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元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記

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2011.01.29
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カテゴリ:世界のニュース
エジプト情勢が、いよいよ緊迫の度を増してきた。

エジプト全土で大規模なデモが続き、治安部隊との衝突で死傷者の数も増え続けている。既に、後継候補と言われていたムバラク大統領の次男は亡命したとの噂も流れており、ムバラク追放というところまで行かなければ事態は収拾しないのではないかという見方が強いようだ。

ちなみに、現在、エジプトには英国人観光客が3万人程度いるらしく、BAが帰国のためのチャーター便を出すなどしている。そもそも、ピラミッドなどの観光の目玉となる施設は、立ち入り禁止になっている。

この問題についての見解を述べるのは物凄く難しい。ムバラク政権は、独裁政権ではあるが、穏健な親米政権でこれまでの中東問題における西側諸国のパートナーとして重要な役割を果たしてきた。革命が実現したとしても西洋的な価値観である民主化が本当にアラブ社会に馴染むのかには疑問もあり、結局は、部族間・宗派間の新たな勢力争いと、その結果として別のリーダーによる腐敗や圧政(西洋的に見ればという意味だが)の世界に落ち着くしかないかもしれない。

もしくは、国民の不満・怒りの矛先を西側社会(キリスト教社会)に向けたい勢力(イスラム原理主義)が、この機に乗じて大きな力を持ち、国境を越えて更に大きな勢力になるきっかけになる危険性もあるだろう。だから、世界は、宗教的なイデオロギーから離れた部分での普遍的価値である民主化をどうやって根付かせるための協力ができるのか、ここは本当に欧米諸国も頭を悩ませていると思う。

理論的には、本来であれば、宗教戦争から距離を置くことが出来る日本が、大きな役割を果たすことが出来得る場面でもあるはずだが、残念ながら、無理だろう。

とにかく、ムバラク政権という抑えが効かなくなると、中東情勢は流動化し世界は一挙に不安定さを増すであろう。これは必要なプロセスなのだとは思うが、どう転がっていくかは分からない。気になって気になって、ずっとBBCのニュースチャネルを見たり、アルジャジーラのウェブサイトをチェックしたり、ツイッターのエジプト情勢関連のハッシュタグを追いかけたりしている。

そう言えば、日本では、刻々と変化するエジプト情勢を知るためには、インターネットかCSTV等で見るBBCやCNN位しかないんですよね。でも日本の人達も関心はあるみたいで、アルジャジーらのライブニュースを副音声(日本語)で中継するネット番組とか、結構な視聴者数みたいですね。

私も、今回つくづく、ツイッターやインターネット番組によるニュースの速報性と多様性に感心しました。エジプト情報だけでなく、例えば、ダボス会議に参加して、状況と感想をツイートされている人もいますし、新聞やTVのニュースでは分からない内容がライブで伝わってくるので、すっかり引き込まれていました。

では、これからまた、アルジャジーラとBBCとツイッターに戻りますね。

お読み頂き有難うございます。ちょきスマイルダブルハート
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Last updated  2011.01.30 03:33:38
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