486086 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マスターTURKEYの今日のカクテル(おつまみ話)

マスターTURKEYの今日のカクテル(おつまみ話)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Recent Posts

Comments

王島将春@ Re:ブログを移転しました(改訂版)(10/02) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
口先テロリスト@ Re:太田由希奈さんガンバ!!!!!!!(11/28) ありがとうございます。 人生には、運不…
seie@ Re:ブログを移転しました(改訂版)(10/02) ツイッターでフォロー頂きありがとうござ…
WILD_TURKEY@ Re[1]:ファンサイトのアンケート(04/26) きらきらー0さん 御返事が大変遅くな…
WILD_TURKEY@ Re[1]:ファンサイトのアンケート(04/26) seieさん 御返事が大変遅くなってすい…
WILD_TURKEY@ Re[1]:ブログ休止(04/21) chiaponさん 御返事が大変遅くなってす…
WILD_TURKEY@ Re[1]:ブログ休止(04/21) トモピーさん 御返事が大変遅くなって…
きらきらー0@ Re:ファンサイトのアンケート(04/26) こんばんわ。 お疲れ様です。アスペル…
WILD_TURKEY@ Re:郵便局(06/02) ttjさん <small> <a href="http://www…
ttj@ 郵便局 郵便局は本当に減ったのでしょうか? そ…

Calendar

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Favorite Blog

複数の目から見た、… New! mizumizu4329さん

HaRu-HaRuのキャピタ… A.Haruharu74610さん
キャバリア LA楽多TA… amamimeさん
気ままであわただし… chacha3701さん
時のオアシス バントムさん
今日も何かあたらし… popy5333さん
男はつらいよ・・・♪ ジャスティス666さん
今日の私†オヤツにお… 黄色い猫ちゃんさん
澤山璃奈のブログ ゚*… 璃 奈さん
♪GALZ DIARY ☆ モ… 。・*モモマロ*・。さん

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Rakuten Card

2007.10.25
XML
人を使う立場と人に使われる立場、はたしてどちらがやりたいように仕事ができるのだろうか?

一見、人を使う立場のほうが自由に仕事を仕切れるように思えるが人に使われる立場で言いたいことを言っているほうがよほど自由に仕事ができることがあるのも事実。

そして技術屋でいたければ管理職などにならないほうが良いのかもしれない。


銀座に戻って一年後、またしても店長に移動辞令、それだけでも大変なのに六本木店の代行職まで兼務していた店長の彼女が仕事を辞めるという。

全くこれだから職場恋愛って嫌いなんです、カップルごと休みを取ってカップルごといなくなってしまう。

これなら職場内でえこひいきやイチャイャされたり喧嘩されるほうがまだ可愛げもあるというもの。

とにかく代行職の掛け持ち役は自分に廻ってきて、新たな店長とコンビを組むことに、正直新店長とはギクシャクしていた。

そんなおり以前のジャズホールから応援要請がありいつの間にか週に三店を掛け持ちしていた。

いくらフリーター(東京で正社員になったことはほぼありません)だからって利用されすぎかなと思いつつもやっていたということはやはり経験に飢えてたのかな?!

とはいってもそんな状態で人を使っていくのは今まで以上にしんどく、いつの間にか自分がなりたかった技術屋から管理職に変わっていました。

その時は、人を使う立場のほうが自由に仕事を仕切れると思い込んでいたけど人事異動の度に上司に振り回されて何か大事なものを忘れていたんだと思います。

そんなことに気づくことなく二年後にはいつの間にか代行として銀座、六本木、神田、新橋、新宿のどこかの店を週3店から4店(多いときは5店)廻っていました。

理由は、出店ラッシュで人不足の中でも社員は基本的に掛け持ちは無かったしバイト店長は当時は許可されてなかったから。

もう一つの理由は自分が他のベテランバイトと違ってホールもしていた為でバーテン専任や厨房専任のベテランバイトはいましたがホールでの接客を敬遠する人がほとんどでしたから。

でも店を仕切るには、一番店内を見渡せるホール担当でいることが一番やりやすいんです。

説明はここまでとして、もうとてもバーテンダーって言える状態ではなかったでしたね。

それに毎日自由に仕事を仕切れる立場にはなれても、毎日出勤した店の状況を把握して次の日への引継ぎをするだけで精一杯でしたから。

ここまでくると皆さんの想像どうり?大学中退の身の自分でもさすがに社員の声がかかり!「TURKEY君(仮名)、形式的に入社試験、受けるだけ受けといて!」周りも自分も全く油断をしていました。

入社試験数日後、とある店で偶然社長さんと会い「TURKEY君(仮名)、また性格変えてがんばれや!」なんのこっちゃ、えっ!もしかして落っことされた?

