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カツラの葉っぱ 大好き!

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2004.04.02
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カテゴリ:歴史
戦略爆撃を調べて思うことは、米軍の合理性と欺瞞は基調を変えずに日米開戦からベトナム空爆、イラク侵攻まで繋がっているなーという事です。
軍事技術に進歩はみられるが、現在ペンタゴンを率いる政権中枢の思想は変わっていないのではないだろうか?
少なくとも、他民族蔑視という冷酷さは連綿として続いているようです。

そのへんの事実を<姫路城不死鳥伝説>より引用します。
********************************************************************
☆アメリカが戦争を遂行していく上での基本理念は、『アメリカ軍将兵の命は何を差し置いても最優先されなければならない』であった。これは、広島、長崎に原爆を投下した理由としても唱えられた。『もし、原爆投下がなければ、戦争は長引き、アメリカによる日本本土上陸作戦が決行され日米双方に多大な犠牲者が出たに違いない。原爆は広島、長崎市民の命を奪ったが、結果的にはそれよりも多くのアメリカだけではなく日本人の命をも救ったのだ』。
 多くの人命を救うためには少数の犠牲者は厭わないというアメリカの言い分は詭弁と言えよう。たとえたった一人でもアメリカの将兵を助けるられる可能性があり、それを実現することが出来る手段を持っているのなら、その手段は行使されなければならないと考えたアメリカの基本理念に則れば、ローマ爆撃は危険を冒してでも実行する価値がある作戦であった。すべて覚悟の上でアメリカ陸軍航空軍によるローマ爆撃は決行されことになった。

☆1941年12月8日、日本軍の真珠湾攻撃を契機にアメリカは連合国の一員として参戦することを決定した。これに伴い、B29の発注機数はさらに250機と、1機のXB29が追加された。
 B29の最大の特徴は、高度30,000フィートを飛行中でも機内の気圧を一定に保つための与圧装置が働き、酸素マスクが不要であったことである。試作機は一応完成したとはいえ、実戦に投入されるまでには幾多の困難を乗り越えなければならなかった。
 アメリカ陸軍航空軍が最初のB29を公式に受け取ったのは同年6月のことであった。B29の開発に費やした期間はおよそ3年、かかった費用は30億ドルという莫大なものとなった。これは原爆開発費の1.5倍にも相当する。
 もともと対ドイツ用に開発されたはずのB29は、実際ドイツに向けて飛び立つことはなかった。その代わり、日本の軍事、工業および経済組織を破壊し、日本国民の戦争継続意志を完膚無きまでに打ちのめすためにB29は日本の空を縦横無尽に飛び回った。
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1兵卒の命をも重視するという米軍の思いは映画「プライベートライアン」で良くわかるが、敵軍については情け容赦ないですねー。

欧州戦線の経験から、早くから戦略爆撃の重要さを認め、日米開戦時にはB29を開発済みであったというアメリカの産業のポテンシャルの高さに驚くが・・・・
そのアメリカに奇襲攻撃をかけた日本の無謀さにも驚きます。
カジュアリティが高くなると何でもありに豹変する米軍ですが、国際司法をも視野にいれながら戦う姿勢には、常に欺瞞が伴っているようです。
そのへんが、関東軍参謀などが率いた日本軍の単純さより より洗練?(冷酷)されているようにも思います。

こう書いてくると、右翼かと疑われるので、次は関東軍の中国空爆を調べる予定です。





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Last updated  2004.04.03 12:44:39
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