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Qちゃん7951

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2022.07.18
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カテゴリ:健康について

だんなは蓄膿症だった。(慢性副鼻腔炎とも言って、鼻の奥?に膿が常時溜まる病気)
小さい頃からだそうで、いつも鼻をぐずぐずいわせていた。 それは仕方が無いのだが、
何でも蓄膿のせいにする傾向があり、困ってくると
「蓄膿だから、集中力が無い」
「蓄膿だから、疲れやすい」などと言い出す。
10月の涼しい日にクーラーつけて昼寝したくせに
「蓄膿だから風邪を引きやすい」など無茶な言い訳をしたりする。
また、家に持って帰った仕事をサボる理由にしたり、デパートに付き合わせると自分のものなら
何時間でも見ているくせに 私の服を見だすと10分で
「(蓄膿で)頭がぼ~っとしてきた」といい、休憩する。
貴様が頭がぼ~っとしてないときがあるんか!とぼこぼこにされながらも
開き直り「いつもやなぁ(エヘヘ)」と呆ける。

これでは駄目だ。 私の小学校時代の同級生に蓄膿で阪大に行った男がいる。
なんでもかんでも蓄膿でまとめるな!と私はいきり立ち、 早速耳鼻咽喉科で検査をしてもらった。すると、

 

だんな「ハナタケが出来てるって」

 

何?鼻になにが?

鼻茸(ハナタケ)・・・・・・長期間蓄膿の人の鼻の奥にできる、クラゲのような茸のようなものらしい。

きのこぉ~~~~~!鼻にぃ?なんじゃそれは!

ほっとく人もいれば、手術する人もいるそうだ。
あほ~手術やろ手術!体にきのこやで~~~!と私は発狂したのが、
友人の父親も蓄膿の手術をしたが、どうも再発したりで思わしくないようだ。
本で調べても再発する可能性があるとか。
きのこ狩りのように、とってはでき、とってはできるのか!?

きのこやもんなぁ・・・。

確かに、体の一部になんらかの理由で膿が溜まるということは、ただ手術して
とればいいということではなさそうだ。

全く話がそれるが、中学時代の友人4人で飲んでいた時のこと、美人の友人Mが
「こないだ、畳の隅からなんかでてると思ってみてみたら、「きのこ」が生えてんねん!!!
すぐだんなに電話してんけど、「きのこはMちゃんを食べないから大丈夫、畳めくってみ?」
っていわれてん。どう思う?そんなことでけへんって言ってんけど。」と言う。

私はきのこより、そんなことで電話されただんなはどうなんの?と心配し、
「なぁ、だんなさん、仕事中やったんちゃうん?」
「そうやけど?」
「仕事中に、きのこって・・・。そんな電話、ええん?(標準語:「良いのですか?」)」

なに言うてんのよ、きのこ生えてきてんのに!当然やろ!」と友人は興奮。
いや~でも、電話までかけんでもなぁ、と同情を求め他の二人に顔を向けると、

きのこやろ?それは、私でも絶対電話するわ(・へ・)!」 と、Mを支持。
3人でうんうん頷き、その上「私はこんなことで電話した自慢」まで始まってしまった。

私でも、もしキノコルゲが家にやってきたらだんなに電話すると思うが、
(その前にドルゲキノコにされてると思うけど(-_-;))
きのこが生えてきてたら、そうやなぁ
食べられるか調べて、だんなの味噌汁にさりげに入れてみるとは思うが、電話は、う~ん。

「きのこ」は夫婦や恋人にとって重大な事項だということを知った出来事であった。
ちなみに私はきのこが大好きで、特に舞茸とエリンギとエノキが好きだ!(^^)!

話は戻って、 私は途方にくれたが、だんなの鼻のキノコのことはすっかり忘れてしまっていた。(軽い)

ところが、事件は突然やってきた。
結婚3周年でディズニーワールドに旅行に出かけた時のこと 興奮しまくりの行きの飛行機の中で、
突如だんなが苦しみだしたのだ!

 

ううぅ、顔が痛い・・・

 

顔が? ( ̄ロ ̄;)なぜ?

