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戸締り役 工場長 tori
ライダー復活20シーズン目。 4シーズン目から写真の整理をかねて始めたブログで、 日記とは言いがたいペースで、勝手気ままに書いてます。 当初の主力セローからRH250、そしてジェベル250XCに変わり、 更にレイドが加わり、やがてXT600Z('87)テネレとなりました。
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Z軸の改造で最大の障害は、その操作の重さだった。 スピンドルケースという鉄の塊を上昇させるだけでなく、 重力に負けずに静止している必要もある。 そこで、ストローク全域に渡って反発力の変わらない特性を持った、 ガススプリングを取付けて、重量分を相殺してやることにした。 幸い手元に、他の機械の改造で余っていたガススプリングが、2本出番を待っていた。 これは友人の車屋さんにて、廃棄するワゴンRのリヤゲートから外したもので、 いわゆるゴミだけど、この部品は無傷のものが多く、汚れを落とせば新品と大差ない。 現物はストロークが半分、一本では反発力も全然足りなかったので、 2本の合体金具を作って抱き合わせてみた。 本体に取り付ける金具もチョイチョイと作ってポンと装着。 結果、ストロークよし、スプリングの反発力は機械の重量を少し上回ってしまって、 上昇の方が少し軽くなったけれど、特に不都合も感じなく、なかなか良い感触。 既存のハンドルは、背面内部にある台形ねじを、 最下部でギャーとクロスシャフトを介して前面で操作する構造になっている。 動作の精度や機械的摩擦を考慮すると、 当然、余計なギャーやシャフトを介さずに、Z軸をモーターで直接駆動したい。 ガススプリングで操作が軽くなったとは言え、 X軸やY軸に比べたらZ軸の駆動には、かなり大きなトルクが必要と感じている。 モーター1個がお釈迦になった分の調達に際し、 モーターの大きさを再検討する為にも、X軸と同じ進め方で探ることにした。 例によってハンドルを間に合わせの仮プーリーに置き換えてみる。 X軸で使ったものと同じで減速比は1:5.2 モーターで駆動する為のフレーム作りは、 比較的に開放的な取付部の形状のお蔭で、3軸中でもっとも容易だった。 クロスメンバーは、これまで強度過剰ぎみだったので、 M6の長いボルトとパイプの簡単な構造を試みる。 X軸のモーターを移設して動かしてみると、 流石にZ軸の重さを諸に感じ、脱調することなく動作させるには、 手動操作の半分以下の速度に設定するのが精一杯。 このモーターでは、実用には苦しいことが明らかだった。 実はモーター購入時、あまりの安さから一緒に仕入れてあったモーターがある。 同じく特価品(1個 ¥480)の57mm角では最小のモーターを、 ダメを承知で実験してみようと取付けてみたところ、全長が半分の大きさながら、 一応使えるところを見せてはくれた。 しかし、当然ながら小さい分さらに速度が出せず流石に厳し過ぎる。 これで、見えてきた。 この駆動レイアウトの場合、手動操作とほぼ同じ動作速度を得るには、 X軸とY軸に使ったモータートルクの、少なくても2倍ぐらいは必要らしい。 焼損したものと同じ大きさのモーターは人気があるので既に完売。 滅多に特価品も出ないのだが、販売サイトを監視し続けていると、 同等品ではないが、これまでの2種の中間的大きさの特価品が、 リードコネクター付 1個 ¥980 で売り出された。 半信半疑、勉強がてら仕入れてみたら、これがなかなかいける。 少し速度が落ちるものの、我慢してしばらくは使えそうなレベルだった。 試しにXやYにも使ってみると、空走速度に贅沢を言わなければ、 充分ではなくとも特に問題なく使えそう。 この57mm角のものは、メーカーを問わなければ最大で長さが100mmのものまであるし、 それでもトルクが足りなければ、ワンランク上の60や86シリーズがある。 ここは大事なところでなので、ケチらず新品のモーターでも検討したい。 ボールねじ化に伴うモーター位置変更の可能性なども考慮すると、 ここは慌てず低トルクでジックリと試行錯誤すべしと考えた。 動作速度の遅さは当面我慢すればいいのだ。 何はともあれ、まがいなりにも3軸が動くようになったのである。 早速、簡単な線図のDXFファイルを作って読み込ませ、 ボールペンのスプリングの取付け位置を変えて、 コレットチャックに咥えさせて、初お絵かき始め(^^)V インク芯にサスペンション機能がついた形になったので、 スムースに紙面を流れ、にわかプロッターといったところ。 Z軸のバックラッシュは、負荷側が重く遊びにくいことで、 ソフトの補正機能の効果もさることながら、 この時点では全くと言っていいほど気にならない。 