チェーザレ78話
今月号78話はすごくお勧めです!ジョヴァンニが久しぶりに登場、そしてチェーザレがピサに戻り主な登場人物がそろうのです。もうそれだけでテンションあがり、朝からウキウキしてました。ピサに戻るチェーザレ達にメディチ家のちびっこ2人ジュリオとジュリアーノも同行します。この2人年齢は13歳と14歳、今の中学生くらいでしょうか?実は私、漫画に出てくるこれくらいの年齢の男の子が大好きです(「トーマの心臓」の影響が大きい)現実では自分の子供が中学生の頃は生意気で反抗期、急に背が伸びてにきびもできたりして可愛くない年頃ですが(笑)漫画でのこの年齢の子は本当に純真でかわいいのです。だからもうメディチ家のちびっこ2人が登場するだけでうれしくなるのです。私の前世(と思うくらい性格が似ていて共感できる)ラファエーレ・リアーリオはお子様にはまったく興味なさそうですが(笑)ジュリオとジュリアーノ、2人のうちではジュリオの方が年上で勉強熱心なようです。後に教皇クレメンス7世となるジュリオはロレンツォの実の子ではなく弟ジュリアーノの子でしかも庶子でした。ロレンツォはジュリアーノを枢機卿にと考えていたので正式な結婚はしてなくて子供は庶子になったのでしょうけど、弟が暗殺された後に生まれた認められてない子を引き取り我が子と同じように育てるロレンツォは本当に弟ジュリアーノを愛し大切に思っていたのだなと感じました。ジュリオは庶子でありながら教皇にまでのぼりつめます。ルネサンスのこの時代、キリスト教の教義で庶子は認められず神の恩寵も与えられないとされていながら、意外と強烈な個性で歴史に名を残した人は庶子が多い(チェーザレ、ジュリオ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、カテリーナ・スフォルツァなど)認められない存在だからこそ必死に勉強し努力したからでしょうか。そしてチェーザレやジュリオのように聖職者の道を歩めば教義を究めるほど自分の存在は否定される、多くの葛藤があったと思います。ローマの略奪を防げず死んだ時悲しむ者は誰もいなかったとまで言われた悲劇の教皇クレメンス7世、正直今まであまり好きではなかたのですが、この78話で聖職者を目指す純真でまっすぐな瞳のジュリオにすっかりやられ、この人の生涯にもすごく興味を持つようになりました。ピサに到着してジョヴァンニとちびっこ2人が抱き合って再会を喜ぶ場面、ああ、こんなジョヴァンニが見たかったんだといううれしい登場のしかたです。メディチ家の兄弟はいとこにあたるジュリオも含めてすごく仲がよかったのではないかと。それだけに彼らの将来を考えると辛いです。そしてまたメディチ兄弟を見つめ、ジョヴァンニに声をかけるチェーザレがやさしいこんなチェーザレが見たかった!とうなずいてしまう場面でした。チェーザレがメディチ家に近づきジョヴァンニにやさしくするのはもちろん父の教皇選に有利だからという計算もあるのでしょうけど、それだけではない友情がこの2人にはあったのではないかと思いました。そしていよいよアンジェロ達との再会、アルバロは本当にバカです!余計なことをしたばかりでなく余計なことを言おうとしてこんなヤツは後でミゲルにバレてこっぴどくやられてしまえばいいのです(笑)そしてアンジェロの運命を大きく変える重大な話をチェーザレが話す、はたしてアンジェロはどう答えるか、ととても気になるところで78話は終わっていました。次回ジョヴァンニの卒業試験になるかもしれないし、まだしばらくは目が離せず毎週雑誌を買うことになりそうです。チェーザレ破壊の創造者 全巻 漫画全巻 大人買い 漫画 コミック マンガ まとめ買いチェー...価格:6,240円(税込、送料別)