顔を押さえ苦しむ夫を見ながら、「キカイダーが、敵の超音波で苦しんでいる図」を思い出し、
噴出しながら心配している妻なのだった。
頬を押さえながら、本当に痛そうだ。
でも、ちょっとギャグにも見える。飴を舐めても治らなそうだ。なんせ顔やし。
「マジで?マジで?」と私は特別な処置をする気も無く、笑いをこらえながら夫を支えつづけた。
数分後なんとか痛みと私の笑いは治まった。
よく 考えてみると、蓄膿のせいで、通常気圧の変化で耳が痛くなるのに、
顔が痛くなったのでは?ということになった。
今回はおさまったが「ヒデブーッ」とかいいながら顔がぶっ飛んだらたいへんなので、
帰国後、蓄膿症治癒について深く調べることにした。

妻は、なんでも調べるのが好きだ。WEBで気になる言葉を数珠繋ぎに調べては一日中過ごしている。
料理のレシピ、旅行先、好きなプロレスラーなどなど。
で、今回は蓄膿症について、WEBや図書館で調べまくった。
東洋医学的には、気の流れが滞っているから、膿がたまるようだ。
常時このことに過敏になっているせいか、巷にあふれる看板などに意外と
「蓄膿」「ちくのう」の文字が多いことに驚かされた。
皆さんも電車に乗りながら、歩きながらこの文字を探してみて欲しい。新聞や雑誌にも結構載っている。
意外と蓄膿症の人多いのかしらん?

ある日、大きな図書館でめちゃくちゃ古い蓄膿に関する本を見つけ、
何かに導かれるように立ち読みすると、「自力で蓄膿を克服した」とある。
鼻を毎日洗い、膿を出しつづけたというのだ。 著者の詳しい洗い方は忘れたが、
ものすごく痛そうだったので、それは真似できそうに無いが、これだ!と思った。

早速、鼻を洗うよう命令(?)
チープな努力が好きな私は、ストローでやればどうかと勝手に考え、太目のストローで挑戦(させた)。

「すごい肺活量いるね、これ」

ちょっと、長いままやったらそりゃきついやろ、短く切りなさい、ストローを。あほかあんたは。
再度挑戦。
涙と鼻水まみれになりながら、非常に苦しんでいる。
しかし、ハナタケ撲滅の為だ、耐えろ!と、無責任に応援した。
(注:必ず水分が片方から入って、片方からでるよう声をだすこと。変なところに入ったら逆効果。)

ところで、妻は昔は何かと言うと薬を服用していたが、大人になるにつれ
「自然治癒力」を高めることが大切だと思うようになっていた。
一時期、鍼灸師になろうかとも考えたぐらいだ。
蓄膿は膿が溜まるのだから、膿が溜まらない様流れを良くしてやらないといけないのでは?
と考えた妻は、鼻洗いで膿を除去しつつ、気(?)の流れを良くする事につとめる ことにした。
調べているうち、小鼻にあるつぼ「迎香」や、足の人差し指の先が鼻に効くのがわかったので
早速つぼ押し棒で、旦那の足指を押しまくった。すると
「痛~~~~!」と大げさに、拷問でも受けているような声を上げる。
「しらこいね(注:「白々しいですね」)、あんた」
「ほんま、痛いねんて、やったろか?」
と言って押してもらったが、私はなんともない。
しかし、私は喉が弱いせいか、喉のつぼは確かに飛び上がりそうに痛いのだった。

効くんちゃう、コレ・・・

だんなは非常に足が臭いので、夜きちんと洗ったあと、半分喜びながら
拷問、いや治療を続けた。
「迎香」は鼻づまりに本当に効く。効果を高めるため、我流ではあるが
ペパーミントや、ティートゥリー、ユーカリなどのエッセンシャルオイルを
たらしたタオルをレンジにかけて 鼻の周辺を暖めてからモミモミ。
(選んだ理由は、ミントはスースーして、ティートゥリーやユーカリは軽い消毒効果もあるので。)
憎たらしいが、これは非常に気持ちよかったらしい。
たまには、嫌がるだんなを押さえつけ、ピップエレキバンを「迎香」に貼って
寝かせたこともある。寝るときちょっと、うっとおしいらしいが朝は鼻が通っている。
特に集中して揉んだのがこの二つだが、「鼻に効く」というつぼはどこでも押しまくった。
なんせ面白いほど痛がり、 大騒ぎするので、非常にやりがいがあったのだ(笑)。