最悪の告知、社長さんはてっきり自分が知ってるものと慰めてくれていたみたいですがショックで数日、頭が真っ白でしたね、次の日かな?エリアマネージャーから正式に通知を受けました。(もちろん平謝りで!)

バーテンダーに限らずほとんどのサービス業の人がそうでしょうが仕事の顔とプライベートの顔と二つの顔がやはりあるんです。

そして仕事の顔でお客様はもちろん会社中の人を納得させても人事担当のプロに自分の対人関係が苦手な素顔を隠すことは出来なかったんです。

現場経験もないあの人に何がわかるんだ!社員でさえしなかった仕事をしてきた俺に社長の評価ってそんなもんなん!!!通知のニアミスも手伝って社長、部長、そして人事課長と三人思いっきり恨みました。

今思うとよく許してもらったなと思える粗相もかなり意図的にしましたけど悔しい気持ちは会社中のみんながわかってくれてたんでしょうね、ありがたいことです。

そんな周りの温かい励ましもあってか恨みはあっても不思議と辞めませんでした、とにかくこの会社から吸収できるものを全て吸収して辞めようと考えていましたかね。


それからまた一年位たち、突然の店長に命ずの辞令!

アルバイトの自分がなんで?実はとある赤字店を閉店する方向で話が進んでいるでそれまでの間、面倒見てくれとのこと。

はっきり言ってその店での勤務は慣れているとはいえ知っているお店の中で一番嫌いな店でした。

しかし、めったにないチャンスだったし従業員達とも結構仲が良かったので今後の従業員達の身のふり方の面倒も含めて引き受けました。

もちろん入社試験を落とされた悔しさも含めいろんな想いを込めてギリギリまで閉店しないようにがんばる決心で望みました。

とにかく急に客数や売り上げが伸びるはずもないので販促の見直しと経費節減を徹底的にやりました。

ほとんど不眠不休でしたがそれ以上に心を鬼にしたのは常連さん達の特別リップサービスをカットしてそのお客様達を怒らせたこと、そしてそれに伴って常連さん達と仲の良い従業員達の猛反発。

でもいくら危機的状況を説明してもここはオアシスなんだから今までどうりのサービスで赤字でも残るように店長の自分が上に説得しろですからね、っていうか上を説得できない自分が一番悪いとされてましたね。

もちろん自分も利益しか頭に無くサービス業の人間としては最低の状態でした。

自分の給料も含め人件費を削れるだけ削ってましたから日に16時間位の勤務で休みも週に1~2回の半休以外は2~3ヶ月に一度2~3連休をとる位でその連休も自分の大好きな千葉の太平洋岸の町々で携帯片手に温泉での体の手入れに使っていました。

そんな状態でしたから家には寝に帰るだけで酷いときはシャワーの浴びる時間も惜しんで横になってましたし髪も伸び放題。

新聞どころかテレビでニュースさえなかなか見れない状態で恋人と当然のように分かれた後は変な話、Hビデオを見る暇があるだけマシな状態、気づいたら小渕総理が死んだのもシドニー五輪もお客様に教わる始末で・・・

そんな中でも販促の見直し効果が出始めて少しずつ新しいお客様がつき始めたことが唯一、自分をバーテンダーにちょっとだけ戻してくれた瞬間でしたかね!

その頃、みんなの願いが通じたのか店の家賃の大幅な値下げに成功し何とか首の皮一枚残った状態で閉店を回避!(店舗開発部長の努力も大きいが、今思うと今では超一等地のその地域もあの頃が一番地価が底を打ってたと思う)

しかしどちらにしても他店と比べても家賃以外は経費比率が高く利益の出難い体質を改善しなければ危ない状況には変わりなく、さらに周りに嫌われながらも心を鬼にした改革は続けました。

そんなこんなで黒字化も定着しその年度の店舗別の成績で利益部門の二つでトップをゲット、一元さんの比率の高くなる年末商戦でも売上達成率トップを取ったりとあの頃がピークでしたね。

それからは元々の常連さんが減っていき、新しいお客様の多くもありがたいお言葉を残され他の街へ転勤され四月の新年度の時期にはその地区のテナントの空きが目に見えて酷くなる始末。

自分も体を壊し入院込みで半月位休みを頂いたりして次の年度は散々の出だし、さらにエリアマネージャーが変わってこの人が派手好きお祭り好きで地味でまったり好きの自分と全く合わない。

売り上げは下がっても経費比率を下げた効果で利益率は上昇してなんとか面目は保っていたものの上司との関係悪化で店長降格は覚悟していました。

そんな中での部長直々の口頭での辞令、エリアマネージャー補佐!(ポスト的には昇進)

利益改善で黒字化できて新店長には社員をもってこれる、御苦労様、給与待遇はとりあえずは今までどおりで当分は昔の仕事をやっててくれと部長はいう、

でも周りは自分とエリアマネージャーとの仲だからろくな仕事は廻ってこないというし、自分もそれははっきりわかっていた、この辺が引き時かな?!

