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テーマ:サッカーあれこれ(19851)
カテゴリ:自民党、公明党・創価学会の政治を斬る
今夏の参院選長崎選挙区の自民党公認候補として立候補の意思を固めた長崎県立国見高校サッカー部総監督の小嶺忠敏氏(国見高校サッカー部監督として全国高校選手権で6回優勝)は9日、同高サッカー部総監督を辞任するとともに、県教育委員会に同教委参与の辞職願を提出した。
なぜ小嶺氏なのか。 自民党長崎県連は、候補者を全国公募し、13人が応募。 久間防衛相(衆院長崎2区)が他薦で応募していた小嶺氏を選出したというわけだ。 支持率低迷にあえいだときには、知名度のあるタレントや著名人で、選挙を乗り越えてきた自民党。 小嶺氏も選挙に関しては利用価値ありということなのか。 小嶺氏は親しい関係者に「今の政治家は教育の現場を知らない。経験を生かすことができるなら、現場の熱を伝え、現場の生の声を届けたい」と伝えていると報道されいる。 サッカーの国見高校監督を売り物にして、国会議員になるんだったら、少なくとも、すでに破たんしているサッカーくじをやめるぐらいの政策を持ったらどうか。 もともとスポーツに文部科学省が胴元になってギャンブルを持ち込んだサッカーくじ。 小嶺氏のめざしてきた努力を積み重ねて目標に挑戦してきたサッカーが、偶然の結果に運命をゆだねて一発千金を夢見るギャンブルとは、合い入れない存在であることは明白だ。 サッカーくじが始まったのが2001年。 初年度の売り上げは、約640億円もあったが、その後年々減り続け、2005年は約150億円に。 問題なのは、不振打開の切り札として2006年9月に登場した「BIG」。 当せん金が最高3億円、繰り越し時では6億円にも。 しかも、このサッカーくじに、税金が投入され始めていると言うから、開いた口がふさがらない。 まったくスポーツ振興に何の役にも立っていないこんなサッカーくじに、もはや期待を寄せているスポーツ団体はないのではないだろうか。 しかし、小嶺氏が、自民党の公認候補となる以上、彼にサッカーくじの廃止をお願いするのは、無理難題である。 長崎県のサッカーを愛する有権者が、この点を考慮に入れて、小嶺氏の政策を見ていってもらうことを希望する。 ちなみに、この参院選長崎選挙区には、民主党県議・大久保潔重氏と、私が学生の頃北九州・小倉でお世話になったこともある渕瀬栄子さんが共産党から立候補表明している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月11日 08時32分39秒
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