「私って、天才ちゃう」
と、自分のやり方に酔い始めていた妻であった。

(後日談:2005.12ドラッグストアで、鼻のツボに貼る専用パッチを発見!
私って正しかったんやん!この商品はツボを磁石などで刺激するものでは
ありません。私はピップエレキバン使用・・・。)

たばこも悪影響を及ぼすので、本数を減らさせた。
そりゃそうだ。膿溜まってるのにあえて汚い空気入れるのは良くないに決まってる。
これには思わぬおまけもついてきて体臭が少なくなったし、朝の歯磨き時にオェオェ言わなくなった(^^♪
お酒は・・・ほんとはだめなんだけど、そうなると妻が寂しいので、飲ませていた(超勝手)
あと、脂っこい食事などもNG。つまりは血液サラサラ=鼻水サラサラなのでは?(勝手な予想)

次に、ドクダミの葉っぱが蓄膿症に利くという情報を入手した。
ドクダミ・・・・・・その名の通り、毒を出す効果があるらしい。アロエと並んで民間療法の最高峰とも言える。
なんでも蓄膿には生の葉をもんで何枚かをくるくる丸めて鼻の穴に入れるといいらしい。
しかし、その時は冬で生のドクダミが手に入らないのに、ドクダミの「膿を出す」効果がある成分は
生の葉の臭み成分らしく、お茶とか臭みを取去ったエキスではだめだということだ。
WEBで調べに調べたところ、ドクダミの生エキスで自らの病気を克服し、
そのエキスを販売している人にめぐり合った!
そのエキスは冷凍で、20パック4000円ほどだったがなんだか効きそうだ。(今は販売していないみたい)
早速、エキスが到着した晩、試すことにする。
夫は帰りが遅いので、食事をしながら鼻につめよう、という事になった。
ドクダミエキスを自然解凍し、脱脂綿に浸してだんなの片方の鼻に突っ込んでみた。

すると、3分もしないうちにだ~らだ~らと鼻水が出てくるではないか!
余りにも大量にでてくるので綿はすぐ飛び出してしまい、食事もできないので、食事後、再挑戦。

まさに手品の万国旗状態。

鼻水というか膿というかが滝のように流れ出てくる。すぐ脱脂綿はスッポ抜け、
いくら鼻を噛んでも追いつかず、洗面器でしばらく受け、綿が飛び出たら鼻を噛むことを繰り返した。
その度、通常の鼻水ではない明らかに膿のようなものがでてきた。(汚くてごめんなさい)
優しい妻は、がんばる夫の横で手品のときよくかかるテーマ曲をハミングし、応援した。
40分ほど鼻水芸で楽しませてもらって感想を聞くと、さっぱりしたらしい。
そりゃそうやろう。どこからあの大量のねっとりしたものが出てきたと思ってんの。あんたの鼻やで、鼻!

これはいけるのでは?と夫婦気を良くし、つぼ押し&ドクダミ&鼻洗い戦法を続けることにした。
だんなはよく耐えてストローでの鼻洗いの名手にまで成長したが、ちょっとかわいそうなので、鼻洗い機を購入。
その名は「ハナクリーンEX」。
ただの手押しポンプなのだが、温度調整できるよう温度計がついていて8500円ぐらいした。
高いけど夫の為だ。一応薬のようなものもついているが、塩湯でOK。重要なのは塩加減と温度(だんな談)。
だんなは、ハナクリーンのプロにもなった。そのうまさには妻の私も感動している。
具体的には、
1.ひざをつき、顔を洗面台に乗せる。
2.適温の塩湯をいれたハナクリーンのノズルの先を片方の鼻の穴に軽くいれ、 もう片一方の鼻の穴から
塩湯を出すために、「え゛ぇ~~~~」とうなりながら手押しポンプを押す。
3.反対の鼻の穴からだらだらと塩湯と膿がでる、というしくみだ。
「え゛ぇ~~~~」という掛け声も、だらだら塩湯と鼻水を垂れ流す姿も、 恋やロマンなどとは
すこぶる遠いところに存在するように思う。

