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カテゴリ:演劇、観劇
文学座では、「勉強会」と名前の付いた演目が、年に数回行われているようです。
中には無料のものもあるので、その都度足を運んでいます。 ただそれは、役者のため、演出家のため、という目的のようです。 これこそまさに観客のための勉強会だ、と思うのが、短編傑作劇フォーラム。第五回目になるこのスペシャルシアターは、制作は文学座、(株)三陽商会が主催する公演です。 時には作品の時代背景を盛り込んで、案内人と称した演出家が、作品の解説をしてくれます。 決してお仕着せではないその解説。毎回趣向が凝らされているのが、今回よくわかりました。 作・ノエル・カワードの『陽気な幽霊』は、古くから映画や舞台で上演されています。 イギリス人らしい発想による幽霊の登場する話です。 ちなみに私がイギリスで一番恐れているのは、古いヨーロッパ調のホテルに一人で泊まる時に、ゴースト(イギリスだから、幽霊というよりもこの方が)に遭遇すること。 ただでさえ明るいとは言えない部屋の照明を、一晩中つけっ放しにしておきます。 努力の甲斐あって、まだ彼らには遭遇していません・・・。 この舞台を観ると、イギリスの幽霊は明るくても油断ならない、日本のそれとは存在方法が異なるのがわかります。 ・・・幽霊について語りたかったのではありませんが、作者と作品(その問いかけるもの)について、この場を通じてより深く知ることができるのが、このフォーラムだと思います。 構成/上演台本・野田治彦 演出/案内人 ・小林勝也 (SANYO HALLにて) ☆ノエル・カワード作『陽気な幽霊』北星堂書店 ☆デヴィッド・リーン監督『陽気な幽霊』DVD ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.07.16 19:34:55
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