愛猫たまの災難
日曜日の夜から何だか変だなーと思っていた我が家の7人目の家族「たま」が、今日現場のチェックから帰って見ると、いよいよ調子が悪そうでした。トイレの中にうずくまって微動だにしません。これはやばいということで、奥さんと一緒にかかりつけの「永山動物病院」へ。獣医さんの触診の後、超音波で画像を見せてくれながら「これは膀胱に相当石ができてますね。この石が尿道を塞いでいるせいで膀胱がパンパン状態です。すぐに血液検査をします。」超音波診断は子どもが生まれるときに見て以来でしたが、膀胱にたくさんの石があるのがはっきりわかります。そういえば、日曜日の夜からしきりに泣いてました。きっと出したくても出ないので苦しんでたんでしょう。何て鈍感だったんだろうと反省しても後の祭りです。血液検査の結果は、相当重症でした。「膀胱に体の中の毒素が溜まる一方で排出されないから、腎臓に大きなダメージが加わっていて、腎不全を起こしています。普通の猫だったら持ってないと思いますが、この子は相当生きる力が強いようですね。」喜んでよいのやら微妙ですが、獣医さん、時間外勤務にも関わらず、「もしかしたらだめかもしれませんが、取り敢えず最善の努力をしてみます。」と力強い言葉を投げかけてくれます。「よろしくお願いします」としか言いようがありません。とにかく溜まってパンパン状態の膀胱から尿を排出しないと始まりません。カテーテルを膀胱に差し込んで、おなかを圧迫し、強制排出を試みます。すると、少しですが血尿が出てきました。その後、糸くずのようなものが顔を覗かせます。それをピンセットで引き抜くと一気に血尿がほとばしり出ます。100ccはあったでしょうか?「よかった。これで膀胱に溜まっていた尿は全て排出されました。後はダメージを受けた腎臓が機能回復するのを待ちましょう。明日尿が出るか検査しますのでもう一回来てください。」一時はもうだめかと思われた「たま」でしたが、何とか命拾いしたようです。時間外にもかかわらず、一生懸命手当てをしてくれた永山動物病院の先生他スタッフの方々に感謝です。言葉を発しない動物ですが、行動や泣き声で異常は分かります。もっと早く気が付いていれば。もっと早く治療していれば苦しまないで済んだのに…。今朝書いたブログと相通ずるものがあると大いに反省させられた一日でした。 *写真は奥さんに抱かれて診療を待つ元気のない「たま」