カテゴリ:幸せ哲学
この世界について、いろんな想像をしてみるのが大好きです。 昨日に続いて、ホイラーさんの言葉。 「世界とは、人がそのように「観測」するからこそ、そのような世界となっている。」
そこには月が存在するかどうかさえも問題にはならないのです。 人が何かを観測するからこそ、 世界はそのように「観測」され、決定されるのです。 そこに「世界」があるのは、人がそのように「世界」を観測しているからなのです。
この詭弁とも言える言葉を語ってるのは、 昨日も紹介しましたが、ジョン・ホイラーさんで、量子力学の権威。 テキサス大学教授です。 しかもこの考え方は科学的に実証されているのです。
さらに、ホイラーさんの言葉です。 これは、アメリカの理論物理学者リチャード・ファインマンが、 ノーベル物理学賞の受賞講演で ジョン・ホイラーが自分に電話を掛けているかのような口調で語ったことです。
「ファインマン、ぼくはすべての電子がどうして同じ電荷と質量をもっているか知っているよ!」
この宇宙に存在するすべての電子が「たった1個」の電子からなっている?! う~ん、シビレル言葉です。
この言葉は、たった一個の電子からできる量子コンピューターのことを 想起させてくれます。 たった一個の電子は、無限に広がる平行宇宙の自己に相当する電子と 並行的に演算を行い、 正しい回答を得た電子が我々の世界の電子として「認識」され、 その回答を提示する、という奇想天外のものです。 量子コンピュータの演算能力は、 現時点で最高速のスーパーコンピュータでさえ 十兆年かかるとされる130桁の因数分解を 僅か数十分でこなしてしまうとされています。
現在のスーパーコンピュータとは一線を画す 超絶的な能力を発揮する量子コンピュータは、 すでに、日本の企業はじめ、世界で実験段階に入っています。 現実に動作しているものが存在する以上、 「平行世界」の存在を否定することは出来ないんじゃないでしょうか? そして、観測行為により世界を選び取ることも、 積極的に望ましい世界を選択することさえも 極一部ではあるが実用化されつつあるようです。
この事実が社会に与えるインパクトは、 ものスゴイ!!!、スゴすぎて言葉にもならないものですが 社会のパラダイム転換は、科学的な発見から、100年は遅れるのが常識です。
昨日、ホイラーさんが言う、過去と未来の性質を書きましたが、 時間の流れは、常識に反し 「未来から現在へ、そして、過去へ」と流れているとも考えられます。
その明るい夢を実現するために、 過去の苦労や事件や病が、 その夢の実現の階段になり、 明るく美しく、美化されます。
意識の力で、過去の全ての苦労も努力も、 全て未来の夢の実現のために、存在しなければならなかったものとして 深く理解し納得できるのです。
過去のいろんなコトや、体験にとらわれて、 未来への夢を描かずに、自信喪失して できない理由だけを沢山考えて 「意識の壁」を作り 動かずして生涯を終わるのです。
時間はメビウスの環のように閉じられた体系だと考えたらどうでしょう。
そして夢こそが、未来から過去へと流れて、実るのです。 意識が未来を今に、引き寄せるのです。 未来から現在と、そして、過去へと進むことに気づくことが、 幸せな人生のポイントじゃないでしょうか?
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[幸せ哲学] カテゴリの最新記事
|
|