日本は科学離れが叫ばれ、
原発事故での国民の動きは、
その批判力の無さ等、
上も下も、各方面での、本当の科学的な思考力の欠如を
表してあまりあります。
これは、日本の科学教育の大失態、大敗北と認めるべきものだと思います。
でも、これは、伝統的なものなのでしょうか?
日本国民は、科学的な思考に不向きなのでしょうか?
もし、十分に素養があるとすれば、どこから、軌道を外れたのでしょうか?
そして、それを、明確にすることができれば、
これからの教育方針転換への指針になるのではないでしょうか?
そういう意味で、しばらく、科学教育史について、まとめていこうと思います。
まず、意外に思うかもしれませんが、
明治初期の科学教育への指導層の思い、
そして、明治5年の学制発布の時の、カリキュラムは、
当時の世界でも最高水準、いや、トップの思想をもっていたということです。
(つづく)