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テーマ:今日のこと★☆(104571)
カテゴリ:自民党、公明党・創価学会の政治を斬る
さて、RSC社という会社があった。 株式会社「ロケットシステム」である。→これが会社のHP このRSC社というものが曲者である。 社長は、三菱重工の重役、最大株主は三菱重工。 ロケットに関しては、人材も技術も、他人任せの「ペーパーカンパニー」である。 しかも、この会社の社長や会長には、科学技術省の事務次官が天下っている。 そして、この会社は、2006年3月31日に解散している。 この会社には、2001年8月29日に打ち上げた1号機以降、707億円の税金が注ぎ込まれている。 しかし、RSC社は、ロケットを製造したり、工場から輸送したりする会社じゃなかった。 そのまま、三菱重工に発注していただけの会社なのである。 RSC社は実際に、658億円を発注しているが、国からもらった707億円との差額49億円が、わずか社員50人の「ペーパー」会社に残ったのだ。 数年間で、50人の会社が約50億円の利益を出すなんて! そしてRSC社解散後は、三菱重工が、これを引き受けたわけである。 三菱重工は、これまで、国家あげてやってきたロケット開発を、民間にできることは民間でという流れの中で、事業を堂々と完全に独り占め体制を確立する。 したがって、これまでは、一応、科学の視点から打ち上げ計画があったが、これからは三菱の利益の視点から計画がされ、国も宇宙航空研究開発機構も、民間企業の下請けとなってしまったわけである。 これが、今度の「かぐや」打ち上げ成功の影にある税金の無駄遣いの話である。 私は、宇宙開発を否定しないし、むしろワクワクしている国民の一人だ。 しかし、ムダ遣いと、独占企業のボロ儲けだけは許せない。 そんな話は、かぐや姫も泣いてしまうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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