こうして3軸が共演する姿は、なんとも不思議で新鮮だ。 不思議ついでに、なぜか気持ち悪さは感じなくなっている。 慣れってやつらしいw で、ここまでくれば、もっとやってみたくなって、 余りもののアクリル板で初削り決行! ビットは、ドレメルのリューターで使っていた3mmのストレート。 エンドミルと違ってヤスリ目なので切削面の仕上がりは悪い。 イラストレーターのフォントから、アウトラインをDXFファイルで取り出し、 ホストのパソコンに移して、CNC USB コントローラー(ソフト)に読み込ませる。 自動的にGコードが生成されるので、その点は楽なソフトだ。 成り行きもあったけれど、試用版で弄ってみたメジャーなソフトMachよりも、 個人的には断然とっつきやすかった。 初彫りは、使ったビットが不適当だったので汚い仕上がり(^^! おまけに、ガムテープでの簡単な固定が甘く、 切削抵抗に負けてワークが動いたので、直線部に歪みが出てしまった。。 と、いうところでZ軸は、この形を暫定として、 ボールねじ化は、しばらく先送り。 このままで、どこまで使えるCNCフライス盤ができるのか、 やってみることにした。 モーターは、差し当たり最後に試した中間的な長さのものと、 Y軸の長いモーターとの入れ替えを、何度か試みながら使う。 減速比は他の軸と同じ1:3 Y軸と同じ手法で、ハンドルをプーリーの置換える部品を作った。 シャフトは延長していないので、ハンドルは既存品を重ねられない。 興味本位な遊び心も加わって、シンプルな片持ハンドルを製作。 ノブの遊びが振動を拾ってカラカラとうるさいので、 3軸とも隙間を適当なオーリングで軽く押さえておいた。 ダイヤルは、回しやすくするた為にOリングをはハメ込んだ。 我ながら、ほんとにソコ使うのか?という気持ちになってきたけどw 某日、いつになるかわかないボールねじ化に、ピッタリの特価品が出た。 なかなか出ない希望のサイズと値段だったので、迷わず押さえる。 椿本製 20mm×600mm 転造 C7 取外しの中古品で、 黒染めらしく見てくれはよくないが、状態から見て殆ど動いていなかったらしい。 梱包して、大事に仕舞っておくことになる。 Z軸を暫定型としながらも、作業のできる形になったので、 モーターの交換以外に分解することも無くなるはず。 最低限のCNC化が成されたことになるけれど、 運転手がまだ不慣れすぎる(^^! リミットスイッチの取り付け、モーターユニットのカバー、 コンロトールボックスの製作と配線の整理、等々やるべき工程は多い。 ここから先は、小物を実際に削りながら知るべき事を、 じっくり体感してながら進めることとなり、更に試行錯誤がつづく。
Z軸の改造で最大の障害は、その操作の重さだった。 スピンドルケースという鉄の塊を上昇させるだけでなく、 重力に負けずに静止している必要もある。 そこで、ストローク全域に渡って反発力の変わらない特性を持った、 ガススプリングを取付けて、重量分を相殺してやることにした。
幸い手元に、他の機械の改造で余っていたガススプリングが、2本出番を待っていた。 これは友人の車屋さんにて、廃棄するワゴンRのリヤゲートから外したもので、 いわゆるゴミだけど、この部品は無傷のものが多く、汚れを落とせば新品と大差ない。 現物はストロークが半分、一本では反発力も全然足りなかったので、 2本の合体金具を作って抱き合わせてみた。 本体に取り付ける金具もチョイチョイと作ってポンと装着。 結果、ストロークよし、スプリングの反発力は機械の重量を少し上回ってしまって、 上昇の方が少し軽くなったけれど、特に不都合も感じなく、なかなか良い感触。 既存のハンドルは、背面内部にある台形ねじを、 最下部でギャーとクロスシャフトを介して前面で操作する構造になっている。 動作の精度や機械的摩擦を考慮すると、 当然、余計なギャーやシャフトを介さずに、Z軸をモーターで直接駆動したい。 ガススプリングで操作が軽くなったとは言え、 X軸やY軸に比べたらZ軸の駆動には、かなり大きなトルクが必要と感じている。 モーター1個がお釈迦になった分の調達に際し、 モーターの大きさを再検討する為にも、X軸と同じ進め方で探ることにした。 例によってハンドルを間に合わせの仮プーリーに置き換えてみる。 X軸で使ったものと同じで減速比は1:5.2 モーターで駆動する為のフレーム作りは、 比較的に開放的な取付部の形状のお蔭で、3軸中でもっとも容易だった。 クロスメンバーは、これまで強度過剰ぎみだったので、 M6の長いボルトとパイプの簡単な構造を試みる。 X軸のモーターを移設して動かしてみると、 流石にZ軸の重さを諸に感じ、脱調することなく動作させるには、 手動操作の半分以下の速度に設定するのが精一杯。 このモーターでは、実用には苦しいことが明らかだった。 実はモーター購入時、あまりの安さから一緒に仕入れてあったモーターがある。 