昨夜(19日)のNHKスペシャル『アメリカvs中国 “未来の覇権”争いが始まった』を観たのだが、エライコッチャな内容であった。
2019.1.19アメリカvs中国 “未来の覇権”争いが始まったより
激しい対立が続くアメリカと中国の貿易摩擦。トランプ政権が、制裁関税を次々とかけてきた背景には、「中国がハイテク技術の覇権を握ろうとしている」という危機感があった。
習近平国家主席のもと「中国製造2025」を掲げ、ハイテク分野での世界一を目指す中国。いま、国を挙げて取り組んでいるのが、AIなどの先端技術を駆使する「自動運転」や、インターネットに続く革命的な技術「ブロックチェーン」だ。
開発の最前線では、アメリカのIT企業などで技術を学んで帰国した「海亀」と呼ばれる若者たちが急増し、成長を支えている実態があった。対するアメリカは、中国からの投資やM&Aを規制する動きをみせ、水面下で激しい攻防が繰り広げられている。
大国間の攻防の狭間で、日本はどう生き残りをかけるのか?世界の行方を左右する米中の攻防、その最前線を追う。
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この番組を観ながら気になるところをメモしたのです。
・アリババの国際送金サービスが銀行が未整備の低開発国の銀行チェーンを破壊する。
現に中国に来ているフィリピン人家政婦がスマホを使って本国に送金している。
つまり中国によるネット通販、国際送金によって現状のドル経済にとって変わろうとしている。
・イワン・ブレマー氏は、技術をめぐる米中間の新冷戦によってグローバル経済が終わるとまで言う。米国の同盟国ニッポンは難しい判断に迫られている。
・産油国カザフスタンは原油のドル取引に不満をもっている。
・アメリカの若き起業ベンチャーたちは、資金援助してくれるなら中国で起業することに抵抗感がないと言っているが、気になるところであった。