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カテゴリ:日中関係
「やっと切符が取れて疎開先の長野に着いたら、そこで日本は負けたんだよ、戦争は終わったんだよと聞いたんです」
1920年生まれだというが、とても80歳を過ぎているようには見えなかった。戦後しばらくこの話は笑い話のようで人には話さなかった。でも今は語らねばならないと思う、という。 このページを見てくれている大学の大先輩に招待券を頂いて、「日本の戦争」シリーズという映画の上映会に行ってきた。 東映が制作した5本もの。 (1)日韓併合への道(30分) (2)朝鮮半島 植民地支配の実態(28分) (3)太平洋戦争への道 中国大陸侵略(30分) (4)太平洋戦争と東南アジア(29分) (5)太平洋戦争と沖縄(35分) 「今はヨン様ブームの韓国ですが、10年前に撮影に行ったときには、どこに行ってもずうっと監視役がいて、最後まで信頼してもらえなかったんです」 「日本人にはつらい映像がたくさんありますが、すべて真実です。目を背けずに見てください」監督のことばである。 「日本の1億人は戦争を知らない世代なんです。私のような戦争を知っている世代では最近、『これはいつか来た道』という思いが強く、不安でいっぱいなんです」とは主催者のことば。 --- アエラの最新号(8/30) 「20代の『ガチ』ナショナリズム」 8月15日に靖国を参拝にしに来た若者の声を取り上げている。 「石原都政を動かすマッチョ」 「おれ、テレビで勇ましく言ってきたけれど、やっぱり中国との関係を考えると、この局面を悪くしたら心配だよ」 石原知事は野中広務・自民党元幹事長にそう言ったという。 ---- 午前中は都庁へ、情報公開制度を利用。 ---- 夕飯:鶯谷・哲学堂 にんにくトマトラーメン(850円) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは!低次の感情や特定の政治思想による過度の呪縛を離れて、自分達が歩んできた教訓としての過去の歴史を自らの冷静な視点で見つめ直し、誇りを持って未来へつなげてゆくことが如何に難しいか。
難しいですが、それをできる人達にもっと育っていって欲しいです。内地では自己中毒・自慰行為的な言動が目立つような気がします。 ちなみに、日本は立憲君主制下における民主主義が現時点では保障されていますから、政府・外交レベルはともかく、あくまでも個人レベルにおいて私人が多様な観点を持つのは自由です。 (2004年08月25日 15時22分16秒)
OFJさん
こんにちは、ご無沙汰致しております。 「内地」というのは「中国内地」でしょうか?? この一文の意味合いがちょっと分からないのですが、その他については私も同感です。 (2004年08月25日 16時20分55秒)
問題はこういう映画を現代とどうつなげるか、だと思います。映画を1本やったら、小グループに分かれて話し合うというようなことができるといいと思います。前に平和学のワークショップでそのようなやり方をしていました。
ところで集まっていた人は何人ぐらいだったでしょうか?年齢、世代とか分かるでしょうか? (2004年08月25日 17時41分01秒)
てーげーさん
歴史を現代とつなげること、大切なポイントですね。 肩肘張らずにお気軽に出来る手はないでしょうかねー。 映画は、数百人でしょうか? きゅりあんの小ホールはかなり埋まっていたと思います。年配の方が多かったですが、スーツ姿の私よりも若そうな若者の姿も目立ちました。 (2004年08月25日 23時22分12秒)
こんにちは。Skytrainさんのリンクから来ました。
私はアメリカに住んでいますが、日本を出てからでないと、中国人、韓国人、その他東南アジア人が本当に日本人をどう思っているか解らないですよね。同じアジア人として意識しようとしても、どうしても日本人に対して最終的には冷たいと感じます。 私は日本の高校時代、文部省の教科書以外のテキストで色々学びました。受験校ではなかったからですが、本当の教育とはそういう事を学ぶところではないでしょうか。 自分達が他国からどう思われているか本当には知らない日本人が多すぎ、これからどうなるのか。。。 「日本の戦争」シリーズ、私も見てみたいです。 (2004年08月25日 23時58分49秒)
NYのゆーみんさん
はじめまして! こんにちは。 そうですねー。日本にも多文化を背景に持った人も多くいるのですが、残念な事に交流が少ない上に、無関心な人も多いようにおもいます。日本の外では、色んな国の人が周りにいるのが当たり前な環境が多くあって、それを意識せざるを得ないですよね。私も中国に住んでみてからそう思うようになりました。 (2004年08月26日 11時54分08秒) |
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