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2010.07.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 先日、香水の話から、漱石の「三四郎」を思い出しましたが、もう一度読んでみようという気になり、文庫本を購入しました。

 店員さんがきれいにカバーをかけてくれました。これなら電車の中でも読める、と、バッグの中に入れ、機会をうかがっていました。

 今日は甲状腺の専門医院、金地病院の予約の日でした。甲状腺はほとんど良くなっていますが、まだ、完治していると言えません。目まいがする一歩手前の状態なのはこのためかもしれません。まだ薬を一日おきに服用し、四〇日に一回の診察と、四か月に一回の検査を受けています。

 総武線で秋葉原へ、乗り換えて駒込へ。運良く座れましたので、バッグから文庫本を取り出し、読み始めました。今の文庫本は昔と違って文字が大きく助かります。

 漱石の文体は今読んでも通用する軽快な文体です。歯切れのよいリズム。少々古い言葉があってもさほど気になりません。これなら若い時次か次へと読んだはずだと、納得しました。

 人物描写が詳しく、着眼点が面白いところに感心しました。ストーリーに魅かれて読むのでなく、登場人物に魅かれてついつい読んでいってしまう、そんな感じの小説です。登場人物が魅力的で、立ち居振る舞いや、言葉のやり取りが面白く描かれ読者をひきつけてやみません。それに社会風刺も効いている。最初の方にちょっと登場するだけの爺さんに「一体戦争は何のためにするのかわからない」と言わせています。これが出版されたのは明治四一年、日本が日露戦争の勝利に湧いている時でした。ずっと後の方で、こういう日本を「滅びるね」と言っているそうです。

 私もこの爺さんの言葉を目にした時、アッと驚きました。世間の風潮に惑わされない、眼力を漱石は持っていたのだと思いました。

 まだ最初の方を読んだばかり、三四郎が汽車に乗り、東京へ行く途中までで、秋葉原に着き、そこで本をバッグに戻しました。

 本の中身はほとんど覚えていませんので、これからどんな登場人物が出てくるか、美禰子さんがどんな風にいつ登場するか、三四郎とどうかかわっていくか、三四郎の心情はどうなのか楽しみに読んでいこうと思います。おそらく電車の中や、病院の待ち合い室で読むことになると思います。気の長い話です。

 






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Last updated  2010.07.26 23:39:24
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