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カテゴリ:北ヨーロッパ
ノールカップにある立派なガラス張りの建物、ノールカップホールは、深夜1時に閉まります。閉まると、当然、外に放り出されます。
天気がよければそれもアリかと思いますが、この荒天では死にます。 早々にバスに乗って引き返さなければなりません。 ここからは、フィンランドのロヴァニエミまで行くバスに乗りました。 ノールカップ1時発、ロヴァニエミ17時30分着。長~~ ノルウェーとフィンランドの間には1時間の時差があるので、所要時間は15時間半です。 バスの乗客は最初は4人ぐらいでしたが、カラショク、イナリ、イヴァロといった北国の街を経由するうちに、増えたり減ったりして、最盛期には10人ぐらいのお客さんになりました。 途中、スーパーマーケットの駐車場などで、何度か休憩があります。トイレに行ったり、パンや果物や飲み物を買ったり、ちょっとバスから出て体操してみたり。なお、トイレはバスの中にもちゃんとあります。 フィンランド北部の景色は、こんな感じ。森と湖の世界です。 ノルウェー沿岸部と比べるとダイナミックさに欠けるところがあり、15時間半のバス旅ということもあって、ほとんど寝てました おっと、トナカイが道に飛び出してきました。 寝てると、事故に遭います。 やがて、ロヴァニエミの街が近づいてくると、車窓からサンタクロース村がチラッと見えます。ロヴァニエミの中心部から北へ8キロぐらいのところにあるこのスポットは、ちょうど北極圏の境界になっており、北極圏到達証明書がもらえるとか。南から来るとありがたいスポットかもしれませんが、北から降りてきた人間には、何の魅力も… バスは予定通り、17時半にロヴァニエミに到着。 結構、街です。 大通りは車がビュンビュン走っているので、川沿いを歩くことにしました。 ボートを漕いでいるおじさんの姿が見えて、がんばってるなぁと思っていましたが、よく見るとホンダさんの力を借りていました。見たか、日本の技術! では、ロヴァニエミ最大の観光名所(?)、世界最北のマクドナルドをどうぞ。 いたって普通のマクドナルドです。 お隣には地元のバーガーチェーン「SCAN BURGER」があります。 さて、15時間半のバス旅の疲れが残っていますが、強行軍につき、このまま夜行列車でヘルシンキまでいっきに南下します。 21時10分発のヘルシンキ行きです。 寝台車両は白と赤のカラーリングで、「サンタクロースエクスプレス」の愛称がある、美しい列車です。それだけに、付属の座席車両のほうが、ひときわみすぼらしく見えます。この連結部分の悲しいこと…。私が乗るのは、残念ながら、みすぼらしいほうです。 今夜の寝床。リクライニングは中途半端なので、倒さない方がラクでした。横になれないことよりもつらいのが、真横からまっすぐに突き刺してくる太陽の光。 最初は白夜だなんてありがたがっておりましたが、やはり夜は暗くないと。こんなに明るくては、オトナの楽しみもできません 次回は最終回。ヘルシンキを紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.08 00:04:39
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