親父は、左半身にマヒが出ていますが、
一般病棟に移って、何とか安定しています。
人間、手がなくても、足がなくても、目が見えなくても
結構困らないものです。
(と健常な私が言うのも何ですが)
ハンデをもって、生き生きとくらしている人をみると
そう思います。
何とか、リハビリをがんばって、
前向きな姿勢で、孫たちをはじめ、みんなを元気にさせてほしいと思います。
前向きと言えば、
私が家庭教師をしている学生で
過去、不祥事を何度も起こし、成績もあまりよくなく、
就職は、もう何でもいい、
夢も目標もクソもない、
採用してくれるなら、何でもする、という子がいます。
私は彼に、何度も、口を酸っぱく言っているのですが、
君の問題は、「自分を嫌っていることだ」
自分を嫌う者を、会社が雇うはずがない。
逆に、過去、これこれ失敗してきても
自分を好きで、自分がこれで成長できたと自信をもっているなら、
人より、魅力的な人間となり、
実力のある社長さんなら、必ず採用してくれる、と。
彼は、だいたい私の言わんとしていることはわかっているのですが、
(そして、とっても、とってもやさしく良い子なのですが)
ここで、自分が自分を好きになってしまったら、
これまでの自分の生きてきた姿を全部否定してしまうことになる、
というのです。
自分が自分でなくなってしまう、というのです。
なあるほど、と思いました。
だからこそ、逆説ですが、
人間は別人に変身できるんだよなあ。
もうちょっとです。
彼が変身するまでに。