元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記
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じょーじ くるーにー
わたしのブログへようこそ ロンドン新(米)所長日記時代は、何故か、社会派ブログと認知され、海外在住者ブログのNO.1になったりしましたが、ハノイではビジネスに集中しつつ、ときどき、感じたことと書いていこうと思っています。
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昨日の続きと言えば続きで、昨日・は書かなかった入試のあり方そもそも論について書きます。 今回の大学入試ネット流出事件に関して、 ・そもそも入試問題がカンニングできるような画一的な問題であるのがいかんのだ、 ・記憶力を競うような試験がそもそも独創性のない日本人を生んでいるのだ、 果てには、 ・そもそも世の中に出て必要なのは、自分で全部やることじゃなくて、いろんなツール駆使して協働することなのではないのか、 とか、まさに、議論が百花繚乱状態である。 そして、予想通り、海外(特に米国)留学経験のある人などから、エッセイや面接に基づいた入学者選抜を行うべきだ、との声が聞こえてくる。 まずもって、多くの方に誤解があるかも知れないが、こういう面倒な選抜方式を取っているのは、一部の名門校だけである。 そして、私自身、幸いにも米国の大学院を卒業させて頂いているので、分かるのだが、エッセイの中で必ず書くべきこと・面接で聞かれることの中に、自分がこの学校に行くことによって、どのような貢献が出来るのか、という項目がある。 美しく言えば、これまでの経験(異文化・ビジネス等)とかそういうものを指すのだが、人脈とか寄付というものも当然に含まれてくる。と言うか、大学だって経営をしているわけだから、当然過ぎる事実である。もちろん、あからさまに過ぎれば、大学の評判が下がるので、そこは経営判断としての歯止めはかかる。 ちなみに、リビアのガダフィ大佐の次男は、イギリスの名門ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取っている。背景・実態は分からないが、ガダフィ開発基金なるところから2億円の寄付を受けている。 日本の大学入試は、今の試験体系であるからこそ、努力すれば、貧乏でもトップ校に入学できる可能性があるし、合格できなければ、自分自身の力不足・努力不足の結果として納得できる。 日本人は、本当に、エッセイや面接という抽象的な評価で合否を決める方式を採用し、貢献度によって合格する人もいるような方式を甘受できるのか?彼(女)はコネや賄賂で入学した、と噂したり、文句を言ったり、環境を恨んだりしないだろうか?
私は、残念ながら無理だと思う。 お読み頂き有難うございます。 以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
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