今回借りた6冊です。
だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「関西の偉人」でしょうか。偉人とは司馬遼太郎と安藤忠雄をさしています。
なお、「峠」1は前回からの延長借り出しです。(9回延長したが、遅々として進んでいます)
<市立図書館>
・漢字がつくった東アジア
・司馬遼太郎の世紀
・「峠」1
・文学界4月号
<大学図書館>
・住吉の長屋/安藤忠雄
・緑の棲み家
図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)
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【漢字がつくった東アジア】
石川九楊著、筑摩書房、2007年刊
<「BOOK」データベースより>
始皇帝が文字を統一したとき、漢字が東アジアの歴史を照らし始め、漢字文明圏が決定づけられる。やがて大陸(中国)の変動に呼応する形で、平仮名(日本)、ハングル(朝鮮)、チューノム(越南)が生まれ、それぞれの文化の枠組みが形成されてゆく。その延長上に現代を位置づけなおすとき、二十一世紀が目指すべき方向が見えてくる…。鬼才の書家が巨視的な観点から歴史をとらえなおし、国民国家を所与とする世界観を超え、読者を精神の高みへと導く知的興奮に満ちた一冊。
<読む前の大使寸評>
漢字の生い立ち、漢字文化圏に関する本には、つい手が出てしまうのです。
Amazon漢字がつくった東アジア
漢字がつくった東アジアbyドングリ
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【司馬遼太郎の世紀】
ムック、朝日出版社、1996年刊
<「BOOK」データベースより>
未刊行&傑作エッセイ・モンゴル素描 年少茫然の頃 私の小説作法 二十一世紀に生きる君たちへ・文学アルバム・特別対談 司馬文学から世界が見える・昭和の道に井戸を訪ねて―鶴見俊輔と語る・歴史小説における史実と虚構・司馬遼太郎の『日本史探訪』・名対談 島尾敏雄・桑原武夫・橋川文三・松本清張・武田泰淳・花田清輝。
<読む前の大使寸評>
前回に続いて、司馬遼太郎のムック本をかりたけど・・・
このところ中韓にいらつく大使にとって、司馬遼太郎は精神的支柱というべきか(笑)
Amazon司馬遼太郎の世紀
司馬遼太郎の中国観byドングリ
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【「峠」1】
司馬遼太郎著、文藝春秋、1972年刊
<「BOOK」データベースより>
古書につき、データ無し。
<大使寸評>
司馬遼太郎の紀行文などはよく読んだが、大作小説を読むのは、「竜馬がゆく」以来で約半世紀ぶりではないだろうか(そんな大仰な)
鳥羽伏見の戦い~北越戦争あたりに関心があるのだが、この本で描かれた臨場感がええでぇ
Amazon「峠」1
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【文学界4月号】
雑誌、文藝春秋、2013年刊
<bunshun目次より>
【追悼 安岡章太郎】 〈追悼対談〉
・ 流離する「私」の文学 坂上弘 湯川豊
【創作】
・ 少し不思議。天久聖一
・ 鼻曲げ 椎名誠
・ antediluvianisch(ノア洪水以前の) 長嶋有
・ 野蛮な暴力の精たち 中原昌也
・ 洪水 ダニエル・アラルコン 藤井光 訳
【特集】随筆を読む 〈対談〉
・彼女たちの「冒険」関川夏央 池上冬樹
<大使寸評>
「随筆を読む」特集に惹かれて借りたのだが・・・・
ネットのbunshunでは立ち読みができるんですね。知らなかった。
安岡章太郎と関川夏央の名前に惹かれて、借りたのです。
bunshun文学界4月号
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【住吉の長屋/安藤忠雄】
千葉学著、東京書籍、2008年刊
<「BOOK」データベースより>
1970年代から今日まで、常に建築界の第一線を走り続ける安藤忠雄の原点にして、戦後日本の都市型住宅の方向を決定付けた名作「住吉の長屋」。そのすべてを解き明かす。建築家安藤のデビュー作。日本現代住宅史の金字塔となった一軒を徹底分析。
<大使寸評>
安藤忠雄のデビュー作にして原点ともいえる住吉の長屋に絞って述べています。
とにかく、その狭さと、傘をさしてトイレに行く造りが衝撃的ですね(笑)
住吉の長屋の写真、図面が住吉の長屋(東邸)/安藤忠雄に見られます。
この長屋の発展形ともいえる4×4の家 1,2/安藤忠雄も、ええでぇ♪
Amazon住吉の長屋/安藤忠雄
安藤さんの都市ゲリラ住居byドングリ
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【緑の棲み家】
司馬遼太郎著、文藝春秋、1972年刊
<「MARC」データベースより>
自然と融けあう住まいを追求してきた建築家・石井修。時を重ねるごとにますます自然と同化する家々の様子を写真に収め、詳細な植栽図面を付し、「緑の建築家」の設計の術をあますところなく伝える。
<大使寸評>
傾斜地に自然と融けあう住まいを建てた石井修さんには、やや自画自賛の観があるが・・・
こういう家を建てたいし、住みたいではないか♪、悔しいけど。
自宅の中庭にヤマボウシを植えている石井さんであるが、石井さんの選ぶ樹がええでぇ♪
また、目神山町の自宅の周りに、自然志向の街をつくったような石井さんがええでぇ♪
Amazon緑の棲み家
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とまあ・・・・
抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。
図書館大好き(目録)