら。

ZAGAT Front page Peter Luger Evaluation
[ザガットサーベイで「料理」評価28点。ニューヨークのステーキハウスでは断トツの評価]

 もちろん、自分の味覚とザガットの評価が一致するとは限らず、鵜呑みにするのもつまらないわけであるが、一定の評者によって高得点を獲得しているのには、それだけの「何か」があるはずで、これは行くっきゃないのである。

Advertising display Outside
[地下鉄J・Marcy Ave. から徒歩7分程度]

 ピーター・ルーガー ステーキ ハウスはマンハッタンではなくブルックリンにある。マンハッタンをメインに観光している旅行者であれは、このためだけに、時間をかけて移動するのを肝に銘じなければならない。 最寄り駅となる地下鉄の駅は、若干マイナーな路線の駅なので、しっかり予定を立てておきたい。
 今回、私は昼過ぎに行ったが、混み合う時間であれば、予約は必須である(特にディナーは)。

ZAGAT 1 ZAGAT 2
[店内には、例年の抜群のザガット評価&表彰状がズラリ]

Inside
[昼2時過ぎに行ったのだが、それでも10分程度の待ち時間。活気溢れる店内]

 苦労してブルックリンに渡って店内に通されると、こんな光景が待っている。ありきたりの表現であるが「古きよきアメリカ」を髣髴とさせる店構えである。
 なにせ、創業以来120年を迎える、超老舗である。伝統が確かに受け継がれているのを実感できる。
 店員も陽気で楽しい。ウィットな会話を英語でチャレンジしてみたい方は、ぜひ色々コミュニケーションしていただきたい。きっと相手になってくれると思う。

Menu 1 Menu 2
[オーダーのメインはシンプルに"STEAK FOR TWO"を]

 決してインターネット媒体では伝えきれないのであるが、店内は入口から香ばしいステーキソースの匂いに満ちている。これが実に食欲をそそってくれるのである。
 というわけで、席に通されるや否や、必然的に頭の中はオーダーのことで一杯となる。もちろんお目当ては、メニュー中央の「ステーキ」である。焼き加減は「ミディアムレア」を指定した。

Bread Tomato & Onion
[付け合せのパンとサイドメニューのトマト&オニオン。]

 このステーキの焼き上がりを待つ間、サイドメニューを食すことになるのだが、いきなりザガット28点の片鱗を見せつけられた。この付け合せのパンが実に美味なのである。表面にちりばめられたオニオンチップが絶妙のアクセントとなっている。硬派なパンだと表現できるだろうか。これだけでも売ってもらって持って帰りたいと思うぐらいである。
 否応にもメインへの期待が高まる。

 そして、待つこと15分…。

Steak
[キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! ]

 静止画だけでは、焼きたての香り、「ジュージュー」という肉が皿の上で踊る音、ステーキからのふく射伝熱をお届けなくてまことに恐縮である。

 これに、ピーター・ルーガー特製のステーキソースをかけていただくと…。

 まいうーーーーー!!

 なのである。どう旨いかを説明するのは次のパラグラフ以降に譲ることにして、さし当たっては、フォントサイズで私の衝撃をそこはかとなく察していただきたいと思う。
 ただ、もう一言。

 ザガット28点はダテじゃない。

 本当に、本当に素晴らしい。ニューヨークNo.1、もしかしたら全米No.1のステーキハウスではないかとも評される勢いのこの店であるが、もしかしたら本当にそうかもしれないと納得させられる一品であった。

 肉質は脂分が少なく「筋肉質」な食感が味わえる。よく言われることだが、「霜降り」が好まれる日本の肉とは異なる。これが「アメリカの味」なのだ、と肉が力一杯主張してくるのを実感である。

 もちろん、「表面はこんがり&中はジューシー」な焼き具合も抜群なのだが、それ以上にひたすら感動したのが、そのステーキソースのコクの深さである。このソースが、ピーター・ルーガーをピーター・ルーガーたるものとしている秘訣であると思う。このソースによって単なるトマト&オニオンスライスでも、立派に三ッ星クラスの一皿に様変わりするのである。

 今回は、後述する理由で断念したが、ここに立ち寄られる方は帰り際のレジ横でステーキソースをぜひお土産に買って帰っていただきたい。日本のスーパーで売っている肉でも、このソースで仕上げれば、日常と相当違ったステーキがお楽しみいただけると思う。

Doggy Bag Dessert
[食べ切れなかった分はテイクアウトして、是非ホテルで。それを横目に「別腹」分を]

 アメリカのレストラン全般に対して言えることだが、とにかくたっぷりのボリュームの料理がテーブルに運ばれる。そんなときでも、臆さずにテイクアウトしてほしい。その際、前述したステーキソースで味付けした上で袋に入れてもらうことを忘れずに(今回、これを失敗した)。

Paying by Cash
[支払いは「現金のみ」なのには注意である]

 なお、今回ステーキソースを買わなかった理由であるが、実は単純に現金が底を尽きそうだったから、という情けない理由に他ならない。
 旅行者には心強いクレジットカードであるが、このマッチョな店では通用しない。その点はお気をつけて。





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最終更新日  2007年03月11日 20時08分33秒
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