平成25年度税理士試験
久方ぶりにブログ更新をします。 いま地元の公立大学の図書館で、笹岡宏保先生(明解かつ詳細な実務書を書く税理士の先生です)の相続税の財産評価の本を読んでいて、ふと気が付いたのですが、今週の火曜日から税理士試験が始まるんですね。 思うに相続税に苦手意識を持っているのは、やはり税理士試験で相続税を選択しなかったせいではないかと思う今日この頃です(笑)。 私が合格した所得税、法人税、消費税についても、試験勉強で学んでいない事例に実務でぶつかることは少なからずあります。それでもその都度、その事例に適用される法令を想定し、適切な事実認定を行い、妥当な結論に辿り着くことができたのは、やはり受験生時代に、丹念に法令や通達を、その趣旨を考えながら、丹念に読み込んでいった下地があるからだと思います。 今から10年くらい前の受験生時代を思い返すと、受験と実務は違うとか、税理士試験は丸暗記の速記試験で無意味だとか、色々な雑音が入ってきて集中が途切れることもありましたが、9年弱の期間、独立開業税理士としてやってみて、やはり受験勉強で得た知識は非常に役立っていると実感しています。 私も可能であれば、税理士試験の相続税法の試験を受験したいくらいです(税理士なので受験は出来ませんが。笑)。本当の知識は本気になって取り組まなければ身に付きません。本気になるためには、税理士試験は良い触媒になります。 受験生の皆さんの健闘を願ってます。