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テーマ:今夜のばんごはん(49913)
カテゴリ:主菜
これは先週末のこと。
最近料理で凝ったことをしていないので、常に何かを作り続けていたい私としては相当にストレスが溜まっていたらしく、エラく唐突に豚バラブロックを買ってきて焼き豚なんぞを作ってしまった。 とは言え、作業の殆どは圧力鍋任せですが。 (だって~、お姫の世話はあるし、家事はあるしで、長時間台所に立つなんてできないんだもん!) しかし、母乳育児中の身としては、豚バラ肉って鬼門中の鬼門。 だってあまり脂っこいものって、乳房が詰まって乳腺炎の原因にもなりやすいから。 そんな事言いつつ、あっさり目の手抜きメニュー三昧をここのところやっていたから、「あああ、何かコッテリして食べごたえのある肉メニュー作りたい~!!」という気分が爆発してしまったのだろうと勝手に解釈。 「今日だけはお休みしてしまえ・和食生活」 そう囁く悪魔に魂を売りました(笑)。 でも、ささやかな抵抗として加えたのが、隠し味の烏龍茶。 烏龍茶で煮ると、普通に水だけで煮るよりも、ややさっぱり味になるのです。 脂も落ちやすくなるしね。 ***************************************************** ■烏龍豚■ 材料 ・豚バラブロック:500g以上 ・烏龍茶のティーバッグ:1包(1リットル程度煮出しor水出しが出来るもの) ・ネギ:1~2本 ・ニンニク:4~5かけ ・砂糖:大さじ2 ・酒:カップ1 ・水:鍋に肉が半分隠れるまで ・しょうゆ:大さじ4 必要な道具 ・圧力鍋 作り方 1.豚バラかたまりに砂糖をすりこみ、圧力鍋に入れ、酒をふり入れて30分以上置いて馴染ませる。 2.ネギは4~5cm程度に、ニンニクは皮をむき、根本を落としてそのまま鍋に入れる。 3.肉が半分程度浸るまで水を加え、烏龍茶のティーバッグを入れた後、醤油を回しかけ、圧力弁を付けて煮始め、圧力がかかったら15分加圧して煮込み、そのまま自然放圧する。 4.放圧が完了したら肉をひっくり返し、30分ほど漬け込んでおく。 5.あら熱がとれたら薄切りにして盛りつける。お好みで、薄切りにしてから食べる直前まで煮汁に漬け込んでおいても良い。 おまけ ☆時間がない場合は、(4)の段階で圧力弁を外し表・裏と5分ずつ煮込んでも。すぐ食べないのであれば、肉が煮汁にひたひたになるくらいのタッパーか、ジップロックのような耐熱性のあるビニール袋に漬け込むのも手。 ☆鍋から取り出すとき、菜箸では持ちづらいので、トングや取っ手付きザルを使うか、ターナーと菜箸で挟み込むようにして持ち上げるとよいかと。 ☆切るのは必ずあら熱がとれてから。でないと崩れる事があります(アツアツで火傷もあるしね)。食べるときアツアツがいいなら、お好みの厚さに切ってから温めます。 **************************************************** 最大のコツは煮る前に砂糖&酒で肉を柔らかくしておくこと。 圧力かける段階で醤油も一緒に入れて味を付けてしまうので、その前に浸みやすくしておく必要があるのですよ。 カロリーが怖いなら、調理酒だけでもいいけど、味の浸みが確実なので、やっぱり砂糖は外せない。 お菓子と違ってまるのまま摂取するのじゃないから、まだ怖くないハズです。 尤も、浮き出た脂に関しては、対策がないわけじゃあない。 ↑写真は冷めるまで圧力鍋に漬けたものを小鍋に移したところ。 白く見える豚脂は、入れっぱなしにしておくとギトギトで食べづらいので、こうして冷えた分をスプーンですくい取っておくと少し違います。 で、すくい取った分は捨てずに炒め物する時に使う。 普通にサラダ油使うよりもコクが出ていいんですわ。 『大草原の小さな家』シリーズでよく出てくる、塩漬け豚の脂をバターの代用にするのと発想は同じ。 煮汁も、薬味と脂を漉せば、非常にコクの深い旨味醤油として使えます。肉じゃがに使ったりするともう最高! 但し、日持ちはしないのでご使用はお早めに。 こうして作った焼豚は、そのまま普通に食べてもよし、 ラーメンのトッピングにするもよし。 (前回使ったマルタイラーメン+香味チップもセットにて) 肉食人類・旦那が絶賛していたくらいには、いい出来に仕上がっております。 さすがに旦那行きつけのラーメン屋のものには劣るけど、少なくとも学校の文化祭で300円くらいで売り飛ばす自信は大アリ。 しかし我々の世代的に、ウーロンでポークだとDRAGON BALLだよな。 それも擬音がアメコミ風だった最初期の方。
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