とりあえずその秋、利益改善率一位などの御褒美として社長や商品部長や御取引先様方と会社の上司同僚そして来年度の新入社員とで行く楽しい?英国アイルランド研修旅行・・・

しこたまお酒を試飲目的で飲み歩けてギネスマスターを得たことはラッキーだったしアイルランドー英国間のフェリーは最高だったがそれ以上に色々と気疲れするしんどい研修旅行で、帰ってからのレポートも大変だった。

研修旅行後、配属になったのは渋谷のある1店舗、降格でないとはいえ先輩店長に何でも意見することもできず・・・そこからは、エリアマネージャーと先輩店長との争いだった。

かつてこんなに周りが敵ばっかりになったことは初めてで店長時代以上にストレスが溜まっていきある日、とうとう爆発してしまう。

それは店のお客様の回転率について、先輩店長は渋谷って場所がらお客様に対して少し嫌味なことをして多少リピーターが減ったとしても回転率を上げろという。

頭にきた自分は駄目もとで犬猿関係のエリアマネージャーに相談、「TURKEY(仮名)は渋谷って場所をわかっていない、それにお前は声は小さいし、バーじゃないんだ、PUBったって所詮は居酒屋と変わらん」

「そうですか、わかりました。」(声は小さいなんて注意を受けたのはあんたが始めで最後だよ)

営業力も高く安定しているのにそんなにお客様を粗略にしなければ成り立たない店で街ならもう未練はない。

自分のした常連さん達の特別リップサービスをカットは一部のお客様に対するえこひいきを無くしただけ。

飲まない客は早く帰れとは心で想うのは仕方ないとしても嫌味な仕打ちをして追い出してそれでサービス業と言えるのか!!!

年末を境に辞めた、いや店長でなかったからこそ辞める決心も出来た。

東京って街もその時は嫌になり心ある生活や仕事を求めて地元に帰った、将来慣れ親しんだ故郷で店を出す為にも。


それから地元に戻って喫茶店で働きながら珈琲や料理を学んだり、過労で居眠りの人身事故をして引きこもりになりながら今は亡き祖母の介護をしたり、危ない父の会社の仕事を無給で手伝ったりしました。

今では父にわがままを言ってまたバーテンダーの仕事を今度はオーソドックスなショットバーで社員としてしています。(時々、父の仕事やその喫茶店の手伝いをしてます)

相変わらず店長経験者の経歴をかわれて?臨時代行としてクラブやスナックに応援に行かされたり事務業務をやらされたりと技術屋として腕が向上する機会は少ないですね。


いろんな経験を経て今想うこと

笑顔でご馳走さんって言ってもらえた瞬間と、また来たよっ感じで笑顔でリピートされた時がやりがいを感じる一番嬉しい瞬間ですね。

お客様との出会いって、所詮簡単に忘れられることなのかもしれないけど、間違いなくお客様の人生の中に自分がいるわけで・・・

願わくばこの出会いでお客様全員がちょっとでも毎日の生活に前向きになって頂けることが理想ですね。

でも基本は趣味でも遊びでもなく自分たちがまず生きる為の仕事。

店の経営状態を念頭に自分が額面の給料分の仕事を出来てるか常に客観的な謙虚な心で判断し、お客様の支払われるお金の額面にそったサービスは最低限必ずするんだと心に言い聞かせて働いてます。(完)


後書き

自分は、もちろんバーボンも好きだし、いろんなシュチーションでいろんなお酒を飲み分けていますね。

そしてWILDTURKEYより美味しいと思うお酒もありますがご飯や味噌汁のようなものですね、結局最後の一杯はこれになっていることが多いかな?!

ということで日々のちょっとした小さな、でも幸せを感じれる大切な物(時間)という意味でこのHNを色々と使っています。

お酒ってどんな安いものでもちょっとした工夫で自分を素直にしてくれる美酒に変わるものなんですよ!!!

PS・自分の働いていた店名が推測できても秘密で御願い致します、そしてもし万が一、昔の同僚の方が読まれたとすればそっとしておいてやってください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.25 17:43:03
コメント(8) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.