カテゴリ:ライフプランニング
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(2) Aさんは,60歳から85歳までの25年間,元金を一定利率で運用することに より,年間150万円ずつ年金を受け取りたいと考えている。この場合にお いて,60歳の時点で必要とされる元金額は,年金現価係数により算出する ことができる。 解説者:中野 克彦 (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士) (2) 正解:○ 【6つの係数(年金原価係数)】 一定の金額を毎年受け取るために、今必要な原資(元金)を求めるときに使う係数が「年金原価係数」です。 【過去の出題】 2006年9月3級学科試験 (3) 「資本回収係数」 「係数」には次の6種類があります。 1.終価係数 2.原価係数 3.年金終価係数 4.減債基金係数 5.年金原価係数 6.資本回収係数 今回、出題されたのは5番目の「年金原価係数」です。各係数は、運用利率、運用年数からなる係数表があり、それを利用し計算していきます。 年金原価係数を図式化すると次のようになります。 ┌─────────────────┐ ↓ 一定利率で運用 │ ┌─────┐ │ │ │ │年金原価係数 │ │ │ を利用 │いくら │ │ │ 必要?│ │ │ ├─┬─┬─┬─────┬─┬─┐ 毎年 │ │ │ │ │ │ ・・・ │ │ │←150万円 ━━┷━━┿━━┿━┷━┷━┷━━━━━┷━┷━┿━━━ │ 60歳 25年 85歳 │ │←─────────────→│ ↓ 「150万円 × 年金原価係数」で計算 本問とは逆に、現在の金額を一定の年数で取り崩した場合の金額を計算するために用いる係数が「資本回収係数」です。「年金原価係数」とペアで理解しておくことがポイントです。 ────── COPYRIGHT (C) 2007 Katasuhiko Nakano All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.07 22:21:02
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