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テーマ:試写会で観た映画の感想(679)
カテゴリ:試写会感想録
上映前に、舞台にあったグランドピアノ、何かな? と思いつつ、司会進行役の映画評論家(名前失念)が最初に登壇、次に劇中の家族の一人、今は中一、撮影当時は小学六年生だった少年と、高尾奏之介という、1995年生まれ、ピアノコンクールで全国一位になった少年、ラストシーンで、「月の光」を演奏する役柄の少年、三名が登壇。 僅かな会話の後、高尾奏之介が、二曲ピアノ演奏。 流石、全国コンクールで一位を獲っただけの腕前、少年ながら、見事な演奏でした。 演奏終了後は15分の休憩時間の後、本編上映開始。 監督は、ホラー映画の黒沢清、彼は勿論日本人ですけど、彼の制作したこの映画に関しては、外国人が描いた日本の世界観と言うべき、香りを感じました。 それが、カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門 審査員賞を受賞した、理由の一つかも知れません。 観ていて、「これは外国人、特にヨーロッパ圏では受けるだろう」と感じたり。 日本を舞台にしていながら、何か、違和感を感じるのです。 ある平凡な家庭の崩壊を小さな笑いあり、で、その崩壊過程を淡々と見せていきます。 主人が会社をリストラされ、それがトリガーとなり、転落の一途を辿る家族。 会社を首になった事実をひた隠しにする、香川照之が演じる主人。その実態を時にシニカルに、時に笑いありで描いています。 外国人がこの映画を観たら、ある意味、現代日本の底辺を描いた一つのサンプルとして捉えられるかも知れません。 そんな印象を受けました。 海外受けはするかも知れませんが、日本ではどうでしょ? うーん、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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TBありがとうございました。
こちらからもTB返しさせてもらいました。 そう言われると、日本ではどうか?・・・とも思わなくもないけど、男の子三人の父親の僕の場合は、結構身につまされる映画でした。 (2008年09月27日 23時42分57秒)
チョモロマンさん
>TBありがとうございました。 >こちらからもTB返しさせてもらいました。 > >そう言われると、日本ではどうか?・・・とも思わなくもないけど、男の子三人の父親の僕の場合は、結構身につまされる映画でした。 ----- 父親になって、観ると、また違った感想を持たれるかもですね… ああ言う「家庭崩壊」は、妙にリアリティがあって怖いです、、、ましてや、父親なら、尚更な訳で。 後半、トンデモ方向に行ってしまっていますが、逆にそれが観客にとっては救いになりましたね。 (2008年09月28日 09時48分59秒)
ファンから見ると不謹慎かもしれないけど、映画全体が可笑しくて笑いを押し殺して映画を見ました。
監督の作風はホラーのスタンスのまま、ホームドラマを撮るので違和感があったのでは? 監督によって作品によってガラリと作風を変えられる方もいますが、黒沢監督の場合は作風を変えられない人というのがわかり面白かったです。 (2008年09月30日 11時19分31秒)
マサラ0517さん
>ファンから見ると不謹慎かもしれないけど、映画全体が可笑しくて笑いを押し殺して映画を見ました。 >監督の作風はホラーのスタンスのまま、ホームドラマを撮るので違和感があったのでは? >監督によって作品によってガラリと作風を変えられる方もいますが、黒沢監督の場合は作風を変えられない人というのがわかり面白かったです。 ----- 黒沢監督と言えば、メインはホラー系の映画ですからね、「ホラーちっくなホームドラマ」みたいな感じなんでしょう… 絵的に。 黒沢監督の作品はあまり観ていないので、マサラさんの笑い所(?)が掴めなくて、悔しいです(笑 個人的には、外国人が撮ったような日本人観視点が斬新でした。 (2008年09月30日 16時47分16秒) |
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