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カテゴリ:経営
昨日、大久保秀夫さんが主催される王道経営塾に参加しました。
沢山のキーワードをいただいたのですが、自分自身を振り返って、とても印象に残ったのが『逆境観』という言葉でした。 当社は、この2年ほど創業以来の危機を迎え、その危機を乗り越えて来ました。 全ての因は、経営者である私にあるので、その思考を持って臨んでいたのは間違いありませんが、この2年間を振り返った時に、私自身が手に入れた力がこれなのかな?と感じたのが、大久保さんがおっしゃっていた『逆境観』でした。 大久保さんがおっしゃる『逆境観』は、命に関わるような大病、会社の倒産など、切羽詰まって、土俵際まで追い込まれた状況になった時に、そのような逆境をどのようにとらえるか?という考え方で、どんな逆境観を持っているかで経営者としての方が変わるというお話でした。 普通だったら、絶望したり、人のせいにしたり、環境のせいにしたり、逃げ出したり、弱音ばかり吐いたりなどがよく聞く話です。 しかし、大久保さんのおっしゃる理想の逆境観は、逆境を「天が与えてくれた有り難い成長の機会」ととらえるというものでした。 このように考えることは決して簡単なことではないと思いますが、実際につい最近まで逆境を経験した自分自身がどんな逆境観を持っていたのかを思い返してみました。 まず逆境を楽しむという余裕はさすがに持つことは出来ませんでした。 しかし、悲観するとか絶望するという感覚はなく、起こったことは必然であり、何かしらの意味があることだと考えていました。 「全ての因は我に在り」という人生観を持ち続けながら、大久保さんがおっしゃられたことに限りなく近い思いで、「ピンチや壁は乗り越えられる人にしかやって来ない。これは神様が与えてくれた試練である」と考えていました。 さらに、「ピンチの状況を生んでしまったことは事実だが、決して私利私欲ではなく、動機は間違っていない」と感じていましたし、「人生は頭の上にカメラが回っていて、自分の映画を撮り続けている。ハッピーエンドを迎えるためには、このようなピンチがないと面白くない。これはハッピーエンドのために必要なことだ」くらいのことを考えていました。 大久保さんの教えの中に、戦国大名の山中鹿之介の言葉として、「我に七難八苦を与えたまえ」というものがあったことからすると、あながち的はずれではなかったのだと感じています。 逆境はないに越したことはないのかも知れませんが、自分を成長させるためには、必要なことなのではないかと感じています。 皆さんもぜひ一度、自分の逆境観を思い出してみる、あるいはそうぞうしてみることをオススメします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年07月06日 22時13分23秒
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