同じく特価品(1個 ¥480)の57mm角では最小のモーターを、 ダメを承知で実験してみようと取付けてみたところ、全長が半分の大きさながら、 一応使えるところを見せてはくれた。 しかし、当然ながら小さい分さらに速度が出せず流石に厳し過ぎる。 これで、見えてきた。 この駆動レイアウトの場合、手動操作とほぼ同じ動作速度を得るには、 X軸とY軸に使ったモータートルクの、少なくても2倍ぐらいは必要らしい。 焼損したものと同じ大きさのモーターは人気があるので既に完売。 滅多に特価品も出ないのだが、販売サイトを監視し続けていると、 同等品ではないが、これまでの2種の中間的大きさの特価品が、 リードコネクター付 1個 ¥980 で売り出された。 半信半疑、勉強がてら仕入れてみたら、これがなかなかいける。 少し速度が落ちるものの、我慢してしばらくは使えそうなレベルだった。 試しにXやYにも使ってみると、空走速度に贅沢を言わなければ、 充分ではなくとも特に問題なく使えそう。 この57mm角のものは、メーカーを問わなければ最大で長さが100mmのものまであるし、 それでもトルクが足りなければ、ワンランク上の60や86シリーズがある。 ここは大事なところでなので、ケチらず新品のモーターでも検討したい。 ボールねじ化に伴うモーター位置変更の可能性なども考慮すると、 ここは慌てず低トルクでジックリと試行錯誤すべしと考えた。 動作速度の遅さは当面我慢すればいいのだ。 何はともあれ、まがいなりにも3軸が動くようになったのである。 早速、簡単な線図のDXFファイルを作って読み込ませ、 ボールペンのスプリングの取付け位置を変えて、 コレットチャックに咥えさせて、初お絵かき始め(^^)V インク芯にサスペンション機能がついた形になったので、 スムースに紙面を流れ、にわかプロッターといったところ。 Z軸のバックラッシュは、負荷側が重く遊びにくいことで、 ソフトの補正機能の効果もさることながら、 この時点では全くと言っていいほど気にならない。 こうして3軸が共演する姿は、なんとも不思議で新鮮だ。 不思議ついでに、なぜか気持ち悪さは感じなくなっている。 慣れってやつらしいw で、ここまでくれば、もっとやってみたくなって、 余りもののアクリル板で初削り決行! ビットは、ドレメルのリューターで使っていた3mmのストレート。 エンドミルと違ってヤスリ目なので切削面の仕上がりは悪い。 イラストレーターのフォントから、アウトラインをDXFファイルで取り出し、 ホストのパソコンに移して、CNC USB コントローラー(ソフト)に読み込ませる。 自動的にGコードが生成されるので、その点は楽なソフトだ。 成り行きもあったけれど、試用版で弄ってみたメジャーなソフトMachよりも、 個人的には断然とっつきやすかった。 初彫りは、使ったビットが不適当だったので汚い仕上がり(^^! おまけに、ガムテープでの簡単な固定が甘く、 切削抵抗に負けてワークが動いたので、直線部に歪みが出てしまった。。 と、いうところでZ軸は、この形を暫定として、 ボールねじ化は、しばらく先送り。 このままで、どこまで使えるCNCフライス盤ができるのか、 やってみることにした。 モーターは、差し当たり最後に試した中間的な長さのものと、 Y軸の長いモーターとの入れ替えを、何度か試みながら使う。 減速比は他の軸と同じ1:3 Y軸と同じ手法で、ハンドルをプーリーの置換える部品を作った。 シャフトは延長していないので、ハンドルは既存品を重ねられない。 興味本位な遊び心も加わって、シンプルな片持ハンドルを製作。 ノブの遊びが振動を拾ってカラカラとうるさいので、 3軸とも隙間を適当なオーリングで軽く押さえておいた。 ダイヤルは、回しやすくするた為にOリングをはハメ込んだ。 我ながら、ほんとにソコ使うのか?という気持ちになってきたけどw 某日、いつになるかわかないボールねじ化に、ピッタリの特価品が出た。 なかなか出ない希望のサイズと値段だったので、迷わず押さえる。 椿本製 20mm×600mm 転造 C7 取外しの中古品で、 黒染めらしく見てくれはよくないが、状態から見て殆ど動いていなかったらしい。 梱包して、大事に仕舞っておくことになる。 Z軸を暫定型としながらも、作業のできる形になったので、 モーターの交換以外に分解することも無くなるはず。 最低限のCNC化が成されたことになるけれど、 運転手がまだ不慣れすぎる(^^! リミットスイッチの取り付け、モーターユニットのカバー、 コンロトールボックスの製作と配線の整理、等々やるべき工程は多い。 ここから先は、小物を実際に削りながら知るべき事を、 じっくり体感してながら進めることとなり、更に試行錯誤がつづく。
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