「ストローのときよりずっとええわ」

だんなも喜んでいる。調子もいいらしい。 そうかそうか、よかったな。
私は、これが夫婦というものだ、 と自分に言い聞かせながら気持ちが折れないよう頑張った。

その後、夏になり、やさしい友人がドクダミを摘んできてくれて、生ドクダミも体験した。
その心遣いに胸打たれた私は一枚でも無駄にするものかと、毎日葉をもみもみ。
さすがに臭かったが効果はテキメン!またもや只ならぬ量の鼻水(膿?)出しに成功。ありがとう、友よ!
 ドクダミはあるときしかやらなかったが、相変わらず鼻洗いや、つぼ押し拷問を続けているうち、
「月一回風邪引いてどうすんねん!」 とだんなをしかることが少なくなったように思う。
そういえば、あの「頭がぼ~っとする」というしんどそうな演技も少なくなったかなぁ。

 

そして 、とうとう、飛行機に乗るときがやってきた。
だんなは前回の顔の痛みへの恐怖から、旅行前に薬をもらおうと耳鼻咽喉科へ。

ところで、喉の悪い私も良く世話になるのだけど、耳鼻咽喉科ってほんと容赦無いね。
いろんなもん喉や鼻に入れられて、ぐりぐりされて、みんなおえおえ言って涙ながしてるし、
ネフライザーを初めて鼻にやらされたときは、隣も同じく鼻にネフライザーつっこんだ親父で、
「こやつと同じ格好なのか!」とその醜さに女として死を選びかけたし、
(注:そんなに鼻の穴に深く突っ込まなくても良いのだが)
いつも混んでるし、行くたびに、悲し~くなってしまう。
でも喉の奥にうらうら~っと消毒の薬をつけられるのは、大好きで(すぐ風邪が治るから)、
友人たちに「変態!」と言われているのは私です、はい。

で、夫はましになってたら嬉しいな~くらいの気持ちでいつものように、
ずぼずぼいろんなもんやカメラを入れてもらい、キノコ探しされていた・・・。すると、なんと!

ハナタケは消滅し、蓄膿も完治!!!

え~~~あれだけで?という気もしたが、確かに出てきた鼻水と膿の量は尋常ではなかったし、
風邪も全くひかなくなった上に、疲れやすいのも、集中力がないのも改善されている・・・。
すばらしき民間療法ではないか!
それから夫婦で蓄膿と聞くと「ドクダミをつめろ!鼻を洗え!」と布教している。
(当初、このホームページのタイトルを「自力で蓄膿を治す」にしようと思っていたくらいである。
家庭で蓄膿は治ります!と言い切りたい。もとから断たなきゃだめ!)
巷ではヨガばやりだが、インドでは鼻を洗うヨガもあるそうな。免疫が強くなるんだと。
鼻を洗う小さなジョウロのようなものが近所でも見かけるようになった。
森光子も毎日スクワットと鼻洗いが健康の秘訣と言っている。
なんて安上がりで、効果的な健康法!花粉や風邪の時期にはぜひ試していただきたい。
ちなみに、あんなに痛がっていた「鼻に効く足のつぼ」を押しても、全く痛がらなくなった。
妻としてはおもしろくないが、いや、嬉しいが、え~っと、とにかく治ったらしい。

てなわけで、だんなのことというより、蓄膿治癒をヒューチャリングしてしまったが、
本当に訴えたいのは、夫の為に献身的に看病し、
病気を克服させた妻の素晴らしさというところだろうか。
本人も姑もこの件については非常に感謝してくれている。愛だろ、愛。

後日、私は風邪気味だった
「鼻を洗ったら?」とだんなが勧めてきた。
あまりの醜さに躊躇していた私だったが、えらそうに人に勧めながら
自分でやらないのもと思い、果敢にアタックした。
隣で真剣にレクチャーするだんなを横目に「え゛ぇ~~~~」と叫ぶ私。
「女終わった~」と鼻水と涙でぐちゅぐちゅになりながら悶えたが、
風邪はどこかへいってしまった。(すごい!)

健康の為には、ちょっとはかっこ悪くてもしかたない、ということに落ち着いたが、
恋人のときは考えられない光景だった(とほほ)






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Last updated  2022.07.18 13:28:38
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