カテゴリ:幸せ哲学
ファーストフード店は、マニュアル人間製造もしてますね。 「Aセットを一つ持ち帰りで、袋はいりません。」と 店員に告げても、 「Aセットお一つですね。こちらでお召し上がりでしょうか?」 と来ます。 「持ち帰ります。」 と再び言うと、今度は、丁寧に袋に詰め始めます。 袋は要らないと、言ったのに・・・・・・。
どうして、こんなことが起きるのでしょう? 私には、彼女たちが、頭が悪いようには、全然見えません。 仕事をサボっているのでもなく、一生懸命に頑張っています。
これを現代教育の弊害にすることもできるでしょうが、 私は、彼女たちのマジメさに、落とし穴があると思うのです。 彼女たちは、目の前のお客様に全神経を集中するのではなく、 自分がやるべき次の行動、次の仕事に意識が行っているのです。 自分は、こうしなければいけない、というマジメさが生んだ悲劇です。
もっと、目の前のお客さんに関心をもち、 お客とのやりとりを楽しむ余裕があったなら、 私の事情もすぐに察して、楽しい挨拶もできたはずです。
でも、人間は、仕事がいっぱいになったり、 自分のことで頭がいっぱいになったりすると 目の前のことが見えなくなります。
忙しい状況も含めて、目の前のことを楽しみたいものです。
生徒が文章題でひっかかるのも、 頭がマニュアル化になっているからということが多いですよね。 つまり、目の前の問題を楽しんでいないのです。 頭にあるのは、自分の成績なのです。
やはり、成績を意識させずに 問題そのものを楽しむ習慣をつけさせたいものですね。 特に低年齢の子ほど。 もちろん、本当は、受験生も、企業戦士もね。 その方が、よっぽど効果があるのに、 悲しいかな、ワナにはまってしまいます。
教師として、最も恐ろしいのは、子どものサインを見逃すことです。 これも、先生に心の余裕がなく、仕事に追われているときに 起こりがちです。
昨日の森の声さんの日記にありましたが、 子どもの言語ワールドへの入り口は、 「楽しさ」というのが、間違いのないキーワードです。 子どもの心を失いかけた大人の一人として、 楽しさを軸にして子どもを見る視点だけは、失わないようにしようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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